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有限責任監査法人トーマツ

トーマツは、グローバルにおいて「Big4」の1つであるデロイト トウシュ トーマツ リミテッドのメンバーファームであり、長年に渡り絶大な信頼を獲得してきたプロフェッショナル集団。
そして、このトーマツが監査実務で得た知見をもとに企業や公的組織に対し、長期的な発展の視点にたって提供しているのが多様な領域におけるアドバイザリーサービスだ。近年、止まらない技術革新や法令・規制変更の頻発、グローバル経営の本格化やM&Aを起点にした成長戦略などなど、日本企業は劇的変化や新たな課題の数々を前にしている。
そこでトーマツはグループをあげて日本をバックアップしていく体制を再構築。リスク&ガバナンスをキーワードにアドバイザリー事業本部として組織を集約した上で、大幅な組織拡大と人員強化を行うことで、これまで以上の価値提供をクライアントに行おうとしている。
今回は、中でも高い注目を集めているアドバイザリー事業本部に属する8つのユニットのリーダーに集まってもらい、アドバイザリーにおける独自性や先進性、今後に向けたビジョンなどを語ってもらった

有限責任監査法人 トーマツ
パートナー FIGコンサルティング
田邉 政之 氏
FIG(Financial Industry Group)コンサルティングのチームが担っているミッションについて教えてください。

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【田邉】一言でいえば、金融機関であるお客様に向けて、IT関連以外のあらゆる領域でアドバイザリーサービスを行っていくのがFIGコンサルティングです。現在は約90名のメンバーが在籍していますが、その役割は大きく2つに分かれます。

約60名はGRR(ガバナンス・リスク・レギュラトリー)と呼ばれ、内部管理、内部監査、あるいは規制対応に関わるアドバイザリーと、リスク管理モデルの構築や高度化を支援する役割を担っています。残る約30名で構成されているABC(アクチュアリアル・ベネフィッツ・コンサルティング)では、主に保険・年金に関わるアドバイザリーを行っています。

IT以外の領域についてのアドバイザリーサービスとなると、広範に及ぶかと思いますが、中でも昨今強まっているニーズの傾向や、金融機関からの要請で目立っているものなどありますでしょうか?

【田邉】この2〜3年の間で非常に目立つようになったテーマが3つあります。1つは規制対応業務です。もともと金融機関は多数の規制のもとで活動する産業でしたが、近年は新しい規制の施行が相次いでおり、その都度対応を迫られている状況です。

変化のスピードについていけなければ、ビジネス的にも大きな打撃を受けますので、大手の金融機関であっても私たちのような外部アドバイザリー部隊の知見に期待する傾向が強まっています。

目立っているテーマの2つめは内部監査関連です。先に申し上げたように金融を取り巻く環境の変化がどんどん進行しているため、これまで以上にガバナンスやリスク管理を高度化していかなければいけない、という考え方が広がり、結果として内部監査へのニーズが目立ってきているというわけです。

3つめのテーマのキーワードは「グローバル」です。金融機関自体の海外進出が急増しているばかりでなく、多くの日系企業が業種を問わずグローバル化を進行させています。そのため、海外のプラクティスや規制に関する情報を詳しく知ろうとする気運は高まっていますし、海外拠点のガバナンス高度化に関して、アドバイザリーに期待する傾向も強くなっています。

やはり金融関連の出身者が専門性を発揮するチームということになるんでしょうか?

【田邉】少し前までは、高度な専門性の持ち主にフォーカスしたチーム編成をしていました。例えば金融工学やアクチュアリーといった領域で専門的に学び、その責務を果たしてきた経験者などが多数在籍していたのは事実ですし、現在もそういったエキスパートたちが強みを発揮しています。

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しかし、最近ではあえて専門性の有無にこだわらずにバランスの取れたチーム作りを目指しています。

その理由の1つに、プロジェクト自体の数が増えただけでなく、そのテーマが幅広く大きなものへとシフトしていることが挙げられます。金融における特定領域の専門家だけでなく、プロジェクトの目標達成のために貢献できるスキルや資質の持ち主が必要になってきており、今後もその方向性は維持される見込みです。

事実、特殊な専門性を持たないメンバーが各プロジェクトで高いパフォーマンスを示していますので、金融業での経験の有無に固執することなく、均整の取れた集団となるための採用活動を続けていく方針です。

FIGコンサルティングに在籍するかたがたのやりがい、モチベーションというのは、どういう部分にあるのでしょうか?

