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KKRがパナソニックヘルスケアの株式22%を三井物産へ譲渡

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KKRは国内最大手の総合商社である三井物産株式会社(以下「三井物産」)とグローバルに医療機器を提供するパナソニック ヘルスケアホールディングス株式会社(以下「PHCHD」または「パナソニック ヘルスケア」)の株式について、株式譲渡契約を締結したと発表した。これにより、三井物産はPHCHDの株式の22%を541億円で取得することとなる。

KKRは2014年にアジア2号ファンドからPHCHDへ投資をしており、三井物産はKKRより同社の株式を取得することとなる。その結果、本株式譲渡手続き完了後PHCHDは、KKRが約58%、三井物産が約22%、そしてパナソニック 株式会社が約20%をそれぞれ所有することになる。

PHCHDは、主に、子会社であるパナソニック ヘルスケア株式会社を通じ、糖尿病患者向けの血糖値測定器を中心に医療機器の開発・製造・販売を行っている。2016年1月には、糖尿病ケア・ソリューション提供企業大手であるBayer Aktiengesellschaftグループの糖尿病ケア事業を買収(新会社名Ascensia Diabetes Care)し、世界125ヶ国に亘る販売網を確保している。

三井物産は東南アジアを拠点とする病院運営大手IHHヘルスケアなどに投資している。今回の出資で糖尿病治療の体制を拡充し、機器拡販に弾みを付ける模様。


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