-「サーチファンド」モデルの投資事業第1号案件-
キャリアインキュベーション株式会社(以下、「キャリアインキュベーション」という。)、株式会社日本M&Aセンター(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:三宅卓)及び株式会社日本政策投資銀行(以下「DBJ」という。本社:東京都千代田区)等が共同で設立した株式会社サーチファンド・ジャパン(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:伊藤公健)が運営するサーチファンド・ジャパン第1号投資事業有限責任組合(以下「当ファンド」という。)は、サーチファンド(注1)の仕組みで事業承継を目指す経営者候補(サーチャー)である大屋貴史氏とともに、ミスターデイク株式会社(本社:山梨県甲府市、以下「当社」という。)への事業承継投資を実行しました。
当社は、山梨県甲府市を拠点として、住宅リフォーム・新築住宅事業を営む企業です。山梨県内で6,000件以上のリフォーム施工実績があり、品質とサービスに定評のある事業者です。
サーチャーの大屋氏は山梨県甲府市出身であり、地元企業の事業承継を実現したいと考え、本件の検討を重ねてきました。大屋氏は、本日より、当社の代表取締役として経営を主導し、当社の再成長を実現してまいります。地域性の理解やネットワークも活かしながら、住宅を軸に地域住民の生活の質の向上に資する事業を目指します。
キャリアインキュベーションは、創業時から経営幹部人材のサーチを多数手がけ、現在CEO等のポジションで活躍する経営者や経営幹部との独自ネットワークを構築しております。これまでに培った実績を活かし、今後もサーチファンド・ジャパンの活動を通して国内の中小企業の後継者不在等の課題解決や経営人材の育成に貢献して参りたいと思います。
【大屋貴史氏略歴】
●東京大学卒業(2002年)
●(株)博報堂(2002年~2007年)
●(株)ミスミ(2007~2016年)
●フロンティア・マネジメント(株)(2016年~2021年)
●サーチャーとして事業承継を目指し活動(2021年~)
【ファンドスキーム概要】
(注1)サーチファンドとは、サーチャーと呼ばれる個人が中小企業をM&Aして、自ら経営者として企業の再成長を実現させる仕組みです。サーチャーは、まずM&A候補企業の発掘/選定(=サーチ活動)に必要な少額の活動資金を投資家から調達し、投資先企業が見つかった段階でM&A資金を調達する二段階目の資金調達を行います。当初の資金調達額を抑えるこの仕組みにより、実績の少ない若手経営者候補もM&Aを目指すことができ、投資家からみると低リスクで優秀な人材と投資先にアクセスできる可能性を得ることができます。
【本件に関するお問い合わせ先】
キャリアインキュベーション株式会社 広報担当 pr@careerinQ.com
株式会社サーチファンド・ジャパン info@searchfund.co.jp