株式会社アドバンテッジパートナーズ(以下「AP」)がサービスを提供するファンドが出資する株式会社カチタス(以下「カチタス」)は、株式会社リプライス(以下「リプライス」)の株式の100%を譲受したと発表した。
カチタスは現在、人口30万人以下の地方都市を中心に全国で110店舗を構え、年間3,000棟以上の中古住宅を買い取り、リフォームしてから販売する買取再販の最大手。リプライスは東京、大阪、名古屋などの都市圏を中心に全国14事業所を構え、年間600棟以上の買取再販を手掛けている。両社は展開エリアと仕入ノウハウについて異なる強みを有していることから、経営統合によるシナジー効果が創出できると判断したとの事。経営統合後の持ち株会社の売り上げは年間500億円以上となり、買取再販の取り扱い件数・売上では国内で圧倒的なNo.1企業となる。
この統合により両社を合わせた買取再販物件数は、2015年実績見込みをベースとすると年間3,700棟以上となり、これらの仕入物件のうち、空き家比率は約60%となっている。両社が経営統合することで、国内で年間2,000棟以上の空き家を再生させていく企業が誕生することになる。
カチタスおよびリプライスは、経営統合後は数年以内の株式上場も視野に入れながら、中古住宅流通の活性化を通じ、日本の課題である空き家問題の解消にも寄与すべく、さらなる事業成長を目指す。
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