Folliesというのは、29年の伝統を誇る、GSB学生によるMusical Showのことです。例年5月上旬にキャンパス内にあるMandel Hallという1000名以上を収容するホールにて2日間のショーを行います。 春学期のメインイベントのひとつで就職活動を終えてひと段落した1年生(もちろんまだ決まってない人もいるのですが)、卒業を間近に控えてお祭りムードの2年生が一丸となって最後の一週間はかなりの盛り上がりを見せました。
<スキットの内容>
楽屋風景
歌、演技、ダンスそれぞれ得意不得意に分けてキャストが割り当てられます。私はなぜか踊り(+歌)が主体のスキット"I wanna be a consultant"(Broadway Musical "The Producer"の歌をもじったもの)にアサインされました。毎週約2-3時間、計5回の練習と最後のリハーサルという少ない練習時間の割にはなかなかの出来だったと思います。今思えば勉強やグループスタディーの中の、よいリフレッシュになりました。メンバー全員が限られた時間で集中して取り組んだのがよかったのかもしれません。
ほかのスキットもWest Stuart Story(Finance志望のJulietとMarketing専攻のRomeoの話)、CAPM(The Rocky Horror Picture Showの"Time Warp"をもじって)等々GSBネタ満載でビジネススクール以外の人が見てもいまいちわからないかもしれないと思いつつも、かなり笑わせてもらいました。
<豪華?キャスト>
Dean Ted Snyderのスキット
キャストや裏方の仕事はすべてGSB学生、あるいはFacultyです。毎年いろいろな教授が出演するようで、昨年はEugene Fama(ノーベル賞有力候補といわれるGSBのスター教授)対 Richard Thaler(投資論においてFamaとはまったく逆のアプローチを取るやはり著名な教授)のボクシングマッチのスキットがあったそうです。今年はDeanのTed Snyderによる、就職がなくて暴動を起こしたGSB学生の前で"Don't Worry, Be Happy" を歌って踊るという筋書きのスキットと、Admission DirectorのDon Martinによる替え歌ショー(これは毎年あるようですが)がありました。(写 真ご参照)そのほかにもたくさんのFacultyがビデオ出演していて、教授陣がそこまでやるかというようなきわどい設定もありかなり楽しめました。
<Folliesを通して>
Don Martinの歌謡ショー?
Folliesは、平たく言えば学芸会のようなもので、ビジネススクールに来てまで何をやってんだろうと思うこともあるのですが、普段おとなしい学生がものすごくダンスがうまかったり歌が上手だったりと意外な一面 を見ることができてクラスメート同士のつながりが強くなった気がします。それまであまり知るチャンスがなかった2年生とのネットワークもできました。GSBはよく授業ばっかりでTeam Workがない、とかSocial Activitiesが少ないといった印象を持たれているのですが、今回のFolliesのほかにもいろいろなイベントが催されていて、GSB Communityを楽しむ機会は山のようにあります。
以前からレポートしているNew Venture Challengeのようなビジネススクールならではの活動も含め、カリキュラムは自分の自由に組めるので自分なりにQuarterごとのスケジュールを先読みしつつ勉強とのバランスをうまくとることがビジネススクールライフにおいて一番の肝かも知れません。
次回はのこりあと1ヶ月をきったということもありGSBでの一週間、みたいな御題でMBA生活のある1週間を振り返ってみる、といったようなレポートを考えております。それでは!