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丸の内キャピタルへの転職(求人・中途採用)

プライベート・エクイティ トップインタビュー

株式会社丸の内キャピタル

2008年に三菱商事と三菱UFJ証券ホールディングスの折半投資で誕生した「丸の内キャピタル株式会社」は、1号ファンドにおいて4案件の運用を行い、2016年にはすべての投資案件をエグジットして一段落を迎えた。
そしてこのタイミングであらためて設立されたのが「株式会社丸の内キャピタル」。
三菱商事とBTMUによる出資であらためて設立されたこの組織により2016年3月、2号ファンドが立ち上がった。

三菱グループの圧倒的強みを背景にしながら、他のPEには真似のできないアプローチによって早くも国内最大級のPEファンドとなった丸の内キャピタルは、今後どのように日本の市場と向き合っていくのか?
そして、どのような人材を迎え、組織として成長していくのだろうか?

朝倉 陽保 氏 代表取締役社長
2号ファンド立ち上げに際し、新たに設立された株式会社丸の内キャピタルのトップに就任したのが朝倉陽保氏だ。
三菱商事で約15年活躍し、その後、カーライルや産業革新機構などPE関連領域で16年間に渡り実績を築き上げた朝倉氏は、三菱グループの強みにも、日本のPEの動きにも精通した人物。
そこで、丸の内キャピタルが持つ独自性や優位性を生かし、どう成果を上げていこうとしているのかについてお話を聞いた。
メガバンクの強みと総合商社の強みが1つになることで
他のPEとは一線を画す貢献を。

三菱商事とPE関連各社で、それぞれ15年以上活躍してきた朝倉氏。まるで丸の内キャピタルの代表になるべくして登場したキャリアの持ち主のように映るが、当の本人は「たまたまそうなっただけのこと」と笑う。

【朝倉】「私は理系の学生だったのですが、当時の理系学生は、教授の推薦次第で就職先が否応なく決まってしまうようなところがありました。私としては『自分の働く場所くらい自分で決めたい』と思ったわけです。でも、理系も文系も関係なく、フェアに個人のポテンシャルを見て採用してくれる企業なんて、なかなか見つからない時代でもあったんです。そんな中、三菱商事は学歴に関係なくチャンスをくれる会社だったので入社を決めました。配属されたのは技術寄りの部門。シリコンバレーなどで事業化され始めた先端技術の動向をいち早く掴み取る使命を担うようになったんです」

こうして、投資とは直接関わりを持たない技術中心の分野で、約5年をすごした朝倉氏だったが、転機は意外な展開から訪れたという。

【朝倉】「シリコンバレーで突出した技術力を背景にして登場してくるプレイヤーの多くはベンチャーです。当然、良くも悪くも動きが速い。次々に現れては消え、企業によっては大手に吸収合併されたりもする。それでも、しっかりと注視しながら、ビジネスチャンスを模索していかなければいけません。そこで三菱商事では、注目すべき企業に投資を行い、インベスターとしてその企業の動きを内側からモニターしていく戦略を実行していくことになりました。つまり、リターンを目的にするのではなく、事業開発とモニタリングを目的にして、積極的にエクイティ投資に打って出る。このアプローチを担当することになったことから、私の三菱商事での後半の日々は、まるでPEのような仕事で埋まっていったのです」

写真:丸の内キャピタル(代表取締役社長 朝倉 陽保 氏)

そして、この体験が朝倉氏のその後のキャリアを決定づけることになった。「エクイティ・インベストメントほど、企業の行く末を明快に見られるものは他にない」という確信が生まれ、この領域で成長を目指すべく転職を決意。エイパックス・グロービス・パートナーズ、カーライル・グループで実績を上げた後、官民共同出資による投資ファンドである産業革新機構では専務取締役COOに就任し、投資活動全般を統括することとなった。そして、数々の投資案件を成功に導き、円満退社をした矢先、古巣の三菱商事から丸の内キャピタルの2号ファンドへ向けた話が届き、2016年の代表就任へとつながったという。

