<Pre-Accountingクラス>
われながらハードなスケジュールを組んでしまったと後悔しつつ、モンタナのキャンプトリップより帰ってすぐの9月3日からPre-MBA Accountingコースに参加。このコースは主にAccountingのバックグランドがない学生向けに設けられた5日間の基礎コース。都銀で融資をやっていた私にとっては(当然予測できたことながら)非常に簡単だったため、750ドルも払う価値があったのかは疑問だが、5日間受講して感じたメリットは下記2点だと思います。
(1)Financial Background以外の面白い人たちと友達になれる。 Pre-Accountingに来るのはBio、IT、Engineering、Chemical、Venture Capitalといった、Financial Background以外の人たちが大半。Financial Schoolとして有名なGSBの中において、こういったさまざまなBackgroundをもつ多くの友人に出会えることは大きな利点だと思う。
このコースで出会ったクラスメートとVenture Challenge(GSBが主催するビジネスプランコンペティションでEntrepreneurship Programのひとつ)のプランについてディスカッションしたり、彼らの前職での生の体験を聞いたりすることは、とてもよい刺激となった。
(2)英語の授業を受ける環境に慣れることができる。 ひさしぶりの、しかも大学院レベルの英語の授業を受けるということに不安を感じていたので、よいWarming Upになったと思う。また、どの授業をとるか決める際に、どのくらい自分を"Stretch"できるかの目安になった。 このコースは非常に短期間であり、通常のサマースクールに行くことを考えれば安くつくので私費で行く人にとってはお勧めかもしれません。
<コア(LEAD)開始>
9月9日、いよいよコア開始。コアというのはカリキュラムのFlexibilityを誇るGSBにおいて唯一の必須科目であるLEADと、一連のオリエンテーリングのこと。一日目はDean's Welcomeから始まってFinancial Aid, LEAD Outdoor Program(これまた必須のアウトドアプログラム)の説明等で終わった。新しく出会う約550名のクラスメートの名前をできるだけたくさん覚えようとがんばったのでかなり疲れたが、いよいよMBAプログラムが始まったんだな、というこのときの新鮮な気持ちは忘れがたいものになると感じる。
<LOE-LEAD Outdoor Experience>
2日目の9月10日から2泊3日でLEAD Outdoor Experience(LEADプログラムのひとつ)に参加(Lake Geneva, Wisconsin)。多分他のB-schoolでも似たようなカリキュラムがあると思いますが基本的にコホート(約55人)、あるいはSquad(6,7人の小グループ)ごとに分かれてゲームやフィールドアスレティックのようなものを体験したり、スポーツを楽しんだりするもの。
LOEの目的は新しいクラスメートの交流を深め、さまざまなゲームを通してリーダーシップ、チームワークについて学ぶといったもの。なかには小学生レベル(?)と思えるようなゲームもあったり、日本の社会では当然ととられるチームワークに非常に重点が置かれていたりしたため、正直いって自分自身がこの経験からものすごいカルチャーショックを受けたり、多くを学んだとは言い難い。とはいえ、ひさしぶりに学生気分でサッカー、バスケット、バレーといったスポーツを楽しんだり、夜のレセプションで飲んで踊って語ったりと、クラスメートと親しくなってカリキュラムを始めるに当たってのよいスターターになったのは確か。また、アメリカ人いかにチームプレイが苦手だとか、自己主張が激しいかといったことが目の当たりにできてなかなか面 白かったです。
<Socializing>
現在はLEADプログラムの真っ最中でInterpersonal Skill、Presentationのカリキュラム、CMS(Career Management Center)のセッション等を受講しています。毎日朝から夕方までの授業、その後もCohortごとのDinnerがあったり、学校主催のSocial Event、はたまたHome Partyに招かれたりとかなり忙しい、充実した日々をすごしています。印象的だったのはDeanはじめ教授陣が非常にFrankだということ。"ハードコア、Academicな教授陣"といったシカゴGSBのイメージとは程遠く、学校が催したBBQでDean(Ted Snyder)自らいろいろと話しかけてくれたのはとても光栄かつうれしい驚きでした。
またGSBの学生は概して"大人"のイメージで飲んでも激しくはじけたりする人は少数派。みんな楽しくお酒を飲んで、少人数で2次会に流れたりするのが主流で、"しっぽり呑む"という言葉がぴったりかもしれません。Kelloggの友人の話を聞く限りではこういった飲み会、パーティーのスタイルはかなり違うようです。 次回はFall Quarterの授業のBiddingの模様、Socializing、Recruitingに関してレポートしたいと思います。