ポラリス・キャピタル・グループ株式会社(以下「ポラリス」)が運営するポラリス第三号投資事業有限責任組合等は、株式会社淀川変圧器(以下「淀川変圧器」)の発行済み株式の100%を2016年3月30日付で取得することについて合意したと発表した。
受変電設備の製造レンタル事業のリーディングカンパニーである淀川変圧器は、豊富な製品ラインナップと在庫数を有し、特に大規模工事向けで利用及び特別高圧ないし高圧受変電設備レンタルにおいて業界随一の実績を有している。
更に、高い技術力、提案営業力およびオーダーメイド対応力を強みとして、これまでに建設、電気工事、重電業界等のトップ企業との間で長期的な取引実績を築き上げ、堅実なキャッシュフロー経営を実現してきた。
今後は東京オリンピックに向けた建設需要増や地方新幹線の延伸・リニア中央新幹線敷設による大型インフラ新設工事需要の増加に加えて、高度経済成長期のインフラ改修等、受変電設備の用途市場の拡大が見込まれるほか、更なるレンタルへの潜在ニーズの掘り起こしや大手ゼネコン・大手エンジニアリング会社と連携した海外進出等成長ポテンシャルを有している。
淀川変圧器が一層の飛躍を目指すにあたり、ポラリスはこれまでに手掛けた多数の事業承継案件並びに製造業案件の経験から得たノウハウを活用し、淀川変圧器の円滑な事業承継と、取締役社長である山本祥平氏を中心とした現経営陣による成長戦略の推進及び、当業界におけるM&A を含めた非連続的成長に向けた施策の実現を支援する。
ポラリスとしても複数の役員等を派遣しつつ、淀川変圧器が持つ強みを更に進化させ、それを支える経営管理・事業管理体制の高度化を目指す模様。淀川変圧器の現経営陣を含む役職員と一丸となってこれらについて取り組み、当業界におけるリーディングカンパニーとしての地位を確固たるものとし、企業価値の向上を実現した上で、数年後の株式上場を目指すとの事。
ポラリスは、業界で唯一大阪支社を構えるプライベート・エクイティ・ファームとして、関西地区における優良中堅企業の事業承継並びに事業成長の支援を実施していく模様。
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