6月21日に9年間勤めた会社を退職し、翌日、米国行きの飛行機に乗りました。思い返せば感慨深いものがあるはずなのですが、実際は、仕事の引継ぎや留学の準備に追われて感傷に浸る余裕はありませんでした。サマースクールは6月24日から7月26日までの5週間です。僕の入ったサマースクールは、カーネギーメロン大学のインターナショナル・スチューデント向けのプログラムです。通 信教育からUSCの2年次に編入する場合、このカーネギーメロンのサマースクールを受けるように学校から指示されます。主な授業内容は、スピーチとライティング、それにビジネス・スクールの基礎(アカウンティングやマネジリアル・エコノミクス)を学びます。
サマースクールの生徒数は40名弱、3分の2が日本人、その他の生徒は、韓国、タイ、台湾、アルゼンチン、ペルーから来ています。このうち約4割がカーネギーメロンのMBAに進学し、その他の生徒は別 の大学のMBAに進学することになっています。現時点で最初の1週間が過ぎましたが、僕にとってはハードな1週間となりました。まず、時差があるため、お昼頃になると強烈な睡魔に襲われます。さらに問題となったのが英語力。日本では英会話学校に通 ったりしてそれなりに勉強してきたつもりだったのですが、まだまだ勉強不足でした。
特にスピーチでは思ったことを表現できずにかなり苦労しています。日本人のうち半数以上は既に留学経験があり、ユーモアを交えながら言葉巧みにスピーチしている生徒が大半です。他の国の生徒も海外在住経験者が多いです。とは言え、インターナショナル向けのクラスですので、教授陣は英語が上手に話せない生徒にも積極的に授業に参加するようにエンカレッジしてくれます。海外在住経験のない人の場合、このようなサマースクールに参加することは必須だと感じました。
生活面は、1週間経ってようやく落ち着いてきたところです。カーネギーメロンのあるピッツバーグは治安がよく、夏は日も長く午後9時位 までは明るく、気温も30度弱といった感じで過ごしやすいです。ただ、多くの生徒は学校の寮に住んでいるのですが、近くにお店がないため、買い物、食事のたびに10分、20分と歩いて行かなければならず苦労しています。学校内にあるお店は夏季のため営業時間が短縮されていることもあり、あまり利用できません。車があればとても便利なのですが...。これから月曜日のスピーチの準備をして、夜にはみんなで映画を見に行く予定です。次回もサマースクールの様子をお伝えしたいと思います。