今日、Final試験も終わり、来週からまた新たなMini-Semesterが始まります。今回は終了したクラスの授業の内容とその感想です。Mini-Semesterは授業が7週間あり、Midterm試験、Final試験があります。
Organizational Behavior
日本では、組織学とでも言うんでしょうか?大きく分けて、Managing Individual Performance, Managing Groups & Teams, Leadership In Organizations, Understanding Organizational Changeという構成になっています。つまり、経営陣としてどのように組織を組成し、経営していくかということに焦点をあてています。人々、組織がどのようにビジネスに影響し、また組織自体が個人、チームの力をどう引き出していくかということを考察します。
授業自体は、さまざまな会社のケーススタディとクラスメイトの体験談などベースにOB風に解説していくのです。MidtermではStudy GroupでCase Analysisがあり、FinalではひとりひとりCase Analysisを提出します。Take home examといって、最後のクラスに20ページ弱のケースが配布されます。それに対して8ページほどのAnalysisを書くので、アメリカ人でも書き上げるのに6-8時間かかり、外国人だと、12時間以上かかります。もちろんそれ以上時間をかけてもいいのですが、他のFinal試験の勉強もあるので、どこかで妥協する必要があります。
このクラスは読むAssignmentが非常に多く、一回につき60ページぐらいあります。Optional Readingを含めると、100ページ以上もあるので、英語の読むスピードは徐々に速くなってきているのではないかなと思います。
Data Analysis (Statistics)
まさに統計学です。確率から始まり、正規分布、t分布、仮説検定、相関分析、回帰分析(単純回帰・重回帰)等をカバーしていきます。分厚い百科辞典のような教科書を一気に進めていき、宿題では、Excelを使用して計算問題をといていきます。宿題ではふんだんにExcelの関数機能、データ分析ツールを活用しますが、試験ではHP-12Cの使用しか認められてないので、もちろん数式を理解し、暗記する必要があります。
他に気づいた点としては、ビジネススクールの教科書のせいか、章末の問題は実際の企業の統計データ、ビジネスデータを用いたものが多いです。授業でも、株式ポートフォリオを想定した問題やコスト分析で回帰分析を使用したりします。ただ、マシーンのように問題をこなすのが精一杯な時が多いので、あまりそれほど意識してませんが。。ただ、試験などでは解答確認する上で、妥当かどうかを考える必要があるので、そこで気づくのです。
Economic Analysis for Business Decisions (Microeconomics)
ミクロ経済学。意思決定メカニズムとして、確率論、Decision Treeを学んだ後に、ミクロ経済学、コスト分析(プライシング、Sunk Cost, Fixed Costなどなど)を詳しく学びます。授業としてもさまざまなフレームワークを学ぶとともに、企業のCase Analysis、Wall Street Journalをネタに深く考察します。
試験以外にもプロジェクトがあり、我がチームはSouthwest Airlinesについてレポート及びプレゼンを行いました。このクラスでは、くどいようにビジネスでの判断はEconomicに基づくもので行われるべきであり、Accountingに基づくと痛い目にあうことを教わりました。(Economicの観点では、Opportunity costを算入し、Sunk costを無視したりするのが大きな違いです)
Leadership Speech
スピーチ。毎回、10人ほどに区分けされた小チームとGraduate Student Instructorの前でスピーチを行い、Instructor及びクラスメイトに批評してもらいます。スピーチはビデオ録画され、家で見ることとなっており、次回に向けてスピーチの構成、話し方、ジェスチャーに磨きをかけていきます。PR系の仕事についていた人やコンサルティングの人はやはり説得力があります。内容は何であれ、雰囲気で人を圧倒していく凄さは見習うものがあります。
Midterm, Finalともに試験は2時間です。その前の数日間は普段以上に睡眠時間を削り、プレッシャーを感じつつ、勉強しまくります。
#今回の写真:一つ目が私の住居。2つ目は近くにある数多くのFraternity houseの一つ。横断幕はUCLA戦を控えて、もちろんGo Bears!