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最初に個人的なことについてお聞きしたいと思います。平井さんは、一旦はコンサルタントの仕事を離れて事業会社に転身したにもかかわらず、再度コンサルティングの世界に戻ってこられました。それはなぜですか? |
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そもそもコンサルティングの仕事は大好きでした。しかし、事業会社の懐の内に入って仕事をすることへの興味も心の中に募っていった結果、事業会社へ転職をしたんです。もちろん、転職先での仕事にも一定の満足感はあったのですが、転職をした結果「コンサルティングがしたい」という自分の気持ちの強さにあらためて気づかされた。それでまた戻ってきたというわけです(笑)。 |
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どうしてローランド・ベルガーを選んだんですか? |
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もちろん古巣のベインに戻ることも考えましたし、他のグローバルファームについての情報収集もしました。こだわったポイントは、「現場」や「泥臭さ」でしたから、おのずと選択肢は狭まってくる。その中でもローランド・ベルガーには、飛び抜けて高濃度な起業家精神を感じました。世界に名だたるビッグファームなのに、今なお発展途上にいるようなムードを感じた。だから「ここでやってみよう」と思ったんです。 |
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日本代表の水留浩一さんもインタビューの中で、「泥臭い」「現場がすべて」「起業家集団」がローランド・ベルガーの特徴だと、おっしゃっていました。やはり、そこが魅力だったわけですね? |
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そうです。でも、そのせいでしょうか、ローランド・ベルガーのコンサルタントには本当にいろいろな人が同居している。博物館みたいなファームですよ(笑)。
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あらためて平井さんの言葉でローランド・ベルガーを語るとしたら、ここはどんなファームなのでしょう? |
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水留も挙げていたかもしれませんが、特徴を示すポイントはもう1つあります。それは「自由度の高さ」です。言ってみれば、ファームという組織は一種のOSです。
顧客企業にインパクトを与え、最善を目指していくという目標だけを見れば、どのファームも共通しています。しかし、ファームというOSの質や方向性次第で、時には各コンサルタントの動きに制約が加わるケースもある。ところがローランド・ベルガーというOSは、他ファームでは考えられないほど自由度が高いんです。
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たしかにPCのOSには「必ずこういう手順を踏まないとアプリケーションが動かない」という制約がついてまわりますね。制約条件が多いOSもあれば、自由度の高さで支持されるOSもある。これをファームに置き換えたなら、ローランド・ベルガーは後者だと? |
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「とにかく結果を出す」。コンサルティングの仕事ではこれが第一です。「OSが定めた規格通りに動くこと」が先にありきではいけない。だからローランド・ベルガーは自由度の高いOSとして機能しようとしています。もちろん、お客様が置かれている状況や求めている方向性によって、その都度ゼロベースで考えていかなければいけないのだから、タフではある。でも、自由度が高いことで、常に本来の目的を達成するために真剣に考えることが可能ですし、様々なアプリケーションを自由に幅広く活用していけるんです。
それに、「自由度が高い」ことで、コンサルタント各自は自分なりの成長を志すことも可能です。結果さえ出せば、持てる時間を自由に使っていいわけです。私の場合は、なんとか時間を創り出して大学で講師を務めていたりもします。こういうことが当たり前のように許されている点も大きな魅力ですよ。
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そのような話を聞くと、「やっぱりローランド・ベルガーはコンサルティングが好きな人たちが集まるべくして集まっているところなんだな」と感じます。今度は採用担当の平井さんとしてお答えいただきたいのですが、ずばり、どんな人材を望んでいるのでしょう? |
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当たり前の答しか言いませんよ(笑)。地頭が良くて、自分から動く(行動を起こす)ことができて、なおかつヒトを動かすことができる人材です。
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とはいえ、事業会社から転職を志望する人と、他のコンサルティングファームから転職を志望する人とでは、違いはでてきますよね? |
