まずはMURCとMUFGとの関係性について教えてください。案件の多くはグループ内企業を対象にしたものなのでしょうか?
現状、全案件の約半数はMUFG各社のお客様を対象にしたものです。つまり、三菱東京UFJ銀行を始めとする金融グループ各社のお客様企業の経営課題を、私たちが解決していく、という案件が多いのは確かです。
コンサルティング会社としての視点でいえば、安定して案件情報がいただけるという面も大きなメリットですが、何よりもMUFGとの長いつきあいを持ったお客様が多く、長期的視野に立ったコンサルティングになるケースが多い点も嬉しいですね。
もちろん、グループへの信頼を背景にする以上、大きな責任も負うわけです。しかも、単独のファームと違って、お客様の規模や業種、経営課題も多岐にわたります。MURC全体が総合力を問われると同時に、我々個々のコンサルタントにも総合力が求められてくる。それを喜びに感じ取る人であれば、他では得られない貴重な経験を手にすることが可能です。
現在のメンバーは、やはりグループ各社や、MURCの前身である3社(UFJ総合研究所、ダイヤモンドビジネスコンサルティング、東京リサーチインターナショナル)出身者で占められているのでしょうか?企業カルチャーの面で、グループ各社などの色合いが出ているのでしょうか?

たしかに私はUFJ総合研究所出身ですし、主要メンバーの多くは、いずれかの企業から来た人間ではあります。しかし、MURCも設立から3年が経過し、多様なバックボーンの人材が揃ってはいますが、「高い志」という一点で、実にまとまった集団です。
もちろん各社が持っていた良い面も残っていますよ。例えば、私のいたUFJ総合研究所には、アカデミックな問題を扱っていながら現場を非常に重視する文化がありました。「規律ある自由」というのも独自のカルチャーだったのですが、そうした現場重視の姿勢や自由度もしっかりMURCに残ってはいます。
しかし、なんといっても最初に申し上げた「志」によるつながりが強い。MURCとなってから新卒も中途も採用をしてきましたが、「志」の有無を基準にして、厳選採用をしてきたつもりです。
桑野さんからは「総合力」の重要性をお聞きしたのですが、黒田さんの革新支援室では、どのような案件を、どのように進めているのでしょうか?
現在は、室長や私も含めた3人のチーフコンサルタントをはじめ、11名のメンバーによって、特に「経営革新」をテーマとする案件を中心に活動しています。
先ほども言ったように、MURCに寄せられるニーズは多様ですから「経営革新」といっても、対象となる企業は巨大グループから中堅・中小企業までさまざま。私たちが扱う課題も、長期に渡って中期経営計画の策定に参加するものもあれば、経営顧問として関係を続けるもの、M&Aのアドバイザーのように数ヶ月後に成果を求められる短期的な案件などなど多様です。
現在は案件に対して人が追いついてない部分もあって、革新支援室では1人のコンサルタントが3~5本の案件を掛け持ちしている状況にあります。























