11月も残すところあと数日となってしまいました。時間が経つのは本当に早いですね。来月の上旬にはFinalがあるので、皆最後の力を振り絞って頑張っているという印象を受けます。就職活動、課外活動など勉強以外のアクティビティもスケジュールに詰め込んでいることによって、疲労感がどことなく漂っています。そんな疲労感の中、お互い助け合ってきたStudy Groupと息抜きについて今回はレポートします。
<Study Group>
ビジネススクールならどこでもStudy Groupがアサインされますが、Haasでは、1チーム4人という少人数構成になっています。1st Semesterにおいては、このチームで全ての科目のプロジェクトをこなします。チームのメンバー構成はオフィスの方で入学前に決めてくれます。異なるバックグラウンドが集まるように、相当な時間をかけてチームづくりをしているそうです。
他のチームの構成などもみてみると、どうも平均してInternationalの学生1人、女性を1人必ず入れています。また、プロフェッショナルサービス(Investment Bank, Consulting, Venture Capital)経験者1人、起業家/ベンチャー企業経験者1人、その他事業会社出身者が1人いるように構成されている気がします。私のチームメンバーには、マーク、シンディ、アレホという個性的な人間が集まっています。
まずマークは現在、MBAとUC Berkeley Law SchoolのJDのDual Degreeをこなしています。彼は、スタートアップ企業のコアメンバーとして働いていた経験があり、何でもでき、頭の回転もずば抜けたものがあります。シンディはなんと入学時に既に妊娠していて、数日前に無事に女の子を出産しました。すごいのが、授業をたった一日しか欠席してないことです。出産後、すぐに私の留守電に「無事、女の子出産したよ。グループプロジェクトのミーティングについて話したいから、病院に電話して」と入っていました。彼女は、大学卒業後、大手投資銀行でトレーダーとして数年働き、その後ベンチャーキャピタルに移って仕事をしていました。現在も学費稼ぎのために、コンピュータアナリストとして週20時間ほど働いています。それでいて、成績もすごくいいので頭が上がりません。そして最後がアレホ。アルゼンチンの起業家。何度も自分で事業を興し、他の人の新規事業にパートナーとして投資するなど豊富な経験があります。起業家気質、「ラテン系ののり」ということで何でもスピーディに事を済ませます。
グループでプロジェクトを行う際、意見の相違などもあったりしますが、その度に相手の視点、物の考え方から必ず学ぶことがあり、視野が広くなったような気がします。
<息抜き:Big Game>
Big Gameとはアメフトの最後の試合のこと、通常どこの大学も近くのライバル校と対戦します。(南カリフォルニアではUCLA vs USCが有名です。)前夜祭もあり、その週末はBig Game一色となります。我々の相手はStanford(CalではStanfurdと呼んでます)でして、試合の勝者にはその証のAxeが与えられます。実はこのAxe、過去7年間Stanfordに保管されているのです。ただ、今年のCal footballチームは例年になく強く、Stanfordチームが非常に弱いということで、皆この日を待ち望んでいました。
前夜祭では野外でBonfireがあり、そこでダンスチーム、バンド、その他ショーを行い、試合に向けて気持ちを盛り上げました。もちろんStanfurdネタを多く入れ混ぜてです。実際、試合が始まるとCalの一方的な試合となり、30-7と圧勝しました。興奮した観客はフィールドに押し寄せ、なんとゴールポストをへし折ってしまいました。そして、そのポストを大人数で外に運び出し、キャンパスに掲げてました。。。その日の街はCal Football Fansで今までにない賑やかぶりでした。Berkeleyに入学した際はこのBig Gameをぜひ体験することをお勧めします。
#今回の写真:前夜祭"Bonfire"の模様とBig Gameの模様です。