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現職コンサルタントインタビュー

アクセンチュア

「○○ができなければ駄目」というようなスキル的制約はない。
ただし、アクセンチュアには「強烈な向上心」の持ち主が集まっている。

「多くの方が実態とはちがうアクセンチュアのイメージをもっていらっしゃるようです」 そう言って、佐藤氏は苦笑する。

「私はこういう人間ですから、最初に本音を言っておきます (笑)。技術や知識の水準で志望者の方を見て、それで採否を判断するようなことは一切考えていませんし、今までもそれを貫いてきました。これはどうか理解しておいてほしいのです」

もちろん、あまりにも狭い領域の中にだけ居続けた人などは、システム構築全体に関わる経験値の不足を埋めていくには時間が必要となるだろう。だが、誰もが何でも知っているスーパーマンにならなければいけないようなコンサルティングをするわけではないのだと、佐藤氏は言う。

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「私たちの会社には、一握りのスターコンサルタントという存在は必要ないんです。プロジェクトに参加する皆が、それぞれに与えられた役割や仕事を着実に仕上げて、最後まで積み重ねていく。それが私たちの仕事です。もちろん、いわゆるSIerとは立場を異にしますので、知識や技術の『広さ』が求められる場面もあります。でも、最初から『広さ』を必ずしも持ち合わせている必要なんてありません」

佐藤氏はさらに具体的に「欲しい人材」をこう語った。
「ハードウエアあるいはミドルウエア系で仕事をしてきた方で、マインドさえ持ち合わせている方ならば、是非一緒にやりましょう、と言いたいですね」

これまでの職歴や、細かな技術スキルよりも、マインドを強調する佐藤氏。どうやらここにイメージとは異なる本来の「アクセンチュアらしさ」を知る鍵がありそうだ。「佐藤さんの言う『マインド』って何ですか?」と尋ねると、こんな答が返ってきた。

「私は面接で必ず確認する事柄があります。それは、『アクセンチュアでの仕事を通じて何を吸収したいですか? 5年後、10年後に自分の何を売っていきたいですか?』という内容です。

比較的タフな仕事ですから、明確で前向きなマインドというかビジョン、それがないとモチベーションが続かない、あるいは何のためにやっているかを見失う事態になりかねません。せっかくアクセンチュアの一員として一緒にやるのなら、互いにハッピーでいたい。そのためには高度な向上心やビジョンは持っていたほうがいい。前からそう思っています」

例えば「他の企業ではなく、あえてアクセンチュアにお願いしたい」と企業が持ち込んでくる依頼は、やはり難易度の高い内容であることが多いという。

「意志決定者が何人もいてまとまらないとか、『ともかく画期的で面白いソリューションを持ってきてくれ』というような具合です(笑)。そういう案件が来た時に、『面白そうじゃないか』と感じて『これだけの難物を仕上げたら、成長できそうだ』と思える人なら、言うことなしです。けれども、なんとなく『今の技術面だけの仕事ではなく、コンサルティングを』と考えているような人だったら、そうは思えず、当社とは合わないかもしれません。」

似たような場面は、ランニング中のプロジェクト会議などにも登場するらしい。
「やはりプロジェクト成功のためには、誰かが面倒な作業を引き受けなければいけない局面も出てきます。協力会社などたくさんの関係者も参加している会議で、『誰かが』となって、皆の腰が引けている時、アクセンチュアの人間というのは、迷いもなく手を挙げて『やります』と言ったりする(笑)。たいへんそうでも、それを引き受けることでお客様に貢献できるし、自分自身も成長できると感じる、だから、手を挙げます。以上のような風土に共感できる人であれば、アクセンチュアですぐにでも活躍できると言い切れます」

「アクセンチュアは競争が激しくて厳しい」というイメージもよく語られる。だが、こうして佐藤氏の話を聞くと、どうやらちょっと趣が違う。皆が華々しい成功という甘い蜜を争奪するような競争があるのではなく、むしろ向上しようという人たちの集団、それが実態のようだ。

「アクセンチュアは仕事がタフで大変」というイメージも、いわば「大変な仕事」でも、向上心ある者には「成長の機会」としてこなしてしまう。その違いが間違ったイメージにつながっているだけなのだ。佐藤氏が技術や経験、知識よりも優先して「欲しい」と語った「マインド」とは、まさしくこうした「向上心」に他ならない。

「物事を受容して変化を望む心」を持った「人として面白い」志望者を待っている

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次に佐藤氏自身のキャリアヒストリーを聞いたのだが、これには驚かされた。アクセンチュアの一員として最初に関わった仕事は、米国に渡っての製造業系のプログラミング。その後、黎明期のPCネットワークの開発プロジェクトに参加、ファーストバージョン登場時のロータスノーツへの取り組み、エンタープライズ管理系ツールの創世期に参加した後、ようやく始まったばかりのWebベースのシステム開発......という変遷である。つまりはITテクノロジーが変革局面 を迎える都度、その最前線に参加してきた人物というわけだ。

もちろん背景に佐藤氏自身の能力があったからこそ任されてきたのであろうが、アクセンチュアという場が、これほど大きなチャンスを与えてくれる組織だということもわかる。当の佐藤氏も、自身の華々しい経歴を語った後もニコニコと変わらずに話し続ける。

「どんな技術だって、あるいは英語力だって、その気になれば誰でも手に入ります。私にあったのはたぶん、才能とかではなく『よし、やろう』『受け容れよう』という気持ちだけです。ですから、これから参加してくれる方にも『変化しよう。いろんなものを受け容れてみよう』という気持ちを持っていてほしいですね。それと、できれば人間的な魅力もあれば完璧です」

アクセンチュアのコンサルタントのいる場所には、常に多数の人間が集っている。そうした中で成果を生み出すのが、自分たちの仕事なのだと佐藤氏は言う。技術や知識はもちろん大事だが、それは向上心さえあればアクセンチュアの中にすべてがある。むしろ、入ってから変えるわけにはいかないのがマインドであり、人としての魅力だと佐藤氏。数々の間違ったイメージをいまだに払拭できていない読者がいるのなら、この佐藤氏の笑顔にまずは遭遇してみるべきだろう。まさに柔軟な心と人としての魅力を備えた典型例といえる存在が「できる限りたくさんの方と会いたい」と待っているのだから。

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