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「当初は博報堂内部の一部門として活動を始めました。ブランド戦略の中心がデザインをはじめとするクリエイティブなものやメディア展開だった時代ならば、広告代理店本来の仕事の一環としてコンサルティングを提供すればよかったでしょう。しかし、実はクライアント・サイドのほうから徐々に『ブランドコンサルティングだけを切り離して提供して欲しい』といったニーズが高まっていったんです。コンサルティングを提供する我々としても、ブランドコンサルティングが経営戦略に直結する時代の到来を考えれば、従来型の広告業の付帯サービスレベルでは通
用しなくなることを予感しました」
そうして99年、社長直属の独立組織が生まれ、01年4月に分社。現在のHBCが誕生した。
「欧米型のビジネス・コンサルティングのスタイルが日本にも定着してきましたから、当社のコンサルタントやプロジェクトマネージャー、アソシエイトらがクライアントサイドのメンバーとともに問題解決していくスタイルは自然な形で受け入れられる環境にあります。経営に直結する課題に取り組む点でも、これら戦略系コンサルティングファームと共通
する点は大いにあります」
だが同時にHBCは当然のことながら博報堂グループの一員だ。
「ブランド戦略の出口部分、つまり何かしらブランド構築につながる形あるものを生み出したり、それをメディアを通
じて周知化していく上では博報堂が保有するパワーをシームレスに動かすことができる。この点がビジネス・コンサルとの大きな相違であり、広告業との交わりの部分でもあるんです」
首藤氏はこう説明した上で、HBCの独自性を示唆する。
「戦略系ファームが持つ経営のインサイトと、広告企業が持つユーザー理解のインサイトとを併せ持つ。そうしたハイブリッド性が明らかに他との違いであり、強みになっているのだと自負しています」
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