キャリアインキュベーションの佐竹です。
2016年は年明けから、大型案件の買い手にPEファンドや政府系投資ファンドの名前があがり、頻繁に新聞でも取り上げられております。
業界/企業再編あるいは事業承継等、PEファンドへの期待が徐々にですが、確実に大きくなってきているように感じます。
また、弊社でもその軌跡をインタビュー記事にしておりますが、プロ経営者への一歩として、PEファンド投資先での就業経験は認知されつつあるように思います。
さて、遅くなりましたが、今回は昨年1年間のPEファンドの採用データをまとめました。
前回同様に外資系ファンド13社、日系ファンド22社のデータ(公開情報などから引用)を基に集計しております。
その結果、総就業人数は366名となり、年間では11名増となっております。内訳は、外資系が119名、日系が247名となっております。
また2015年第三四半期の採用総数(入社ベース)は、外資系で1名、日系で6名となっています。
それでは、それぞれ内容を見ていきたいと思います。
外資系PEファンドの採用
外資系の採用は、外資系投資銀行出身のアソシエイト採用が1名のみでした。
2015年(1月~12月)通算では、これで22名の採用となりました。内訳は、外資系投資銀行から6名、外資系戦略コンサルティングファームが6名、同業他社から5名、その他5名となっております。
現状、まだ採用活動中のポジションはいくつかあり、募集総数は横ばいです。
日系PEファンドの採用
日系PEファンドの採用は、3名がアソシエイト~シニアアソシエイト層で、3名がVP以上の採用でした。アソシエイト~シニアアソシエイト層は、外資系投資銀行からが1名、弁護士が1名、事業会社からが1名となっております。VP以上の採用は、同業他社が1名、外資系投資銀行からが1名、弁護士が1名でした。
2015年(1月~12月)通算では、これで34名の採用となりました。内訳は、PEファンドから7名、投資銀行から7名、FAS/監査法人から5名、外資系戦略コンサルティングファームから4名、総合系コンサルティングファームから1名、総研系コンサルティングファームから1名、銀行から1名、その他8名となっております。
現状、まだ採用活動中のポジションはいくつかあり、募集総数は横ばいです。
PEファンド各社様(採用企業)向けに、1年間の採用レポートをお渡ししております。ご希望の企業様がいらっしゃいましたらお問い合わせください。
(佐竹)
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