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注目企業インタビュー

三井物産株式会社

三井物産株式会社
建機・産業システム部 豪州・CIS室 マネージャー
田村 憲和 氏




NECで大きな成果を上げていた田村さんが、
三井物産への転職を決意した経緯について教えてください

【田村】私は学生時代からバックパック1つで世界各地を渡り歩くような人間でしたので、就職をする時にも世界に通用する企業で働きたいと考え、NECに入社しました。やはり、日本の強みは製造業にあると思ったからです。この選択は間違っていなかったと思っています。

国内のセールス部門を経験した後、海外営業の仕事に就き、生体認証システム活用によって治安維持に貢献できる国家プロジェクトを担当し、満足できる成果を得ることができました。

転機になったのはビジネススクールへの留学でした。世界各国から集まった優秀な人たちに刺激を受け、そういう環境のもとで経営について学んでいきましたから、帰国後は経営者目線でグローバルなチャレンジができるチャンスを求めるようになり、転職を決意したんです。

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三井物産の面接では、自分が希望するものをストレートに話していくことができました。「経営者目線で」「海外で」という話をすると、その当時から「建機関連の部門に所属すれば、事業会社経営に携わっていくことができる」というように具体的に教えてくれました。

個人的にラテン・アメリカへの関心が強いことも話すと、そういうチャンスも大いにあるということでしたし、入社を決意しました。希望通り、建機部門に入って大手メーカーの海外事業を担当して今に至っています。最初に担当した地域はラテン・アメリカではなくカザフスタンでしたが、入社から半年足らずの時点でブラジルのヴァーレ社(世界的鉱山開発企業)へ長期研修に行かせてもらい、貴重な現場経験をすることもできました。

「日本の強みは製造業にある」という思いを持つ田村さんが商社への転職を決意したのには、何か理由があったのでしょうか?

【田村】今でもその思いは変わっていません。日本には優れた技術や製品が多く、これは日本が誇る強みでしょう。ただ、これまでの業務及び留学経験から「優れたものが必ずしも売れるわけではない」と痛感しました。

私は、顧客に付加価値が提供できる優れた商材・サービスを世の中に広められる人でありたいと考えました。製造業では自社の製品や技術を如何に市場に投入するかという視点が強く、プロダクトアウトの発想が時として強い。一方、商社というものは「何も持っていない」と私は考えているんですが、マーケットインの思考で「だからこそ、制約を受けずに自由な発想ができる」「何も持っていないからこそ発想力と実行力を駆使して価値を創ることが求められる」と思うんです。

三井物産はそうして成果を上げてきた。そうして何百、何千という事業会社の経営を動かせるまでの環境を築き上げた。そう考え、ここには自分が求めていたチャンスが必ずある、と確信したんです。事実、現在の私は日本を代表する建機メーカーの世界に広がる販売店に対して経営的な視点で深く関わり、提案をしていける立場をいただくことができています。

経営的視点で建機メーカーのビジネスに携わっているということですが、
具体的にはどういうことをしているんでしょうか?

【田村】建機販売店等、当社出資会社の経営陣と共に市場や経営課題を分析し、関係者と徹底的に議論の上で、その解決策を共に実行していくことが私たちの使命です。主要拠点には三井物産のメンバーも現場に張り付いて実情を把握していますので、彼らをサポートしつつ、生きた情報をやりとりします。

そうして例えば事業計画の数字と実際の見込み数値にギャップが生じそうになれば、乖離分析を行った上で、今後の方策について関係者とともに考えていくわけです。例えば、「今期の税後利益見込み額が計画値に達しない理由は何か、達成の為には何をすべきなのか、そのための課題は何か」というようなリアルな改善提案をして、それを実行していく醍醐味を実感することができます。

前職でも私は数字に関わっていましたが、それはあくまでもセールス面に関わるものだけ。会社全体の数字を把握しながら、今どこで何を決定し、どうアクションを起こすか決定していく、というような経営者的な動きを今は経験できます。もちろんビジネススクールで勉強した経験だけではわからないことも多々ありますから、キャッチアップしていくべき事柄も多いのですが、楽しみながら学ぶことができています。

私の将来的な夢は、35歳までに企業経営を任される立場に就くことですので、今味わっている経験は非常に勉強になりますし、エキサイティングな仕事として向き合うことができています。

転職をしてみて痛感した三井物産の個性といいますか、
特徴のようなものがあれば教えてください

【田村】あるとき教えてもらった話なんですが、三井物産では新卒入社の人たちに、こう言っているらしいんです「やりたいことがあれば、『やりたい』と言い続けろ」と。なるほどなあ、と思いましたよ。私のような人間は、入社する前から図々しく「これがやりたい」と力説していたわけですが(笑)、そんな私がこの会社にすんなりなじめたのも、こういう会社だったからなんだなと感じました。

とにかく社員が持っている想いとか気持ちというものを大切にしてくれる。それが三井物産の個性だと想います。もちろん、ボトム・アップのカルチャーが根付いている、という評判は転職する前から聞こえていましたが、どこまでそれが本当なんだろう、という気持ちもなくはなかった。

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ところが、入ってみたら文字通り自主的に精力的に動く同僚や上司がたくさんいる。新卒入社2年目の若手なのに、上司から命じられた仕事をこなすのではなく、自分から動いて仕事を創っている者もいます。年齢や職歴など関係なく「すごい」と思わせてくれる人が大勢います。

私と同じ時期に中途入社したメンバーとはよく顔を合わせて話をするんですが、皆、私と同じ意見。地頭の良さとか、知識の豊富さという面で「すごい」人も多いわけですが、なによりモチベーションの高さが「すごい」。仕事に対する愛情が「すごい」んです。

では最後に、「どんな人材」が三井物産には向いていて活躍できると思うのか、
田村さんの考えを聞かせてください

【田村】先ほども少し申し上げましたが、私は「商社は何も持っていない」と考えています。そして「だからこそ強い」と考えています。たしかに日本の製造業は世界に通用する強みを持っていますが、商社、特に三井物産にはその強みをさらに強化していくだけの力があります。

何も持っていない我々がよりどころにするのは発想力と実行力。この2つを駆使して人と物と情報を臨機応変に結びつけていくことができれば、今までになかった価値を生み出していくことができるんです。

三井物産には「発想」を自由に口にしていける風土が根付いていますし、「実行」したい人間に制約を課すどころか、どんどん後押ししてくれる風土も根付いています。ですから、やはり高いモチベーション、強い情熱を持っている人がここでは活躍のチャンスを得られると思います。

「やりたいことをやりたいと言い続けろ」などと言われなくても、どんどん主張してしまうような、そういう私のような人間にはぴったりの環境が三井物産にはあるんです。

プロフィール

写真:田村 憲和 氏

田村 憲和 氏
建機・産業システム部 豪州・CIS室
マネージャー

上智大学経済学部を卒業後、日本電気(NEC)に入社。国内官公庁を対象とする営業部門において成果を上げた後、中近東およびアフリカの官公庁を対象とする生体認証システムのプロジェクトにセールス担当として参画。ここでも大きな成果を獲得した。2010年からはスペインのIESEビジネススクールへ留学し、MBAを取得。経営に関わる仕事を求め、2013年2月に三井物産へ転職。現在は日本の大手建機メーカーの世界に広がる販売店の経営支援を担っている。

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