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画像:日本GE株式会社

注目企業インタビュー

日本GE株式会社

「リーダーとしての成長」にフォーカスしたGEのリーダーシップ・プログラムはいずれも原則として2年(24ヵ月)で、3〜4つの実務プロジェクトに携わる。

もちろん、リーダーを経験することで「学ぶ」わけだが、実務ゆえに「成果」もまた問われる。予行演習、シミュレーションとは違う。当然、タフで厳しいプログラムとなるが、それでもなおプログラム生となることを望む者は社内外を問わず、後を絶たない。理由は明快。「世界中で真のリーダーを育て上げた実績」がこのプログラムにあるからだ。

そこで現役プログラム生と、卒業間もない社員に具体的な中身について話を聞いた。鈴木氏(IMLP)、西端氏(ECLP)、栢本氏(RMLP)、比田井氏(HRLP)の4人が語る、リーダーシップ・プログラムの実態とは?

プログラムの一環で、これまでに担当してきた実務について教えてください。

【鈴木】私がIMLPに参加したのは2010年8月なので、2010年10月は最初のローテーションの途中という段階ですが、2つのプロジェクトを同時進行しています。勤務先であるGEヘルスケアで、1つは東南アジアに向けた間接材の購買システムの導入案件を担当し、もう1つは日本におけるロジスティクスのプロセス改善プロジェクトを担当しています。

今、私自身の課題だと感じているポイントは「いかに多くの人を巻き込んでいくことができるか」という点です。2つのプロジェクトでは、ともにGEヘルスケア内のメンバーだけでなく外部の方々の力も必要とされます。ですから「社内だけでなく社外の皆さんの力をも結集する力を手に入れる」「直接の関係者だけでなく、間接的な存在の人々まで巻き込み、成果を最大化できるようリードする力を獲得する」という課題を自分で設定し、自身の成長につなげていきたいと考えています。

【西端】私はこれまで、ECLPの一環としてストラクチャード・ファイナンス・アジアとGEキャピタルジャパンでセグメンテーション・ターゲティングや営業の効率化、そしてキャピタルジャパン・マーケティングで新規顧客開拓といったプロジェクトを担当してきました。特に印象深かったのは、米国で成果を上げた事業を日本で新規に立ち上げるトランスファーするプロジェクトでした。コマーシャル分野のリーダーを育成するのがECLPですが、1つの事業を立ち上げるとなれば、市場調査・分析から商品開発、財務予測、組織設計と様々な要素を総合的に考えなければなりません。コマーシャル部門のメンバーのみでなく、リーガル、ファイナンス、リスク担当の人たちまで集結し、大きな目標に向かって1つになっていかなければいけません。鈴木さんが言っていたように、やはり「どれだけ立場の異なる人々を巻き込んでいけるか」が、リーダーシップの大きな課題。これを学ぶことができました。

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【比田井】私は、2008年にHRLPへの参画を通じてGEに転職し、プログラム生として2年をすごしました。これまでに勤務したグループ企業は、GEキャピタルジャパン、GEキャピタルアジアパシフィック、そしてGEヘルスケアです。それぞれの勤務先で、法人人事統合やOrganization & Staffing、そしてCompensation & Benefit分野でのアサインメントを行い、今年9月にHRLPを卒業したところです。8ヵ月を一定の目安として、1つのプロジェクトを終えなければいけないのですが、人事関連イシューがテーマとなりますので、結果がはっきりと出るまでには時間のかかるものもあります。最終的な成果が見えてくるところまで関わり続けたい気持ちもありましたが、後から結果を聞き、成果が上がっていたことを知ると、達成感を得ることができました。

例えば1つの例としては、アジア地域全体のメンタリング制度の構築・導入のプロジェクトです。幾つもの国境や部署を超えたメンタリングパートナーをコーディネートし、最終的にはメンターとメンティー双方に納得してもらうプログラムの作成に関われたことに非常にうれしく思っています

【栢本】RMLPは審査、期中管理、回収といった信用リスク管理を中心に、様々なリスク管理に必要とされる専門性を身に付けながら、リーダーシップを発揮していくことになります。例えば、GEグループに新たに加わった企業に対し、GE流のリスク管理を導入していくミッションがありました。私自身のリスク管理スタイルをGE流に修正しながら、同時にGE流リスク管理を組織に導入・定着させるリーダーを務めたわけです。

また、米国では新たな金融規制に対する準備が始まっています。当然、グローバル企業であるGEは、各国のリスク管理もこれに対応しなければいけません。現在は日本GEにおいて、海外と連携しながらこちらの課題にも取り組んでいる最中です。

実際に勤務した現場や、プログラムオフィスなどの上司先輩とは、どんな風に関わり合うのでしょう?アドバイスをもらったり、時には厳しいことを言われたりもするのではないかと思いますが?

