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HITOWAホールディングス 注目企業インタビュー

注目企業インタビュー

HITOWAホールディングス株式会社

1997年の創業以来、「おそうじ本舗」「靴専科」など、多様なサービス事業を展開してきた長谷川ホールディングスは2016年、世界最大級のPEファンドCVC Capital Partnersからの資本導入を実施。2017年11月には、HITOWAホールディングスと社名も改め、新たな成長を目指し始めた。
一連の経営変革に際し、代表取締役社長CEOとしてグループ経営のトップに就いたのが今田健治氏。5つの事業会社を統括することとなった今田氏は、今後のビジョンをどう描き、どのような行動を起こしていくのだろうか。

銀行マンから、経営変革のプロへ。
そして今、プロ経営者として新たな挑戦と向き合っている

ハウスクリーニングのサービス事業を成功させ、瞬く間に日本全国でフランチャイズを展開した「おそうじ本舗」をはじめ、靴・バッグ等の皮革製品の修理を担う「靴専科」、施設介護サービスの「イリーゼ」、子育てを支援する「太陽の子」保育園等、多数のサービスビジネスを展開しているHITOWAグループ。そのホールディングカンパニーがHITOWAホールディングスであり、2017年に代表取締役社長となったのが今田健治氏だ。2016年より同社へ資本参入しているCVCから要望を受けて社長に就任したという今田氏は、実に多彩な経歴を持っている。

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「もともと都市開発の仕事がしたかったんです。大学でも専攻をしていましたし、当初はデベロッパーやゼネコンへの入社も考えたのですが、銀行でも都市開発プロジェクトが推進されていることを知り、安田信託銀行に入ることにしました。在籍中には窓口業務や法人営業などお金にまつわる仕事とともに、不動産開発関連の仕事に従事しました。図面を精査しながらオフィスや公共施設などのプロジェクトを計画・推進実行していくという、不動産開発事業のど真ん中をやらせてもらいましたし、必要だったので一級建築士や不動産鑑定士の資格も取得しました。その道のプロに近づきたかったのです」

だが、今田氏が銀行に在籍していた1990年代の日本経済は、バブルの残り香が漂っていた時期から急激に失速していった時代。銀行の経営が大きな転換点にある中、「幅広い産業、人に貢献できるプロフェッショナルになりたい」と考え、ビジネススクールへの留学を決意。MBA取得後、マッキンゼー・アンド・カンパニー(以下、マッキンゼー)に入社した。

「入社当初は、きつかったですよ(苦笑)。プロフェッショナルファームでは、厳しく自分自身の出す価値が求められます。銀行に10年いた経験だけでは全く通用せず、様々な産業や事業のことを勉強し続ける毎日。良い意味でビシビシと鍛えてもらいました。ビジネスの再編や変革に関わる案件も多く、経営を大きく変えていく醍醐味に魅せられていきました。中でもヘルスケア関連企業の抜本的な経営変革に携わった複数のプロジェクトの経験が強く心に響きました。営業部門の生産性向上やマーケティング戦略策定から実行、組織再編など、会社や中核部門を丸ごと改革する経験をさせてもらいました。そのうちに『こういう仕事を専業でやりたい』、つまりコンサルティングという立場からではなく、もっと内側に入って変革を実行していく担い手になりたいと考えるようになりました。そんな時にユニゾン・キャピタルへの入社を決めたのです」

ユニゾンではマネジメントアドバイザーとしてビジネス・デューデリジェンスなどをサポートしていたが、志していたのはプロ経営者への道。その時にスタートしたのが旧カネボウのプロジェクトだった。名門企業カネボウが新会社クラシエとして再構築へと向かっていく過程を、小森哲郎氏(クラシエホールディングスの初代社長CEOを務めた後、現在は株式会社建デポ代表取締役社長CEO)とともに進めていった。

「カネボウというブランドに誇りを感じて働いていた社員の、クラシエという新たなブランドの下での再出発でした。傘下の3事業をきちんと分析していくと、素晴らしい成長の源泉がたくさんあることがわかってきました。収益性の見える化、製造や営業の生産性改善、コスト削減など、様々なプロジェクトが走り、強みである高い技術力と組織力が掛け合わせされ、売り上げと利益が大きく伸長しました。何より社員の皆さんの意識がどんどん前向きになっていったのです。私自身にとっても、本当に貴重な経験をさせていただきました」

