本文へジャンプ

コンサルティング企業への転職支援 の中の 企業インタビュー の中の エグゼクティブ転職者のための企業インタビュー の中の ユニリーバ・ジャパン グループ

注目企業インタビュー ユニリーバ・ジャパン グループ 田口 美映子 氏/梅木 伴明 氏/島崎 恭未子 氏/吾郷 潤 氏

記事1

グローバル戦略と密接につながりながら、ローカルのチャレンジと向き合っていける喜び

みなさんが2010~2011年入社ということですが、転職の経緯やきっかけについて、簡単に教えてください。

photo01.jpg【吾郷】私は国内系飲料メーカーで主にマーケティングを担当していました。シングルモルトの魅力をじわじわと発信しながら売上に結びつけていくようなプロジェクトも経験し、充実していたのですが、やはり国内の飲料メーカーはどこもセールスが主役です。圧倒的な営業力をどこまで最大化できるか。それがテーマになる。私としては、もっとダイレクトなマーケティングを学びたかったこともあって、転職を決意しました。

【島崎】私はコンサルティングファームで戦略策定や経営変革案件などを扱ってきたのですが、「もっとエンドユーザー、消費者の目線を持ち、自分の手で変化を形にしたい」という気持ちが強まって、最初の転職をしました。グローバルメーカーでのリサーチの仕事です。そこでも様々な学びを得たのですが、吾郷と同じように「もっと積極的に、もっとピュアに、マーケティングの最前線に立ちたい」と考え、マーケティング力で知られるユニリーバに入社しました。

【梅木】私は、新卒でユニリーバの同業他社へ入社しました。だから、比較的今と似たような環境で仕事をしてきましたし、ユニリーバについての情報もいろいろ聞こえてきていました。けれども実際に転職を考え、ユニリーバの面接官から聞いた言葉はとても印象的でした。「今までは(前職では)、時速300kmのスポーツカーに乗って舗装道路を疾走していたと思います。でも、ここではカスタムチューンのバギーカーに乗って、でこぼこのオフロードを走る感覚で仕事をすることになります」、そう言われたんです。同じ消費財のグローバルマーケティングでも、それくらいドライヴの仕方が違う。自分に合う走り方が後者だと思うのならぜひ来て欲しいと言われ、喜んで入社したんです。

【田口】私の前職は外資系飲料メーカーですが、もともとは梅木と同じ同業他社に在籍していました。やはりカルチャーやスタイルの違いを何となくわかっているつもりでいましたが、私が面接で聞いて印象的だった言葉は「Be Yourself」でした。実際に入社してみて、今その意味を実感しています。多様性に対してとてもオープンで、本当のことを誰もが胸をはって言える空気がある。人間関係がとてもいいんです。また、ユニリーバに来るまでの私は、よく上司や同僚から「Passion for Winningが強い人だね」みたいなことを言われていたんですが、ここではそんなこと言われません。皆が私と同じだからです。

photo02.jpg【島崎】わかります。本当にフラットですよね。皆が言いたい放題(笑)、いい意味で。

【吾郷】「消費者のために」の意識がすごく高くて、そのためなら何だって言い合う会社ですよね。部門に縛られていない自由度も高いし。

【田口】Helping each other open mind。助け合いの精神がすごく高いけど、それも全部「消費者のために」ですもんね。真剣にそう考えている人しかいないから、フラットなコミュニケーションになる。本物のダイバシティが存在してる。

【島崎】私がもといた会社もフラットでしたけど、レベルが違う感じ。おかげで異業種から転職した私でも、すぐに溶け込んでいけましたよ。

【梅木】島崎は特に溶け込むの早かったと思うけどねぇ(笑)

