さて、すでに5月。5月は、Final(期末試験)、Dis O-Week、そして卒業式とMBA2年間の締めくくりとなります。今回のレポートでは、通 常通り各イベントについてレポートし、来月には、2年間振り返っての総括を行いたいと思います。
Final
Financial Information Analysis: 4人一組のチームで、特定の業界のなかで2,3社選び、その業界における競合他社分析、財務分析、バリュエーションをリサーチし、それを報告書としてまとめます。また、その内容をクラスで30分間のプレゼンテーションも行いました。我々のチームは映画産業を選び、なかでもAMC EntertainmentとRegal Entertainmentについて綿密に調査し、報告しました。
Global Strategy: グローバルに活躍する企業を選び、その企業の戦略分析、グローバル戦略の批評そして今後の展開におけるレコメンデーションを調査報告書にまとめるというものでした。
Financial Modeling: 卓上試験。内容は、バグのある財務モデルのデバッギング、ベンチャーキャピタル事業において出資検討に用いる分析モデルの作成でした。
M&A: LBOの際のローンシンジケーションと負債資本の最適構成のモデリングでした。
Top Down Law: 卓上試験。コーポレートガバナンスに関するケースと雇用契約と職場環境に関する法律関連のケースの2問が出題されました。
Dis O-Week
私のレポートを第一回から読んでいる方なら思い出して頂けるかもしれませんが、O-WeekとはOrientation Weekの略で、MBAの最初の週にクラスメートとの交友を深めるネットワーキングイベントのことです。O-Weekでは、ラフティング、ロープコース(アウトドアで行うチームワーク研修)、SF市内探索などがありました。
MBAの締めくくりにおこなうDis O-WeekとはDis-orientationの略で、今後も交友を深めていこうという趣旨のネットワーキングイベントとしてO-Weekと同様、約一週間続きます。Dis O-Weekでは、野球観戦、ナパバレー観光、キャンピング、タレントショー、海辺でのボンファイヤー、遊園地巡りなどがありました。
2年生になると、受講しているクラスは選択科目だけになり、そして1クラスの人数が少ないため、久しぶりに会うクラスメートにもゆっくり話しをすることができました。こうして見ると、この2年間いろんな優秀な人間、そして尊敬できる人間に会えたことが実感できます。
卒業式
アメリカの卒業式は、学部ごとに行います。このため、ビジネススクールではUndergraduate, graduate (MBA), Ph.Dがひとくくりまとまって行われます。なんと式は、午後7時から10時までの3時間も要しました。各自の名前が呼ばれ、ステージ上で、卒業証書を受け取り、学長との握手を交わしました。この瞬間、2年間あっという間に終わってしまったのだな、、と感じました。
さて、次回のレポートは最終回となります。2年間の率直な感想、良かった点、悪かった点、そして再度行くと仮定したら、どのように2年間過ごすかなど、ざっくばらんにお話したいと思います。