クラシエでの3年半の在籍の後、ベインキャピタルにいた友人からドミノ・ピザジャパンの経営再建に参画しないかとの相談を受ける。ドミノ・ピザでの豊かな経験を持つスコット・オルカー氏が新社長に就任するとほぼ同時に代表取締役執行役員となった今田氏は、ドミノの経営変革の担い手としてのキャリアをスタートした。

「外食産業に関わった経験はまったくありませんでしたけれども、私はこの会社に可能性を感じたのです。グローバル・フランチャイズの仕組みはしっかりしている一方、手つかずのまま残る改善のレバーがいろいろとありました。一つ一つ、多くの社員を巻き込みながら、どんどん変革を進めてゆきました」

「現場第一主義がキーワードでした」本社幹部の多くが店長経験者であり、現場をよく理解したスタッフは、いったん納得しオーナーシップを持つと、すさまじいスピードとエネルギーで新しいことにチャレンジし始めたという。例えば新店舗の開発では、店舗の運営を担うチームに新店舗の物件選びや戦略策定を権限委譲していった。「街を知りオペレーションを知るスタッフが、本気でオープンすれば当然成功します。その小さな成功が自信につながり、次のチャレンジに向かうエネルギーとなりました。」最前線を知る社員の経験と実行力を高く評価し、信頼して任せるやり方が活気を甦らせ、店舗数も実績も大きく伸びた。

「クラシエで小森さんから学んだように、ドミノではスコットさんから多くのことを学びました。例えば欧米では持ち帰りピザの売上が大きく伸びているのに、日本では売上の5%しかありませんでした。彼は『お持ち帰りはまだ絶対に伸びる』と粘り強く小さなテストから大きな変化を作ってゆきました。現場は当初、非常に懐疑的だったのですが、Buy 1 Get 1のプロモーションは消費者に徐々に定着し、今では売上の半分以上がお持ち帰りになりました」

こうして「とてつもなく手触り感のある経営の仕事」を、新たな学びも得ながら楽しくやらせてもらったという今田氏だが、改革がひと段落したタイミングでCVCからHITOWAの話をもちかけられたという。

「介護や保育のように、本当に大きな社会のニーズに応え役立つサービスを手がけている会社ですから、お話を伺った時から大いに魅力を感じました。もちろん、携わったことのない事業ばかりですが、それはドミノでも同じことでしたし、ホールディングカンパニーをまとめていく、という役割は、クラシエ時代の既視感もあります。ですから喜んでお引き受けしました。クラシエもドミノも、成熟した市場での戦いでしたが、今度は手がけるすべてのビジネスが成長産業です。とてもエキサイトしました」

天才創業者から経営を引き継いだ自分にできることとは何か。
まずは思いを言葉にして、それを皆と共有するところから

HITO(ひと)WA(和)TOWA(永遠)を組み合わせた新社名HITOWAとして、新たな創業期を迎えている同社は、5つの事業からなる。ハウスクリーニングなどの生活関連FC事業(HITOWAライフパートナー)、介護施設事業(HITOWAケアサービス)、保育園事業(HITOWAキッズライフ / HITOWAナーシングパートナー)、人材サービス事業(HITOWAキャリアサポート)、給食事業(HITOWAフードサービス)だ。いずれも創業者である長谷川芳博氏が礎を築いてきた事業であり、これらすべてを引き継ぐことについて、今田氏は「身の引き締まる思い」だという。

「ゼロからスタートして、ここまで会社を大きくされた長谷川さんは素晴らしい起業経営者だと思います。実にたくさんの人が関わるビジネスですけれども、多くのメンバーが長谷川さんを慕って集まってきた人たちですので、新参者の私が変化を起こしていくのは容易ではない。それはわかっています。でも、自分ならではの貢献をすることで少しでもお役に立ちたい、というやりがいを感じてもいるのです」