【朝倉】「日本経済は、戦後の復興期から一貫して銀行による間接金融によって成長をしてきました。世界的に見ても非常に特異な経緯と性質を持っております。これに加え、業界黎明期にアグレッシブな投資を行うファンドが突出した活動を行った結果、PEファンドに対するネガティブな誤解を生んでしまい、業界が成長しませんでした。ただ、リーマンショックを経て2010年前後に様々な好事例が生まれたことから、悪しきイメージは払拭されていきました。カーライルなどの外資系PEをはじめ、優れた国内のプレイヤーが、着実に成果を上げたことで、ようやく日本のPE市場も活況を呈するようになりました。他方で、元来からの日本流の風土のもと、企業経営を支えてきたのが銀行と商社でした。丸の内キャピタルがユニークなのは、その銀行と商社の出資によって誕生したPEだということ。メガバンクが持つ情報網を活かし、総合商社が持つ事業経営のノウハウやネットワークを駆使することで、1号ファンドは期待以上の成果を上げたのです」

1号ファンドは、タカラトミー、成城石井など、すべての投資先企業が2016年までにエグジット。2号ファンドの立ち上げが動き出すタイミングで朝倉氏のもとに新法人の代表就任の話が来たというわけだが、単に三菱商事のOBだから就任をOKしたわけではないのだと朝倉氏は言う。

【朝倉】「もちろん、三菱商事にはひとかたならない愛着があります。退職後もOB同士のネットワークは折に触れ機能をしていましたし、10年以上前に辞めた私に『丸の内キャピタルをどう思う?』などと真剣に意見を求めてくれるような懐の深さもある。とはいえ、古巣だから復帰する、というような心境でこの立場を引き受けたわけではありません。これまで日本の市場で企業経営を支える役割を担ってきたBTMUと三菱商事があらためて設立するPEというものに大きな可能性を感じてのこと。なかなかメインストリームに入っていけなかったPEが、ようやく日本でも高く評価され、その働きに期待が集まるようになりました。そのタイミングだからこそ、丸の内キャピタルには独自の可能性が広がっています。

他のPEも同様かもしれませんが、我々の投資活動の柱は、事業承継と大手企業の事業切り出し、つまりカーヴアウトという2つです。事業承継の局面ではBTMUが保有するメガバンクの知見が大きく役立っていきますし、カーヴアウトの局面では三菱商事が保有する総合商社としてのノウハウを最大活用できる。他では実現できないような価値の提供を可能にする集団が丸の内キャピタルなんです」

ともに活発化が顕著な事業承継とカーヴアウト案件。
ディールフローが積み上がる中で成果を上げていくには?

三菱商事とMUFGの資金を背景にして運用を行ってきた1号ファンド同様、2016年に立ち上がった2号ファンドでも三菱商事が250億円(その後400億円まで出資額増加)、BTMUもまた250億円の出資約束を決めている。ただし、1号ファンドと違うのは、ここに外部投資家の資金も預かって運用していくという形。外部投資家の資金も含め国内最大級のファンド規模となった。背景にあるのはPE活用に対するポジティブな期待値の高まり。朝倉氏によれば、今後日本でもディールフローはどんどん拡大していくのだという。

【朝倉】「日本にある多くのオーナー企業が事業承継の時期を迎えているにもかかわらず、後継者不足に悩んでいることは、すでに多方面で語られている通りです。日本の経済を活性化し、企業社会の成長・成熟を目指すためには、我々PEが確かなインパクトを出していく必要があります。幸い実績ある外資系PEばかりでなく、10〜20年の長きに渡り、地道に成果を上げてきた国内系PEがその信用を高めてきたおかげで、近年では数百億クラスの大型承継案件まで登場するようになりました。一方、大企業に目を転じても、日本版スチュワードシップ・コードやコーポレートガバナンス・コードの制定・導入など、外部環境の変化も相まって、カーヴアウトの案件が数の面でも規模の面でも増加しています。まさにPEにとっては追い風が吹き始めている今、丸の内キャピタルとしても体制と人員を強化し、成果へつなげようとしているところです」

現状約20名の投資プロフェッショナルのメンバーで構成されている丸の内キャピタルは、人材の採用にも積極的だ。「追い風」のもとで成果を上げていくには、どのような資質の持ち主が望まれているのだろうか?