バギーカーでオフロードを走る仕事。問われるメンタリティは「Be Yourself」

では、現在の具体的なお仕事について教えてください。

【吾郷】ユニリーバのマーケティングチームは、大きく2つに分かれているんです。Brand Development(以下BDと略)とBrand Building(以下BBと略)。ここにいる4人のうち3人はBDですが、私はBB。BBのミッションは、一言でいうと、より現場に近いポジションから、グローバルな方向性や戦略をローカルに落としていったり、逆にローカルの現状やニーズを汲み上げて製品開発やブランド戦略に活かしていくような役割をしていきます。担当ブランドについては、入社当初はレセナでしたが、今はダヴのスキンケアを担当しています。薬事や法務面の調整、CMやサンプリングなどのアプローチ、発売後のリサーチ等々、やるべきことはたくさんありますが、消費者の声をダイレクトに活かしていく仕事にやりがいを感じています。

photo03.jpg【梅木】私は主に新製品開発を担当していますが、今は吾郷と同じダヴでヘアケアの新製品に関わっています。BDもBBも最終的な目標は同じなのですが、BDの場合、果たすべき役割がBBよりもグローバル寄りになります。世界戦略を司るマネジャーと話し合いながら、新しい製品をどう日本市場に送り出していくか、あるいは日本市場で得た成果をどうグローバルに活かしていくか考える立場。

日本は「世界で最もエキサイティングな市場」として認識されていますから、グローバルでも注目度が高いんです。ヘアケアを例にすれば、日本女性の9割がコンディショナーを日常的に使っているんです。欧米など諸外国ではせいぜい4割程度ですから、まったく違う。トリートメントにいたっては毎日のように使っているばかりか、たとえば洗い流すタイプ、流さないタイプなど、使い分ける種類も多様なのが日本の消費者。複雑さのレベルが全然違う。つまり、それだけ成熟した市場というわけです。

【島崎】私はBDとしてラックスのヘアケアを担当していますが、梅木のいう通り、日本市場が持つ複雑さや、フレキシブルな対応を高度に求められる点は、大きなやりがいにつながっています。しかも、状況や課題がブランドごとに異なる点も面白いんです。ダヴのように、他国の市場で先行して成功していたブランドを扱う場合と、ラックスやモッズ・ヘアのように日本が他国よりも強みを発揮しているブランドを扱う場合では仕事の仕方も違ってきます。梅木が言ったように、日本のヘアケア市場は成熟しています。日本の消費者は期待値も高く、厳しく評価するので、この市場で勝てるだけの戦略や製品・コミュニケーション開発をすれば、その経験を世界各地の市場で活用できます。

もちろん、市場ごとに活かし方は異なります。たとえば中国ではコンディショナーやトリートメント市場がまだ発達しきっていない反面、シャンプーの品揃えは豊富なんです。髪質や欲しい効果によって様々な製品が店舗に並んでいる。じゃあ、そういう市場では何をすべきなのか。これはマーケターにとって難しい課題なんですが、同時に面白い部分ともいえるんです。

【田口】私が担当するモッズ・ヘアもラックス同様に、日本が世界をリードしているブランドです。私たちの発想や、実際に手にした成果をグローバルが注目してくれる。これはやはり嬉しいポイントです。しかも、モッズ・ヘアやラックスに限らず、他のカテゴリーやブランドを担当していても、フラットな人間関係とコミュニケーションが当たり前に定着しています。BDの場合、各国のリーダーや、全社の方向性を決定するグローバルのトップと会議をする機会も多くありますが、そういう場面でも「きみはどう考える?」と当たり前に意見を求められ、皆が真剣に耳を傾けてくれる。グローバルのトップが「後でじっくり話を聞かせてくれ」と言ってくれたりもする。重要な会議でリード役を任されることも少なくない。こうした姿勢は、ユニリーバならではの独自性であり強みだと感じています。

【梅木】そういうところが「オフロードをバギーに乗って」という部分。決められたいつもの道をいつものクルマで走る仕事とは全然違う。

photo04.jpg【田口】体操とかフィギュアスケートでいう規定演技みたいのが少ない会社ですよね。もちろん、「こういうケースではこう動く」といった規定部分、要するにスタンダリゼーションも重視しているけれど、自由演技の重要度をすごく尊重する。私たち1人ひとりが持つ多様性に期待してくれる。

