パナソニック ヘルスケアホールディングス株式会社(以下「PHCHD」)は、Bayer Aktiengesellschaft (以下「Bayer AG」)とBayer AGの子会社であるBayer HealthCare傘下のバイエルダイアベティスケア(Bayer Diabetes Care)事業(以下「BDC」)の株式および資産譲渡契約を締結したと発表した。
同社は、顧客のニーズに応え、世界中の糖尿病患者向けに高品質かつ生活の質の向上を目指す製品提供の取組みを強化していくことで、糖尿病ケア分野におけるグローバルトップクラスの企業を目指すとの事。今回の契約締結により、PHCHDはBayer AG の子会社であるBayer HealthCare傘下のBDC事業を10億2,200万ユーロ(約1,380億円、1ユーロを135円として換算)で買収する。
BDCは世界中で糖尿病患者および医療従事者向けに血糖値測定システムを提供する企業。Bayer AGとして事業を展開し、現在では125カ国以上で事業を行っており、2014年の売上高は9億900万ユーロとなっている。
同社は、2014年以来、大手グローバル投資会社である KKRからの投資を受けているヘルスケア企業。傘下のパナソニックヘルスケア株式会社(以下、PHC)の診断薬事業部を通じ、糖尿病患者向け血糖値測定器・センサーの開発製造を手掛けている。
当該取引は、独占禁止法抵触の有無を含む関係当局の承認等を前提として、2015年度第4四半期中に完了する見込み。
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