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パートナーインタビュー

アリックスパートナーズ・アジア・エルエルシー

グローバルにおける期待と、成長機会。
その成果が日本の企業経営を変えていく。

では、今やあらゆる企業の必須課題となったグローバル市場での成功について、アリックスパートナーズはどう関わっているのだろうか? 冒頭で野田氏は「国内での効率化と、海外での成長化」が大きなテーマだと語っていた。

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「アリックスパートナーズは、先ほど申し上げたような能力の持ち主を世界中の拠点で擁し、各地で行われるプロジェクトでは国境を越えてメンバーが編成され、目標達成に当たっています。ブルネイで行われた航空業界再生の大きなプロジェクトにおいても、日本オフィスのエキスパートたちが多数参加をしました。また、日本企業をクライアントとするプロジェクトで当社が暫定経営陣を派遣するケースの多くが、海外でのプロジェクトから始まることも認識してほしいと思います。海外での取り組みで一定の成果を獲得した後、今度は国内で経営層の隣に座ってオペレートしていく、というようなケースも少なくありません」(深沢氏)

北米、欧州、アジア、中東に多数の拠点を有し、世界中のプロジェクトに最適メンバーを編成して目に見える成果を上げてきたアリックスパートナーズが、海外でのアプローチでとりわけ期待を集めるのは、ある意味、当然のことと言える。そこでの経験がさらなる成長につながることは間違いない。しかも、国内に転じた時にも「多様なオーディエンス」を満足させる、という経験が資質や能力を飛躍的に引き上げるはずだ。

「昔、社外取締役というポストが日本では珍しかった時代がありましたよね? 当時は『そうした欧米的発想によるポジションが価値を生み出すようなことは、日本ではあり得ない』などと言われたりもしました。それが今ではどの会社にも存在しているし、多くの場合、機能もしています。現状、暫定経営陣を外部から招き入れて事業再生や組織再編などの改革を行っていく、というアプローチは日本ではまだ目新しいかもしれません。だからこそこれを担えるアリックスパートナーズの独自性が際立っているとも言えますが、今後は日本でも暫定経営陣とともに変革を起こし、成長していく手法は定着していくと考えます。多くの企業から期待していただいている状況を踏まえて、我々日本オフィスは新たな成長と拡大をしていく必要性と責任を感じています」(深沢氏)

米国のGMやKmart、日本の日本航空やライブドアなど、すでにアリックスパートナーズは、独自のアプローチで成果を上げてきた。コンサルティングファームやPEが単体ではなし得なかったような成果だ。そうして得た知と、そうして成長を続けている人とが、ここには存在する。野田氏が先に語ったように「リスクと効果を本当の意味でクライアントとシェアして再生に臨む」というアリックス流のアプローチが、深沢氏の指摘にあるように急速に支持を得ていくのであれば、「期待に応えられる個人、チーム」はここにしかいない、ということになる。だからこそ両氏は「今こそ日本オフィスの拡大を」と考えているのだ。

では、いかなる人物がこの特別な集団に相応しいのだろうか?

「大人」であること。
アリックスパートナーズではそれがとても大切です。

「かつてGMの再生に携わった当社のアルバート・コッチは『Time is Enemy』という言葉を使いました。時間は敵。それほどアリックスパートナーズが手がける案件は緊急性を伴っています。今すぐに再生できなければ、会社が倒れてしまう、というような局面と向き合うケースは、特に北米で目立っていますが、日本は例外かというとそうではありません。やはり、いわゆるコンサルティングファームではなく、我々に期待をかけてくださる企業の多くは、緊迫感の高い現状認識を抱えているからです」(深沢氏)

「経営破綻の危機が目前に迫っているわけではないにせよ、『今ここで抜本的な変革をしないと明日はない』という危機意識を持っている企業が多数あるのです。我々はこういうケースを予防的再生と呼んでおり、支援サービスの大きな柱と位置づけています。」(野田氏)

この両氏の指摘からわかるように、アリックスパートナーズが求めている人材とは、「ここに来たら成長できる」という意識よりも、「緊急を要する場面で自らの力を行使して貢献したい」という意識が勝っている人物ということになる。

「能力を発揮して、それが明確な効果・成果につながることに喜びを感じる人間。それが第一です。その結果として『さらに成長できることに喜びを感じる』ような人であってほしいですね」(深沢氏)

「戦略提案のレポートの存在を否定するつもりは毛頭ありません。但し、最高のレポートを作り上げようとしたら、それなりの時間を要してしまう。私たちの成果物はレポートや提案ではありません。『実現』そのものです。実現のために最適な解を最速で出して、実行するのが私たちの務め。そこをしっかり理解できていて、だから面白い、と思える人でなければいけませんね」(野田氏)

