著者:杉野 幹人氏
(A.T. カーニー マネージャー/ 東京農工大学工学部特任教授)
東洋経済新報社
定価:1,600円+税
2014年10月23日発行
■ 本書の紹介
本書は、経営学の研究成果を紹介しながら、経営学はどのように「使う」ことができるのかを経営コンサル タントが示すものだ。
本書では、「経営学は役に立たない」との批判がある現状を踏まえた上で、それでも「経営学が役に立つ」理由を議論する。そして、吸収能力(absorptive capacity)、粘着する知識(sticky knowledge)、 ダイバーシティの罠、などの経営学の研究成果を紹介しながら、経営コンサルタントの視点から、経営学を「使う」ための方策を提示する。
特に、経営学を「使う」ために重要なコンセプトとして、「アンラーニング」という考え方を提示する。アンラーニングとは、「固定観念=思い込み」をリセットすることだ。経営学を使って思考をアンラーニングできると、問題解決の解決策に辿り着くための「思考持久力=考え抜く力」が高まることを、本書を通じて議論する。