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【鈴木】私の場合、ラッキーだったのは前職やMBAのインターンシップでITコンサルや戦略コンサルを経験していたことが活き、プロジェクトで早々に成果を上げることができた点でした。得意な領域を通じて、リーダーシップ・プログラムでバリューを出せたことは自信にもつながりました。ただ、何より忘れられないのは、日本GE株式会社取締役シニアHR マネージャー八木洋介さん(インタビューページはこちらから)からいただいた言葉でした。

「日々の業務に埋もれていては駄目だ。リーダーなのだから目線は上げて、業務と向き合いなさい」という指摘に、ハッとさせられました。もちろん「リーダーだから"上から目線"でやれ」という意味ではありません(笑)。視点のスコープを少し上にあげるだけで、それまで気づかなかった課題が見つかる、という意味だったんです。今でも時折この言葉を思い返し、自分の仕事が会社の経営にとって意義のあるものになっているのか、と自分に問いかけるようにしています。

【栢本】私はプログラムのスタート時に聞かされた言葉が今も心に残っています。それは「リーダーシップ・プログラムの期間というのは、言ってみれば大統領選挙の準備期間みたいなもの。各ローテーションで良い成果を上げ、各ビジネスの皆さんに貢献していくことが、GE内での良いキャリア形成につながっていく」という内容です。リスク管理の領域というのは非常に奥深く、習得をするのに長時間を要します。しかも成果が、誰にでもすぐにわかるような性質ではありませんから、たった2年で「貢献」するのは容易ではないんです。しかし、それでも「今度のローテーションで、うちに来てよ」と声をかけてくださる人もいます。嬉しくなりますし、必ず貢献したい、と強く思うんです。

【西端】私がECLPを始めた時は「ローテーションでプロジェクトに参加することになったら、『きみが参加するまで、そこにはなかった何か』を必ず生み出してくるように」と言われました。これって、結構プレッシャーなんです(笑)。

【比田井】【鈴木】【栢本】わかる、わかる(笑)

【西端】でしょう?(笑)。けれども、実際に動き始めて、努力をしていくと、確実に「新しい何か」が生まれていきました。これは本当に嬉しいことなんです。もちろん、自信につながっていきましたが、最近になって理解できたことがあるんです。それは、「なにも自分がすごく優秀だから達成できている、とは限らない」ということ(笑)。GEでは、どのリーダーシップ・プログラムも歴史と実績を持っていて、その効果のほどが世界中のグループで浸透しているんです。そのため、たとえば大きな問題点を抱えている部署であったり、逆に大きな目標を与えられ奮起を求められているようなチームは、私たちプログラム生を待ち望んでくださっている。それはつまり、チェンジやチャレンジのためのきっかけのようなもの。プログラム生がやってくる、という事実によって、チームのメンバーは「やるぞ」と思える。そう思ってくれるから、私たちも気持ちよく「新しい何か」を作ることに没頭できるのではないか。そう気づいたんです。

【比田井】すごく共感します。もちろん、やる気を高めて待ち構えてくださる人たちと一緒に目標を目指すわけですから、私たち自身が十分に準備して、勉強して臨まないと逆風が吹くかもしれませんけれど、少なくとも「外側から突然、何をしにきたんだ」というようなネガティブなムードはありませんよね。

プロフィール

写真:西端 氏

西端 氏
GE Capital ECLP

和歌山大学教育学部卒業後、専門商社入社。情報電子事業部にて活躍した後、07年より米国ジョージタウン大学のマクドノー経営大学院へ留学。終了後、ECLPとしてGEフィナンシャルサービス(株)(現:日本GE株式会社GEキャピタル)に転職。ストラクチャード・ファイナンス・アジアにてセグメンテーション・ターゲティング、営業効率化、新規顧客開拓等のプロジェクトを推進した後、10年3月より現職。マーケティング本部では、中期経営計画策定、新規事業開発等に携わり、GEキャピタルジャパンの成長に寄与する業務に従事している。

写真:鈴木 氏

鈴木 氏
GE Corporate ECLP

慶応義塾大学法学部卒業後、 日系システムインテグレーション企業のSE職、米系ソフトウェアベンダー企業のITコンサルタント職を経て、08年よりDuke University, The Fuqua School of Businessへ留学。MBAを取得後、10年に日本GE株式会社に入社しIMLPに参画。同年8月より最初のローテーション先であるGEヘルスケアに勤務し、東南アジア向け購買システム導入、ならびに日本のロジスティックプロセス改善の2プロジェクトを同時に推進している。

写真:比田井 氏

比田井 氏
日本GE株式会社 Japan Finance HR Manager HRLP
(2010年9月卒業)

慶應義塾大学文学部卒業後、スポーツメーカーに入社し、スポーツウェアの商品企画を担当。その後、大手外資系コンサルティング会社に転職。役員秘書を経て、経営コンサルティンググループに異動。約6年、組織と人の側面からのコンサルティング支援に従事。英国ランカスター大学 Management Schoolに留学し、MBA取得。その後、08年にHRLPとして日本GE株式会社に入社。GEキャピタルおよびGEヘルスケアにて、法人人事統合、Organization & Staffing、Compensation & Benefit分野でのアサインメントを行い、10年09月HRLPを卒業。同年10月より現職。主にはFMPプログラム(財務・経理リーダー養成プログラム)の運営および、日本GE内のFinance Group担当HRに従事。

写真:栢本 氏

栢本 氏
GE Capital RMLP

東京工業大学経営システム工学科卒業後、社会人6年目に筑波大学大学院ビジネス科学研究科修士課程に進学、修了。金融分野の数理分析及びデータマイニングを専門とするコンサルティング会社、大手銀行(関連会社リスク管理部門/戦略企画部門)勤務を経て、09年日本GE株式会社にRMLPとして入社。世界的な不況、新たな金融規制対応に世界規模で取り組む、GE Capital流リスク管理の最前線にて活躍中。

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