Campus Report 2002

小林 敏朗 to Marshall School of Business(全30回)

MBAホルダーへの道

Vol.10 秋学期を振り返って

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明日、課題を1つ提出すれば冬休みになります。授業開始当時はどうなることかと心配でしたが、どうやら秋学期は乗り越えられたようです。今回は、秋学期の授業が終わった感想について書きます。

Motivation and Performance Management

以前にも書いたとおり、この授業はロールプレイを取り入れるなど、かなりインタラクティブな授業です。僕は通 信教育で1年間日本で勉強してからUSCの2年次に編入しているので、こういうインタラクティブな授業を受けると、日本での通 信教育との違いを実感させられます。日本での通信教育も、USCの教授が英語で教えているので、レクチャーとしては申し分ないのですが、実際に教授やクラスメートとの議論を通 して学ぶことは多いです。

ロールプレイは5~6回ありました。一例をあげると、Windy City Theaterという架空の劇場を舞台に、それぞれの生徒に対して劇場のFinance Manager, Advertising Manager, Sales Manager, Special Events Manager, そしてOperation Managerという役割が与えられます。そして、Oceania!という公演について、平日のマチネの公演を行うべきかどうか、ターゲットの顧客は誰か、どのようなプロモーションをするべきか、価格設定はどうするか等について議論します。このロールプレイでは、各生徒に対して共通 の情報と、固有の情報(例えばSales Managerには顧客の情報)が与えられるのですが、このロールプレイのテーマは、有効な戦略を立てるために、どのようにして各生徒が持っている固有の情報をミーティングのなかで聞き出すかということにありました。

また、このクラスではグループ・プロジェクトが2つありました。一つ目は、Microsoftの人事制度についてのケース・スタディです。Program Managerとして順調にキャリアを築いてきたMacLellanがSoftware Design EngineerへのJob Switchを希望したときにどのように対処するのかという問題について、MacLellanのNeeds(お金等のRewardではなく性格的なもの、例えばneed for self-esteemなど)を分析しながら議論しました。二つ目は、Joint Strike Fighter(アメリカの次世代戦闘機)プロジェクトにおける人事制度について、Equity(プロジェクト・チーム内での公平性、ロッキード・マーティン社内での公平性など)を中心に分析し、改善方法について提案を行いました。

僕のチームは合計7名でしたが、男性5人、女性2人、Full time MBAの生徒が3人、Part time MBAの生徒が2人、MBA以外の生徒が2人とバラエティに富んだメンバーでした。おかげで、ケースの分析も多角的に行うことができました。

Consumer Behavior

以前にも書いたとおり、この授業はレクチャー中心です。レクチャーといっても生徒に対して盛んに発言を求めます。残念ながら、僕はこの授業ではあまり発言することができませんでした。一番の問題はリスニングですが、アメリカのブランドに対する知識の不足という要因も大きかったです。一度だけ日本のケース(P&Gが日本で新型オムツを販売するのに対して花王がどう対応するかという問題)を扱ったので、そのときは日本の消費者の特性(多くの主婦は自動車ではなく自転車で買い物をする等)を説明することが出来ました。

この授業でもグループ・プロジェクトが2つありました。一つ目は、ある電話会社が行ったYellow Pagesに関するFocus Group(消費者8名による座談会形式のインタビュー)の録画ビデオを見て、消費者のYellow Pagesに対する態度を分析したうえで新製品の可能性について提案する(利用目的、利用方法などを分析して新製品に求められるYellow Pagesの特性を提案する)というものです。二つ目は、各チームがテーマを定めて、授業で習った手法(Individual Depth Interview, Observation等)を使って消費者行動・消費者心理を分析したうえで商品開発に向けた提案を行うというものです。

僕のチームはonline interactive gameについて分析しました。実際にインターネット・カフェに行って、online interactive gameも体験してきました(過激なシューティング・ゲームで僕は苦手です)。他のチームは、マーサ・スチュワートの不正問題に対する消費者の反応、女性用下着に対する消費者(男性・女性)の態度、デート・クラブ(韓国人を中心としたある種の合コン)に対する消費者(男性・女性)の意識などについて発表しました。ご覧のとおりテーマ選びはかなり自由です。

Product Planning

以前にも書いたとおり、この授業は上記のConsumer Behaviorと同じRook教授が教えています。そのため、授業のスタイルもほぼ同じです。そして残念ながら、僕はこの授業でもあまり発言することができませんでした。この点は、春学期への課題です。ゲスト・スピーカーは3名来ましたが、特に最後に来たNestleのディレクター(Marshallの卒業生)のプレゼンテーションは良かったです。実際のNestleの新商品(乳児用ミルク)の開発・選考過程について詳しく教えてもらいました。

この授業でもグループ・プロジェクトが2つありました。一つ目はGilletteのIndonesiaにおける商品展開について、誰をターゲットとするか(すでにシェーバーを使っている人かどうか)、どのようなプロモーションを行うかということを中心に分析しました。二つ目は、各チームがテーマを定めて、新商品の可能性を探るというものです。

僕のチームはハーゲンダッツの立場から新商品としてフローズン・ワッフル、フローズン・チョコレート、コーヒー用香料の可能性について分析しました。計30名の消費者に対してアンケート調査をお願いして、そのデータをもとに分析を行いました。他のチームは、料理の鉄人を使ったラスベガスでのエンターテイメント型レストラン、Red Bull(アメリカの栄養ドリンク)ブランドのキャンディー、冷凍食品などの提案を行いました。USCの生徒はプレゼンにはけっこうこだわります。料理の鉄人のプレゼンでは、実際にアイアンシェフの衣装を着てプレゼンしていました。

アルバイト(おまけ)

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先月から、学校内でアルバイトを始めました。USCにはPRIMEという1年生の全員参加による海外企業訪問プログラムがありますが、その手伝いをすることになりました。今回は、アルバイト仲間の写 真を載せることにします。 僕は、あさって東京に戻る予定です。暖かいロサンゼルスから離れるのは辛いのですが、そろそろ就職活動をスタートさせないといけません。ということで、次回は東京での就職活動の模様について報告したいと思います。

なお、レポートに対するご要望があれば、是非ご連絡ください。ご要望があれば、USCのファイナンスの授業について他の生徒にインタビューして報告するということも可能です。

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