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原則論で言えば、現職がどんな仕事なのか、今まで何をやってきたか、という要素で採用についての考え方を切り替えたりはしません。ただ、彼らが入社した後に踏んで行かざるを得ない道筋が違っていることは承知しています。私自身もコンサルティングファームと事業会社の両方を経験してきましたからね。
コンサルタント経験者ならば、入社後の立ち上がりは早い。別のファームにいたとしても、コンサルタントとしての基本的な動き方を知っているわけですから、これは当然のことです。ただし、立ち上がりが早かったことで安心してしまい、コンサルタントとしての力量を深めていくことに強いモチベーションを得られなければ、彼の成長はそこで止まってしまう。そういうリスクもあることを本人が察知できるかどうかが問題になります。
一方、事業会社出身者は入社早々に立ち上がりで苦労するでしょう。「なんだ、このスピードは」と驚くかもしれない(笑)。でも、そうして面食らって驚きつつも、苦労を厭わずに成長を志せば、むしろコンサルティングしか知らない人よりも、幅の広いスキルを得ることだって可能なんです。
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どんなバックボーンの持ち主だろうが、入社後は何らかの壁に突き当たる、ということですね? つまり採用で見極めているのは「どこ出身か」ではなく、「入社後の壁を乗り越えていけるかどうか」だと? |
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その通りです。 |
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では、どうやって、どういう視点で、その力を見極めているのでしょう? |
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面接で私が重視するのは「筋が通っているかどうか」です。大まかなたとえですが、例えば「ローランド・ベルガーで何をしたいか」を尋ねたとします。その答の内容以上に私が気にするのは「どうしてそれをやりたいのか」なんです。
「こういうものが自分には不足している。だから、こういう状況におかれていて、それにはこのような処方が必要だし、そう考えれば自分としてはまずこうすべきだと感じたから」というように、きちんと答えられる人。一本の筋が通った考え方を持っていて、それがしっかり表現できる人を「いいな」と思います。
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それは「ロジカル・シンキングの持ち主かどうか」という意味ですか? |
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もちろん、この仕事をしていくのに論理的な思考や表現は不可欠ですが、私が今言いましたのは、そういうスキル的な意味合いではありません。「どれだけ自分の人生を真剣に考えているかどうか」を、私は面接で知ろうとしているんですよ。 |
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「真剣味」とか「真面目さ」というような面ですか? |
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「誠実さ」と表現してもいいかもしれません。ともあれ、何事に対してもポジティブなメンタルアティチュードを強く求められるのがコンサルティングの仕事だと、私たちは考えています。
もちろんコンサルタントはスキル的にも高度なものを求められるし、アップ・オア・アウト的な厳しさがコンサルティング業界に存在するのも事実。心身ともにタフな仕事ですから、「迫り来る苦労の数々を上手によける」ことに長けた人も中には出てきます。それを効率とか成功だと考える人もいなくはない。けれども、少なくともローランド・ベルガーでは、そんな発想は通用しません。苦労から目をそらさず、ポジティブに受け止めていけるかどうか。それを見極めたいからこそ「筋が通っているかどうか」を重視するんです。 |
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そうした「誠実さ」があれば、入社後にやって来る壁も乗り越えられる、ということですね? |
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そうです。先ほど私はコンサル出身か事業会社出身かで分け隔てはしない、とお話しました。でも、きっと今事業会社にいらっしゃる読者のかたがたは「そう言われても、まったく知らない世界に入っていくわけだし、厳しい世界だとも言われている。緊張するし、不安もいっぱいある」と思うかもしれません。
実際に面接でお会いするかたの中にも「コンサルティング業界は、短期間で実績を上げていかないと追い出されてしまう」と考え、不安を払拭できないでいる人が多数います。でも、私たちはお客様の抱える問題に対して、誠実に、真剣に、真面目に向かい合うことで実績を上げてきたファームです。実績だけでなく、そうした姿勢も含めて評価をいただいているファームです。ですから不安を拭いきれないかたには、ポジティブな姿勢さえ変えずに維持できれば、必ずチャンスがやってくる場なのだと知ってほしいと思うんです。
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