今田氏は社長就任直後から3カ月をかけてHITOWAの現状と事業内容、課題や問題点、成長の仮説などをすべての事業部門、リーダーから吸収し議論をしていった。その中で強く感じたのが、これまでの企業文化の良い部分を尊重し残しつつも、新たな、さらに大きな成長に向けて必要とされる基盤を構築し、日々の行動の基準を刷新していく必要性だったという。

「偉大な創業社長がいる時には、重要な決定のすべてを委ねることもできたでしょうけれども、これからはこの会社にいるすべての人が自分で考え、判断し、率先して行動できるようにしたい。そう考えたんです。そうした思いを込めて作成したのが新創業プランと行動指針。行動指針には私がこれまで様々な場で、多くのかたがたから吸収させてもらった大切な要素というものも盛り込みました」

今田氏が作成した行動指針は8項目。シンプルな文章で以下のように綴られている。

● 日本で一番。世界で一番。というレベルで、サービスや仕事の質を追求する。
● 規模を追わず、バリューを求める。
● 社会の変化とお客様のニーズを、誰よりも早くつかみ解決する。
● 自分で考え、行動し、チームに貢献する。
● 賢く、チャレンジしつづける。
● 常に、ポジティブかつオープンでいる。
● 自分に、チームに、正直に。良い事は褒め、おかしい事はおかしいと言う。
● ひとつの輪となれるよう、ルールを守り、仲間を守る。

自ら実践しているというこの8つの行動指針を、今まさに今田氏は全国の拠点をまわりながら説明しているところ。「もっと背伸びをしましょう。私たちは日本一、世界一を目指せるユニークな会社なのです」というメッセージで、個々の従業員の自信や積極性を喚起しているのだという。

そして以上のように、新たな創業期と向き合うための絵を描き終えた今、「その絵を現実のものにするための担い手」を強く求めているのだと今田氏。はたして、この「担い手」とは?

プロフィール

写真:今田 健治 氏

今田 健治 氏
代表取締役社長 CEO

東京大学工学部都市工学科を卒業後、安田信託銀行(現みずほ信託銀行)に入行。都市開発事業等に携わった後、ノースウェスタン大学ケロッグ校へ留学しMBAを取得。2000年にマッキンゼー・アンド・カンパニーへ入社すると、5年間の在籍中に金融、IT、ヘルスケア等多数の企業変革を担った。2005年にユニゾン・キャピタルへ転じた後は、旧カネボウの経営再編に携わり、2010年にはドミノ・ピザジャパンの代表取締役執行役員に就任して同社の経営変革を牽引。その後2017年、HITOWAホールディングスの代表取締役社長に就任した。

プロフィール

写真:井上 耕平 氏

井上 耕平 氏
常務執行役員 CSO

早稲田大学政治経済学部卒業後、日本輸出入銀行(現 国際協力銀行)に入行。資源金融を担当した後、シラキュース大学マックスウェル行政大学院でのMPA取得を経て、マーサー ジャパン、ブーズ・アレン・ハミルトン(現PwCコンサルティング)でコンサルティング業務に携わった。2009年、ワタミの介護(現SOMPOケアネクスト)に転じてCFO兼経営企画担当執行役員を務め、2012年には、いきいき(現ハルメク)で事業開発室長に就任。2014年以降、フィフティ・プラス・ベンチャーズ(現ハルメク・ベンチャーズ)で代表取締役社長を務めてきたが、HITOWAからの要請を受け、2018年1月より現職。

写真:高橋 豪 氏

高橋 豪 氏
執行役員/経営企画・WEB&プロモーション担当

京都大学経済学部を卒業後、三菱重工に入社。同社神戸造船所にて主に船舶関連事業に携わった後、ミシガン大学ビジネススクールでのMBA取得を経て、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社。ハイテク産業をはじめ多様な企業の経営変革に携わり、エンゲージメントマネジャーを担った後、介護・医療・ヘルスケア事業のSMSに入社。取締役として7年間の在籍期間中に事業開発や医療事業、ケアリハ事業、公共経営推進部門などを統括。2016年、それまでの実績を買われKDDIのヘルスケア事業に招聘されていたが、HITOWAからの要請を受け、2017年4月より現職。

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