【田邉】実はFIGコンサルティングのメンバーの内、公認会計士の資格を持っている者は1割ほどしかいません。もちろん、会計に関する知識を活かしていく場面もあるわけですが、会計監査とアドバイザリーとでは、使命も違えば、やりがいの中身も違います。

監査の場合、厳格な基準に基づいて継続性を持ってクライアントと向き合うことになります。一方、FIGコンサルティングのようなアドバイザリー部隊は、ある意味、非連続な仕事に就くことになります。

わかりやすく言えば「前年と同じことをしていては駄目」なのがアドバイザリー。常に高度化や変化、進化が求められます。ですから、FIGコンサルティングの一員となったからには、会計士の資格保有者であろうがなかろうが、金融機関出身者であろうがなかろうが、「終わりのない成長」をずっと求められる。言い換えれば、そういう立場になることを喜びに感じる人が活躍する場なのです。

金融機関出身者を例にとってみましょう。銀行などでリスク管理や内部監査に携わっている部門は、トレーディング部門など収益構築に直接関わっている部門ほどは華々しい印象がないかもしれません。しかし、ひとたび外部からアドバイザリーとしてサービスを提供する立場になれば、その知見がお客様の業務の改善や高度化に寄与するとともに、トーマツの収入に直接つながるのです。

しかも特定のプラクティスに固執することなく、ニュートラルな目線でベストな選択を考えていくことも可能になります。金融機関に残って貢献していくキャリアパスももちろん尊重されますが、ここにくれば違ったモチベーションと喜びを味わうことができるわけです。

金融機関ではなく、コンサルティングファームに在籍している人を例にとってみても、やはり今までとは違う喜びを得ることが出来ます。先ほども申し上げましたが、近年になって金融機関であるお客様からは、多様な依頼や相談をいただくようになりました。時には「大きな達成目標はあるけれども、あまりに規模が大きすぎて、何から手をつければいいのかわからない」というような相談もあります。

個別具体的な問題解決ばかりでなく、大きなジョブを大きなまま取り込んで、テーマの達成にダイレクトに貢献していこうとするならば、コンサルタントとして培った問題抽出のスキルや、課題解決のためのプロセスを構築していくノウハウを活かす事が出来ます。しかもデロイトトーマツグループであれば、さまざまな専門性を持つ他部門等と連携して、すべて自前で解決することが可能です。

デロイトトーマツグループの強みであるグローバルなプロジェクトで活躍したい、という人にとってもチャンスはある、と考えていいのでしょうか?

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【田邉】もちろんです。FIGコンサルティングの主要なお客様はメガバンクや主要行、大手の証券会社や保険会社ですが、こうしたお客様はいずれもグローバル展開に注力しています。

ですから、自ら海外へ出向く機会も急増していますし、東京で大手金融機関の経営陣と向き合いながら、同時にデロイトトーマツグループのグローバルネットワークを活用し、大きなプロジェクトを動かしたりする機会も増えています。

英語力をベースに高度なコミュニケーションを日々展開して、デロイトトーマツグループのリスク管理等のエキスパートとも連動しながら、前例のないチャレンジを成功に導いていく経験もできます。当然のことながら大手金融機関には非常に優秀なかたがたが揃っていますので、彼らの期待値を超えていくには努力が求められますが、そういう高いハードルを超えていくことで、他では得られない成長も実現できると自負しています。

では、これからFIGコンサルティングに参画しようと考える人たちにメッセージがあればお願いします。

【田邉】今、日本の金融機関の間では、非常に新しくて面白い大きな変化が起きています。トーマツは、その総合力やこれまでの実績と信頼によって、多くの金融機関から非常に大きなテーマを提示され「ともに達成しよう」とお声をかけていただき、多種多様なプロジェクトが稼働しています。

ですから、高度な専門性の持ち主にも、新しいチャレンジに積極的なポテンシャル人材にも、是非とも参画してほしいと望んでいますし、シニアクラスでマネージメント力を発揮してくれるかたにも、ジュニアクラスで飛び抜けた成長を志しているかたにも、注目してほしいと思っています。


パートナー パブリックセクター/ヘルスケア部長 長村 彌角 氏 インタビューへ続く

インタビュー3

写真:田邉 政之 氏

田邉 政之 氏
パートナー
FIGコンサルティング

京都大学理学部を卒業後、メガバンクに入行。デリバティブ部門のプライシング・モデルの開発等を担った後、大手監査法人系コンサルティング会社に転じ、主に金融機関向けアドバイザリー業務で活躍。2007年、同法人の解散をきっかけに「監査の品質の高さ」にこだわり、有限責任監査法人トーマツ入社。パートナーに就任し、金融機関向けの多様なアドバイザリーサービスを担うFIG(Financial Industry Group)コンサルティングのリーダーを務めている。

写真:長村 彌角 氏

長村 彌角 氏
パートナー
パブリックセクター/ヘルスケア部長

インタビュー1

写真:伊藤 哲也 氏

伊藤 哲也 氏
パートナー
エンタープライズリスクサービス I&CA

写真:丸山 満彦 氏

丸山 満彦 氏
パートナー
Cyber Risk Services

写真:矢部 誠 氏

矢部 誠 氏
デロイトアナリティクス日本統括責任者
パートナー

インタビュー2

写真:鈴木 泰司 氏

鈴木 泰司 氏
パートナー
IFRSアドバイザリーグループ 事業ユニット長

写真:杉山 雅彦 氏

杉山 雅彦 氏
パートナー
エンタープライズリスクサービス

写真:柳澤 良文 氏

柳澤 良文 氏
パートナー
グローバルグループ

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