<夏休み中の就職活動>
投資銀行でのインターンを始めてしばらくすると、7月半ばあたりに各投資銀行が開催されるレセプションのメールが舞い込んできました。学生本人の了解を得た上で、各投資銀行がそれぞれのインターンの連絡先を交換し合い、互いのレセプションに招き合う、というものです。
私は、昨秋既にほとんどの投資銀行を回ってだいたいの雰囲気がわかっているということもあり、基本的には、今インターンをさせて頂いている会社での貴重な仕事や経験を優先させようと決め、昨年に詳しくお話しさせて頂いていない会社を含め、インターンが始まって間もない時期に開催された3社のレセプションにのみ参加しました。
御宿の砂浜にて
実際、インターンを始めてから時間が経てば経つほど、関わる仕事やするべきこと等々が増えてくるため、インターン先から離れた場所で19時くらいから開催されるレセプションに参加することは難しくなっていきました。参加したレセプションでは、ビジネス・スクール出願準備時代の友人と久しぶりに再会できたり、他校やClass of 2006の方々と知り合いになれたりもして、networkingの貴重な機会にもなりました。
<Whartonの友人達と夏を満喫>
御宿から東京へ向かう列車にて
投資銀行でのインターンは、会社で実際の仕事に関わらせて頂きつつ、これまでとは異なる経験から多くを学べる非常に貴重な機会なので、期間中、時間を惜しまず体力が続く?限り多くを経験すること・学ぶことを優先させようと決めていた私ですが、せっかくの"夏!"ということで、同じくインターンで東京に来ていたWhartonの同級生や、Wharton Lauder Programで日本のプログラムを専攻し、日本語や日本の文化・日本のビジネスについて学びに来ているClass of 2006の人達と共に、"海水浴"&"隅田川の花火大会"に出かけ、夏を満喫しました。
隅田川花火大会
朝8時に東京駅に集合し千葉県御宿へと海水浴に出かけた際は、みんな思い思いの食べ物・・・台湾系アメリカ人の友人は毎日食べても飽きないくらい大好物だという"いなり寿司"、アメリカ人女性はこれまた大好物だという"大福餅"、アメリカ人男性は「ご飯ではなくパンが食べたい・・・」と東京駅で必死に探して買ってきた"パン"、そして大の米好きの私は"おにぎり"・・・を手にしていたので、みんなで顔を見合わせて笑ってしまいました。
<卒業生および在校生による、Wharton Information Session>
7月28日(水)19時~21時に東京駅前の三菱ビルにて、Wharton Information Sessionが開かれました。これは、秋(通常9月)にAdmissions Officeのメンバーが来日して開かれるInformation Sessionとはまた異なり、卒業生・在校生が主体となって、学校案内のスライドを使ったプレゼンテーション、及び、学校生活等に関するQ&Aセッションを行うものです。卒業生の先輩お二人がプレゼンテーション、及び、司会進行を勤めて下さる中、我々インターン期間中の在校生は、Q&Aセッションが始まるまでに何とか滑り込んで参加させて頂くこととなりました。
Q&Aセッションは、当日会場いっぱいに集まって下さったProspective Studentsの方と向かい合うような形で、卒業生・在校生約12名が前に座り、各自簡単に自己紹介をした後、学校のプログラムや特色、また、フィラデルフィアでの学校生活や就職活動状況等について様々な質問を頂くごとに、質問内容に適した卒業生 or 在校生がそれぞれ回答したり、さらに補足したりという形で進みました。
予定していた時間があっという間に過ぎてしまい、一旦閉会となったものの、まだまだ皆さんからの質問は終わらず、かといって、またそれぞれインターン先の会社に戻る必要のある我々は"場所を変えてゆっくり・・・"というわけにもいかず、会場周辺で長々と"立ち話"になってしまい、申し訳ありませんでした。
このレポートを読んで下さっている方の中に、これからビジネス・スクールへの出願を考えていらっしゃる方がおられるならば、各校それぞれの特徴をよく知った上で、志望校・進学校の決定&エッセイ作成をするために、各校が夏~秋に開催するinformation sessionに是非参加されることをお薦めします。
Admissions Officeのメンバー(Admissions Directorを含む数名が来日されていることが多いかと思います)によるinformation session数校分に参加してみると、各校の特色や選考時に何が重視されているのかということの違いが非常に明確にわかります。Whartonの特色は、生徒を"transformする"ことではなく、あくまでも"enhanceする"ことに力を入れている点にあり、また、再出願を奨励している点にもあると言えます。
私自身も再出願による合格ですが、"再出願は不利だと聞く気がするけれど、本当のところはどうなんだろう?"と不安に思いながらinformation sessionに参加した際、Admissions Director自らが、プレゼンの最後に再出願を"奨励"して下さって、とても勇気づけられたことを今でもよく覚えています。「再出願者の合格率は初回出願者の合格率よりも高い(わずか数パーセントの差ではありますが・・・)ので、昨年の自分に足りていなかったものは何かを十分に考えた上で、どんどん再出願して下さい!」と。
在校生や卒業生主体のinformation sessionや、MBA Fair/MBA Tour等多数の学校が一同に会し、卒業生の方と知り合う機会のあるイベントの場合は、卒業生や在校生の持つ雰囲気を通 じて学校のカルチャーを知ることができると同時に、学校特有のプログラムや実際の体験談、学校のある街の住み心地等々さらに細かく立ち入ったことを聞かせてもらえる貴重な機会になると思います。
私自身、出願準備時代には卒業生や在校生の方からメールを通じてアドバイスを頂きましたし、今は逆に、私とよく似たバックグラウンドの出願者の方々からメールでご質問を頂いたりしています。