CITIC Capital Partners Limited(以下「CITIC」)は、そのファンド(以下「CITIC日本ファンド」)がレンゴー株式会社(以下「レンゴー」)と、CITIC日本ファンドが同一グループ内のファンド(CITICインターナショナルファンド)と併せて保有するTri-Wall HoldingsLimited(以下「Tri-Wall」)の67.1%の株式全てをレンゴーへ譲渡する旨の株式譲渡契約を 2016年5月13日付で締結し、10月27日にその株式譲渡が完了したと発表した。
Tri-Wallは重量物包装業界のリーディングカンパニーであり、2010年7月のCITIC日本ファンドによる投資以降、当社による様々な支援の下で市場開拓を進めきた。その間、保有するブランド力・技術力・高い品質を梃子に、商品開発力・提案営業力等に更なる磨きをかけたばかりでなく、一連の企業買収等を通じて、中国・アジアにおける事業拡大に加え、開拓余地の大きい欧州やインド、中東など海外新市場への進出を果たしている。
その結果、重量物包装領域において、随一のグローバルかつワンストップソリューションを提供可能な事業体制を構築し、近年ますますサプライチェーンをグローバル化させている顧客のニーズに応えられる体制となったことで、競争力が更に向上、顧客基盤を強化・拡大している。
レンゴーは、大阪府に本社を有する企業グループであり、製紙、段ボール、紙器、軟包装、重包装、海外事業を幅広く展開し、パッケージングのイノベーションのみならず、営業力の強化、積極的な設備投資、国内外でのM&A 等を通じて、業容の拡大と収益力の向上に取り組んでいる包装業界のリーディングカンパニーである。
CITICは、本株式譲渡を通じて、Tri-Wallおよびレンゴー両社がそれぞれ有するブランド力、技術力、販売ネットワーク、顧客基盤をはじめとした各経営資源が有機的に結び付き、最適なパートナーとしてシナジー効果が生み出され、両社の企業価値の更なる向上が実現されると考えたとの事。
※当社WEBサイトで公開しているプライベートエクイティ業界ニュースは公表情報をもとに作成しておりますが、正確性・完全性について当社が責任を負うものではありません。