Campus Report 2002

服部 奨 to London Business School(全33回)

MBAホルダーへの道

Vol.21 MBA生の就職事情

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夏時間も終わり時計の針を戻した関係で、急に日が暮れるのが早くなりました。ロンドンは午後5時前には暗くなり、12月に向けて一層日が短くなってゆきます。

昨年の今頃は1学期の序盤から突っ走った疲れのピークを迎えていましたが、今年はお疲れの1年生を尻目に選択科目の授業を味わっている感じです。今回はMBA生の就職活動の様子を一般 論でお伝えしたいと思います。

就職活動のタイミング

MBAの学生にとってはある意味入学が決まったその日から卒業後の就職先が決まるまで(場合によっては卒業の日まで)がずっと就職活動期間です。大体のスケジュールを整理すると、以下のようになります。(注)以下のスケジュールはLondon Business Schoolの学生がLondonで就職するためのプロセスを記載したもので、日本を含むアジア各国のポジションや一部地域でのプロセス・スケジュールとは大きく異なる場合があります。

<1年目 サマーインターンのプロセス>







入学前 ネットワーキング・希望業界勤務者へのインタビュー・業界研究
9月頃 CV(レジュメ)作成・Cover
Letter雛形作成


授業の始まる前のオリエンテーション期間中の半分近くのセッションは就職活動関連のもので、CV・Cover
Letterの書き方講座やネットワーキングの方法等の指導を受けます。後述するCareer
Services という部署で個々の業界に向けたCVのアレンジ等を手伝ってくれます
10月 Consulting Club・Finance
Club等による事前準備開始


各Clubは1年生に就職活動のポイントを教えると共に、Consultingであれば模擬ケース・インタビューを行ったり、Financeであれば卒業生を招いて、インタビュー対策のセッションを開いたりします
11月 Career Services によるカウンセリングの実施・各Clubによる採用企業とのイベント開催

業界研究や準備を進める中で、Career Servicesの担当者によるカウンセリングを受けたり、Clubが主催するネットワーキングのイベント等に参加したりします
1月 企業による学校での説明会開始(金融→コンサル・事業会社) 
以降継続的に開催


ほぼ毎日のように企業側からのプレゼンテーションがあり、通
常は社員と学生との交流イベントが併せて行われます。学生側はインタビュー前に少しでもコンタクトを作り、会社のことを理解しようと必死になります
2月 アプリケーション〆切とインタビュー開始 以降継続的に実施

応募の方法は会社によって異なります。WEBからの一般
応募・学校専用のHP経由での応募・Career Services担当者経由での応募等々、企業側のスタイルに合わせて応募します。Short
Listに載った学生のみが2月上旬以降のインタビューへと進み、早い企業は2月中旬にはサマーインターンのOfferを出します。
   



1月以降の説明会・応募・インタビューのプロセスは業界や企業によって大きくことなりますが、一般
的に金融→コンサル→事業会社の順番で進みます。企業によってはインタビューのプロセスが4月や5月になることもよくあります。また定期的にサマーインターンを採用していない企業へのアプローチは学生が個別
に行い、Club等でのコンタクトからインターンに発展するケースが多く見られます
6月 サマーインターン開始
<2年目 フルタイムのプロセス>




8月 サマーインターン終了後 一部の学生がOfferを受け始める

通常10週間のインターンを終えてEvaluationを受け、評価と企業の採用意欲によってフルタイムのOfferを受領することができます。時期は企業によってまちまちで、8月中にOfferを出す企業もあれば、翌年の春まで意思決定をできない企業もあります
10月 企業による学校での説明会開始(金融→コンサル・事業会社)以降継続的に実施

1年目と同じ要領で説明会・応募・インタビューが進められます。ただ、サマーイ
ンターンンターンを通じて既に採用の目処が概ね立っている企業も多く、必ずしも席が空いているケースばかりではありません
11月 アプリケーション〆切とインタビュー開始 
  以降継続的に実施



Career Services(就職課)の役割

Career Services の役割は非常に明確で、1人でも多くの学生がサマーインターン・フルタイムでのポジションを獲得できるようにサポートすることです。以下彼らの主な役割や活動を列挙します。



▼企業との関係構築・維持

業界ごとに異なる担当者がLondon Business Schoolから採用する企業の顧客リストを保つために、日々変わる採用担当者と顔つなぎをし、前年度のアプリケーションのフィードバックをもらい、同時にMBA採用をしていない企業への営業活動を行っているようです(業界の出身者がこのポジションにつきます)。特に不況下では大手投資銀行やコンサルティング会社の採用が絞り込まれるため、如何に事業会社を顧客企業ポートフォリオの中に組み入れるかがここ2,3年の課題でした。
   



▼学生の相談対応、応募書類・インタビューに関する指導

上記の業界別担当者が学生からの相談等も受け付けています。またCV・Cover
Letterのチェック等は時期によって専任の担当者をつけています。



▼企業説明会・応募・インタビュー・採用のプロセスの管理

9月-11月(フルタイム)と1月-3月(サマー)は担当者が最も忙しい時期です。数十社に登る訪問企業のスケジューリングを調整し、その後の応募・インタビュー・採用までのプロセスをフォローします。企業説明会に際しては学生から企業ごとにCompany
Championを募り、事前のコンタクトから当日のアテンドまでを学生が一部手伝います。Career
Servicesの負担を減らすと共に、学生にとっても自分が最も関心のある企業に強いコンタクトを作れると言うメリットがあります。



▼各Clubの就職活動の支援

以下に述べる各Clubの就職関連の活動を後方支援しています。



Clubの役割

就職活動におけるStudent Clubの役割は非常に重要です。以下に主な活動を列挙します。

▼インタビュー対策のイベント開催 (Finance Club等)

▼ケース・インタビュー対策の模擬セッション(Consulting Club)

▼ネットワーキングイベント(殆ど全てのClub)

▼Company Visit(多くのCareer系Club)

▼Resume Book (多くのCareer系Club)

▼Guest Speaker, Conference (殆ど全てのClub)インターンに結びつくケースあり

▼Career Trek (North America, Asia, Hong Kong, Spain)
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