大抵のトップビジネススクールは、Admit Weekendと称して、合格者の集まりを大学側が主催します。実際にはMBA Association(生徒会)が運営するため、学生のカラーが前面に出ている他、合格者が知りたいであろう情報も的確に織り交ぜているので、楽しく素晴らしいイベントとなっています。UC BerkeleyのAdmit WeekendはDays@Haasと呼んでいて2回行われますが、合格者は都合の良い日程を選択できます。私は今回4月11日(木)から4月13日(土)のDays@Haas1に参加しました。
4月11日(木)
UC Berkeley ビジネススクール校舎
どんな人たちが来るのだろう?という気持ちを胸に、午後6時のWelcome Receptionに駆け込みました。US以外の人はそれほど多くなかったのですが、総勢約90名がDays@Haas1に参加したそうです。合格者以外にも、1年生、2年生、教授、スタッフなども来ていて、人とぶつかるごとに自己紹介。なんか不思議な気分。8時からはグループに分かれて、現役の学生の家でDinnerを食べることに。私が行った所ではバーベキューを裏庭で行い、深夜までおおいに盛り上がりました。ここらへんは日本で居酒屋で飲んでいるのとあまり変わらないという感じです(笑)私はAdmit Weekend中、1年生の家に泊まらせてもらい、学校のいろいろな話が聞け、初日にしてBerkeleyに行く気満々になりました。
4月12日(金)
8時からビュッフェ形式で朝食が学校で用意されていたので、9時からのWelcome Speechまでひたすらコーヒーで二日酔いからどうにか立ち直ろうとしました。歓迎スピーチの一人は2000年に卒業したNick Sturiale氏。彼は、HaasでのBusiness Plan Competitionで優勝したアイディアでTimbre Technologiesを起業し、東京エレクトロン社に$138Mで売却した実績を持ちます。彼のベンチャー精神溢れるスピーチのあとは、人気教授Paul Tiffany氏のもとケーススタディの授業を受けました。これにより、実際の授業の雰囲気、進め方を感じることができました。
絨毯爆撃のようなCold call(抜き打ちで名指しすること)もあり、同級生の多彩 なバックグラウンド、考え方の多様性に接するというビジネススクールの醍醐味も感じました。その後は、衣食住環境を説明してもらうセッションや外国人学生のためのセッションなどありました。夜は、キャンパス内で立食パーティがあり、夜の後半戦(?!)はクラブ、ハウスパーティ、ワインパーティなどいろいろな企画が同時進行されていましたが、私はSF市内のバーに他の大勢とくりだすことにしました。
4月13日(土)
朝食では、ビジネススクール内のクラブが多く出展し、クラブ活動について各ブースで説明してくれました。その後は2年間の学費・生活費捻出のためのFinancial Aidセッションや卒業後の就職についてAlumniが質疑応答で詳細に答えたくれるセッションがありました。午後はサンフランシスコ市内ツアーや幾つかのイベントを選べるこができるようになっていましたが、私は、気候が抜群に良かったこともありRedwoods森林のハイキングツアーを選びました。到着点がMuir Beachとなっていて、ベイエリアの自然に恵まれた環境を堪能したものの、日焼けで痛い目にあいました。
そもそもAdmit Weekendは学校の紹介であるとともに、複数校から合格通 知をもらっている学生にUC Berkeleyを売り込む機会なのです。アメリカ人の学生はいくつかのAdmit Weekendに参加し、自分にフィットする学校を選ぶ人が多いらしい。Days@Haas最終日でも、何人もの人が入学意思表示書類と入学金デポジットの小切手を手渡していました。その時のアドミッションスタッフのにんまりとした笑顔がすごく印象的でした。