目指しているのは多様性を内包した大人の集団。
実現すれば、チャンスはどんどん増えていく

【朝倉】「現状のメンバーを一言で表現するならば『きわめて大人の集団』だと自認しています。年齢的な意味で『大人』だというのではなく、大人の発想によって保有するリソースをオーガナイズしていく必要が、おそらく他の一般的なPEよりも色濃く存在しているせいだと思っています。リソースとはすなわち、繰り返し申し上げているように、銀行と商社が持つ強みのこと。他にはない強力な知見とパワーを持っているのが丸の内キャピタルの強みなのですから、これを最大限に引き出し、活用していく素養が現有メンバーには備わっているのです。ですから、今後参画してくれる若い層の人たちにも、こうしたユニークな土壌に関心と興味を持って欲しいですし、年齢とは関係なく『大人』の発想によるインパクトの最大化に取り組んで欲しいと望んでいるんです」

写真:丸の内キャピタル(代表取締役社長 朝倉 陽保 氏)

投資銀行やコンサルティングファームなどに比べ、長期的に投資先企業とリレーションを持ち、継続的な成長にコミットしていく姿勢がPEファンドのメンバーには求められる。大規模なカーヴアウト案件に携わることもあれば、固有のカルチャーを色濃く持つオーナー企業の事業承継案件にも携わることもあるため、そこでも「大人」であることは重要になってくるのだという。では、今後組織としても拡大していく予定の丸の内キャピタルは、いかにして大人の集団であり続けるのだろうか?

【朝倉】「PEのメンバーには非常に広範囲に及ぶ専門性も問われますが、一個人がそのすべてを保有していなければいけないというわけでもありません。私としては、できうる限り各人が『違い』を持ち寄りながら、つながっている集団でありたいと願っています。それぞれが多様な経験の持ち主であり、独自の強みを持っていて、それでいながら丸の内キャピタルの一員として多くのものを共有していく。それが理想の形です。

様々な要因から、数も規模も拡大して「追い風」が吹き始めた日本のPE。丸の内キャピタルでは将来的に3号ファンドの構想もあるというが、朝倉氏は「だからこそ、結果を出していく責任も大きくなっている。そのためにはPEが人材においても質を上げ、オーナーシップを持ってインパクトを出していく集団にならなければいけない」と強調する。

【朝倉】「是非多くのかたに丸の内キャピタルが持つユニークさと力強さに関心を持ってもらいたいと思っています。そして、我々が持つカルチャーや価値観に触れていただき、フィットすると感じたかたに、参画してもらい、この組織の多様性を上げながら、ともに成長していきたい。そう願っています」

プロフィール

写真:朝倉 陽保 氏

朝倉 陽保 氏
代表取締役社長
慶應義塾大学工学部卒業。ハーバード大学ビジネススクールにてMBA取得。

新卒で三菱商事に入社。以後、15年に渡り情報通信や半導体、ヘルスケア等の分野で事業開発、事業投資に従事した。1999年からはエイパックス・グロービス・パートナーズにおいてバイアウト及びグロースキャピタル投資を主導。2001年にはカーライル・グループに参画し、日本を投資対象とするバイアウト部門の投資責任者及びグロースキャピタル部門の日本代表を歴任。2009年、産業革新機構の創業メンバーとして専務取締役/COOに就任し、投資活動全般を統括。2016年3月より丸の内キャピタルに参画。運用責任者として投資全般を統括している。

写真:福﨑 昇平 氏

福﨑 昇平 氏
シニアディレクター
一橋大学商学部卒業。

新卒で日本興業銀行(現 みずほ銀行)に入行し、融資、経理業務に従事した後、2003年にグローバルマネジメントディレクションズ(現 KPMG FAS) に入社。事業再生関連のアドバイザリー業務に携わった。2004年からは日本産業パートナーズ及びゴールドマン・サックス証券で約5年間に渡りPE投資に従事。そして2009年1月、丸の内キャピタルに参画。1号ファンドではジョイフル本田、成城石井(取締役就任)への投資を担当してきた。現在は丸の内キャピタルの採用にも携わっている。

写真:布野 宏明 氏

布野 宏明 氏
ヴァイスプレジデント
東京大学医学部卒業。

新卒でNTTドコモに入社。新事業領域の開拓に向けたM&A・投資先管理業務等に従事し、小売事業立ち上げに向けた同社国内初の買収案件にも携わった。その後、UBS証券にて、株式アナリストとして自動車/自動車部品セクターを担当、機関投資家への投資アドバイスに従事した。 そして2013年10月、丸の内キャピタルに参画。1号ファンドではジョイフル本田への投資に携わった。

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