サマースクールが始まり3週間が過ぎました。今回はサマースクールの授業内容について報告します。メインの授業は、ライティング、スピーチ、英会話の3つです。通 常、午前中にライティングとスピーチ、午後に英会話のクラス(各90分)があります。その他に、Accounting(会計)、Excel(内容は統計)、Business Economics(ミクロ経済)のうちいずれかの授業が午後に1回あります。さらに、3週目からはカーネギーメロン大学名物の「マネジメント・ゲーム」が1日1回加わります。
まず、ライティングの授業ですが、コロン、セミ・コロンの使い方などの文法的なことから、レポートを書くときのスタイル、ネガティブな内容をポジティブな表現で書くテクニックなどインターナショナル・スチューデントにとって有用なことがらを幅広く学びます。週に1回宿題が出され、1~5ページのレポートを提出することになります。テーマはスピーチのクラスと同じなので、スピーチのところで詳しく説明します。また、サマースクールの間にネイティブ・スピーカーを相手にインタビューすることになるので、インタビューのテクニックについても勉強します。なお、インタビューの相手は誰を選んでもよいのですが、GSIA(Graduate School of Industrial Administration:カーネギーメロンのビジネス・スクール)の教授を選ぶ生徒が多いようです。
次にスピーチの授業ですが、週に1、2回スピーチをします。スピーチのテーマは、自己紹介(3分)、他の生徒の紹介(2分)、ビジネスの手順(5分)、アメリカに来てからの感想(2分)、ビジネスの提案(5分)、マーケティングの提案(5分)、インタビューの内容(5分)です。テーマはかなり漠然としているので、自分の興味のある事柄を、ユーモアたっぷりにスピーチする生徒が多いです。
スピーチのビジュアルには、Power PointかOHPを使用します。スピーチが終わると、他の生徒および先生からフィード・バックを受けます。また、スピーチの模様は録画され、後日、自分で確認することができます。スピーチの際には、特にアイ・コンタクト、表情、ジェスチャー、Filler word(「あー」とか「えーと」など)を注意されます。 最後に英会話の授業ですが、「なぞなぞ」や「しりとり」などのゲームから、挨拶などの日常会話の表現、時制などのインターナショナル・スチューデントの間違いやすい文法まで、内容は多岐に渡ります。また、インターナショナル・スチューデントが感じる文化的なギャップについて説明し、アメリカ人の考え方についても学びます。さらに、毎回「交換日記」のように先生宛にアメリカ生活で疑問に思ったことなどを書いて、それに対する返事をもらいます。
次回は今回説明できなかった授業の内容と授業以外の活動(観光など)について報告したいと思います。