Campus Report 2002

山中 里織 to The University of Chicago Booth School of Business(全28回)

MBAホルダーへの道

Vol.19 サマー回顧

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こんにちは、2年生ぶりもなんとなく板についてきた?山中です。もう、数ヶ月も前のことになりますが、1年目のMBAプログラムを無事?終えたあと、夏休みは東京にある外資系の証券会社でサマーインターンをしていました。10週間のプログラムのあと、少し実家でのんびりし、その後仲のよい友人とPeruへVacationに行ってきました。

実は、2つサマーをすることも検討したのですが、今しかできないこと(=長期バックパック旅行)を優先しよう!という結論に達し、とても濃い内容のインターンと、かなりのんびりとしたバケーションを両方満喫しました。すっかり寒くなってきてしまいましたが、今回はこの夏をざっくり振り返りたいと思います。

<ビジネススクールの醍醐味>

私がお世話になっていたのは某外資系証券会社の債券部にあるIssuer Client Groupというところで、仕組債の組成や債券の起債といった、大企業、政府系企業の財務戦略の提案といったことを主に行っていました。

サマーでは、学生であるという理由からクライアントとの直接のコンタクトができず少し歯がゆいところもありましたが、これまで実務で経験したことのないStructured Financeについての知識や、キャピタル・マーケットでの仕事は非常にエキサイティングで、ビジネスの現場にいる感覚は、やはりキャンパスでは味わえないものであり、ビジネススクールとはまた別 の意味で非常に勉強になりました。

キャンパスレポート、という観点から考えると、サマーの途中でもビジネススクールで学ぶことの醍醐味を感じたことがいくつかあったのでそれを紹介したいと思います。

<教授、友人のサポート>

正直、こんなに心強いものはありません。私が始めて扱うStructured Financeについて資料を探しているとき、関連の研究をしていそうな教授数名にメールを打ったところ、Vacationに行っていた人を除きほぼ数時間でレスポンスが返ってきました。もちろん、すべての情報が即役立ったわけではなかったのですが、いくつかは有効なInputとしてレポートに反映しました。

また、不良債権の流動化の海外事例について探していたときは、友人が関連のCaseをFaxで送ってくれて、とにかくビジネススクールのコミュニティにいることの素晴らしさを実感した気がします。こういった"Cooperation"やビジネスでの情報のやり取りは、今後の私のキャリアにおいて、非常に大切な財産だと思います。

<Receptionを通じてのネットワーク>

これはサマーインターンとは直接関係ないかもしれませんが、夏休みの間中、MBAの雇用を行っている主だった企業の多くは、サマーインターンで東京に戻ってきているMBA生をターゲットとしたレセプションを開催します。こういったイベントに全部参加するのは非常に厳しいのですが、仕事の合間で抜けてこれそうなときは極力行くようにしました。

会社のレセプションでいろいろな会社の戦略や雰囲気を見ることができる、ということもさることながら、やはり各地のビジネススクールに行って、私と同じように東京でサマーをしている友人たちと会うことが一番の目的だったような気がします。MBAを目指す仲間とのつながりは、いい意味での刺激であり、また、元気の源になっています。

国内、国外を問わずそういったつながりができたことだけでも、MBAに行くことの価値があるのではと実感する今日この頃。ここでできた友人とは、キャリアの上でも今後、多かれ少なかれつながりをもって切磋琢磨していけたらいいなと思っています。

<Peru Backpacking>

サマーを終えて、1週間実家の関西に戻った後、いったんシカゴに戻りすぐペルーへ出発しました。旅の仲間はイタリア人、スイス人、シンガポール人の同級生と、その友人一人の計5人です。

アメリカというロケーションを最大限活用できるということもありますが、ペルーは以前から絶対行きたい国のリストに入っており、学生で時間の余裕があるうちにじっくり回りたいなと思っていました。結局学校の始まる直前まで20日間以上の間、ペルーを満喫してきました。

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Colca De Canon(コンドルの峡谷)にて

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プカラ・ブル(日本でいうところの狛犬のようなもの?)

首都リマに2日滞在後、ナスカ(地上絵があるところ)1日間、アレキパ(コンドルの峡谷が有名)2日間、プーノ(ティティカカ湖が有名)3日間、クスコ(インカ帝国の首都、空中都市マチュピチュが近い)1週間、プエルトマルドナード(熱帯雨林)5日間、とまわってリマに戻ってきました。

最後の熱帯雨林に行くまではすべて列車での旅。宿も着いてから適当に探して決めるという、典型的なバックパック旅行でした。 行く前は治安のことが心配でしたが、ごつい男性陣が一緒だったことを差し引いても、とくに危ないと感じることはまったくありませんでした。もちろん、人通 りの寂しい通りを一人で歩くとか、そういったことは気をつけないとまずいですが。実際、単独行動(おもにショッピング等)もけっこうあり1人でふらふら歩いたりしていました。

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チチカカ湖にて

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インカ・トレイルにて

旅のハイライトは、サイモンとガーファンクルの有名な曲「コンドルが飛んでいく」が聞こえてきそうな、壮大なコンドルの峡谷と、マチュピチュ遺跡に向けてのインカ・トレイル(インカ帝国時代に作られた道をもとにしたコース)4日間のハイキングだと思います。コンドルの峡谷は何十羽というコンドルを間近で観測することができ、陳腐な表現ですがまさしく雄大な大自然を満喫し、心が洗われるような経験でした。

またインカ・トレイルでは、とくに2日目が登りばかり、かつ高度が高く酸素が薄いため非常にきつかったです。なんとかたどり着いたときは、マチュピチュの遺跡を見ることができたという事実よりも、終わったという事実がうれしいという状態でした。 旅の途中では友人たちとサマーでの経験や、学校のこと、お互いの出身国とペルーの習慣の違い、等々普段の学校生活ではなかなか話さないようなこともじっくり話すことができて、いい思い出になりました。

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クスコ近郊の遺跡にて

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熱帯雨林の夕日

彼らとは、卒業後離れてもきっと、また旅仲間としてどこかにバケーションにいったり、あるいはお互いをたずねたりと、付き合いが続くのかなという気がしています。

次回は、2年目に突入後のキャンパスライフについての様子をお届けする予定です。

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