こうして話を聞いていくと、能力と意識と経験値、ひいては人間力に至るまで、非常に高度な人材でなければいけない印象になっていくが、両氏はその点をあえて否定はしないまま、「ただし......」と付け加える。

「企業の"中"にはないものを"外"の人間としてデリバリーする立場、つまりいわゆるコンサルタント的な立場ならば、『あなたの業界・会社のことは何もかも理解し、分析しつくした人間』であることを期待されがちです。しかし、私たちは立ち位置が違います。"中の人"の一員になるのですから、つまらない知ったかぶりは不要。むしろ、わかること、わからないことをつまびらかにして、相手からも同様にそれを聞き出して、ともに使える力というものを引き出していく役割になります。」(深沢氏)

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「暫定経営陣を派遣するといっても、企業への支援体制は、あくまでもチーム・オペレーションです。たとえばキャッシュフローに精通したメンバー、営業戦略に手腕をふるえるメンバー、グローバルな事情に通じているメンバーなどなどが、再生という大きな目標に向けてチーム一丸となって取り組んでいきますので、過度に能力の幅や経験の多寡にこだわる必要はないのです」(野田)

ここでまた、アリックスパートナーズならではの緊急性やスピードに関わる話題も。

「企業は生き物ですし、経営は常に形を変えながら動いているものです。意思決定に遅れが出れば、最適なタイミングを失うことも多々あります。そこでは強固な決断力やそれを裏打ちする種々の能力も重要ですが、同時に必要な要素の1つが『わりきり』という能力です。たとえば時間をかけて何十もの課題解決をすれば100%の目標が達成できる場面でも、そうではなく『今すぐできる5つのこと』で80%の目標実現できるならば、そちらを優先する。こういう『わりきり』もまた経営には不可欠となります。一例に過ぎませんけれども、こうした価値もわきまえているような人材が私たちには必要なのです」(深沢氏)

豊富な経験や、卓抜した能力の持ち主を熱望していることは間違いないが、そればかりではないことも理解してほしい......これが両氏からのメッセージだ。深沢氏はここでアリックスパートナーズの6つのコアバリューを説明してくれた。6つとは、プロフェッショナリズム、コミットメント、チームワーク、個人の尊重、コミュニケーション、そしてコモンセンス。

「コモンセンスは常識とか良識という意味ですが、何をお伝えしたいかというと、私たちアリックスパートナーズは大人の集団ですよ、というお話です」(深沢氏)

ここまでに両氏が話してくれた様々な要素が、この「大人」という表現に結びつくはずだ。Time is Enemyな局面で戦う厳しい側面を持ちつつ、ただただ死に物狂いになるのではなく、ある意味で喜びだと感じ取り、持てる力を発揮し、"中"にある力を引き出し、"外"にいるオーディエンスにも成果を見せつけることのできる大人のエキスパート集団。それがアリックスパートナーズだ。

プロフィール

写真:深沢 政彦 氏

深沢 政彦 氏
マネージング ディレクター 日本共同代表

一橋大学経済学部卒業後、住友銀行(現・三井住友銀行)を経てA.T.カーニーへ。アジア、ヨーロッパ、北米の多数の企業と向き合い、経営戦略、組織戦略、事業再生、合併後の統合など、広範囲に渡る分野で手腕を発揮。米国本社取締役、日本支社代表を務め、中国支社会長およびA.T. カーニー韓国の会長代理も務めた後の2012年、アリックスパートナーズに参画した。1993年M.I.T.スローン校にてMBA取得。訳書に『明日の世界を読む力』(東洋経済新報社)がある。

写真:/野田 努 氏

野田 努 氏
マネージング ディレクター 日本共同代表

慶應義塾大学経済学部卒業後、日本長期信用銀行(現・新生銀行)を経てマッキンゼー・アンド・カンパニー、米国KPMGトランザクションサービスへ。日本企業の米国市場参入、事業買収・提携にかかる戦略立案・事業統合等のクロスボーダー案件、日米企業の成長戦略の立案等を行った。その後、ユニゾン・キャピタルにてCFOに就任。資金調達やIR、出資企業のモニタリングやファンドの管理部門全般の指揮を執った後、2007年にアリックスパートナーズ参画。ハーバード・ビジネススクールにてMBA取得。著書に『企業再生プロフェッショナル』(共著 日本経済新聞出版社)などがある。

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