【吾郷】私がいた前職などでも自由演技は許されていたものの、やっぱり大部分は規定演技。そのほうが組織としては効率が高いのかもしれないけれど、多様性を活かして新しいものを生むことは難しくなる。それに、私のような経験値の少ない者の発言にも耳を傾けてくれる姿勢と遭遇すると、今度は自分も周りの意見を尊重しようという気持ちになる。そうした良い循環がここにはありますね。

【田口】今日のこの対談でも皆が次々にベラベラしゃべってるじゃないですか(笑)。まあ、よくしゃべる人間が揃ってる、と思われてもしょうがないんですけど(笑)、実は助け合いの精神みたいのがあって、皆が皆の話の補足をしようとして、こんな風にワイワイしちゃうわけです。

【梅木】特に田口の場合がそうなんですけどね(笑)

【田口】いいのよ、「Be Yourself」の会社なんだから(笑)

【島崎】コンサルティングをしていた私が「いいなあ」と感じるのも、こういう雰囲気ですね。別に今日の対談が特別なんじゃなく(笑)、どんなミーティングでもこうなんです。コンサルタントというのは、例えばスキンケアの事業展開について「エイジングがこれから大事な市場です。ここで勝てるような○○代向けの製品を投入しましょう」と言うだけで終わってしまう場合が多い。けれども、本当に大切なのは「じゃあ、どうやって勝つの?」の部分。そこで「あなたはどうしたいの?」と必ず聞かれるのがユニリーバです。自分で考えて、自分で動ける。

プロフィール

写真:田口 美映子 氏

田口 美映子 氏
Brand Development マーケティング / リージョナル ブランド ディベロップメント マネジャー
モッズ・ヘア&スタイリング

京都大学法学部卒業後、外資系消費財メーカー入社。マーケティング本部にて 住居用製品等の新製品開発や広告開発、プロジェクトマネジメント等に従事。 その後、外資系飲料メーカーでブランドマネジャーとして活躍した後、2011年5月より現職。BDマーケティングでmod’s hairブランド及びスタイリングビジネス全般につき、戦略構築から新製品開発・広告開発に日々奔走。グローバルコミッティーのNortheast Asia マーケティング代表も担当。

写真:梅木 伴明 氏

梅木 伴明 氏
Brand Development マーケティング / アシスタント リージョナル ブランド ディベロップメント マネジャー
(新製品開発担当)

横浜国立大学経営学部卒業後、外資系消費財メーカーの調査担当として入社。主にパーソナルケア製品のターゲット分析や新しい調査プロセスなどを入社早々から導入。社会人5年目の2010年8月にユニリーバ・ジャパンに入社。既に複数のブランドの新製品開発を手がけている。

写真:島崎 恭未子 氏

島崎 恭未子 氏
Brand Development マーケティング / ブランド アシスタント
(ラックス ヘアケア担当)

京都大学文学部卒業後、大手外資系戦略コンサルティングファーム会社入社。 約5年間に渡り、消費財をはじめ多様な業界にてコンサルティング支援に従事した後、外資系化粧品会社で、製品開発に関するマーケット&プロダクトリサーチを担当。自ら製品・コミュニケーション開発に携わるべく、2010年9月、ユニリーバ・ジャパンに入社。 BDマーケティングでラックスのヘアケア製品の開発に携わっている。

写真:吾郷 潤 氏

吾郷 潤 氏
Brand Building マーケティング / アシスタント ブランド マネジャー
(ダヴ ボディウォッシュ担当)

University of Nebraska-Lincoln, School of international relations/ economics 卒業後、日系飲料会社入社。営業部門に4年間, 輸入アルコール飲料のマーケティングに3年間携わった後、2010年8月、ユニリーバ・ジャパンに入社。 BBマーケティングでホームケア・デオドラント製品のプロモーション戦略やPR等の実施を行い、2011年2月からダヴ ボディウォッシュに異動。

ページの先頭へ