先週、Final Weekが終わり、冬休みに突入しました。こちらはすっかり氷点下の日々が続き、雪が降る日もたびたびです。写 真はアパートから見えるハイドパークとミシガン湖の雪景色です。
就職活動が始まった10月中旬から中間試験、その後あまり間をおかずにFinalと、この学期は文字通 りあっという間に終わってしまったというのが実感です。FinalはMid-termで散々だった分を取り返そうとかなり勉強したためきつかったです。そしてやればやるほど、就職活動にばかり没頭しないで学期中にしっかり予習復習ができていれば(たとえ基本科目とはいえども)さらに深いところまで掘り下げることが出来たのに、という思いがあり就職活動・ビジネススクールのカリキュラムの両立の難しさを思い知らされました。 一学期を終えたところで今回からは2回にわたってクラブ活動、Socializing全般 、日本人におけるアドミッションプロセス改善運動等々、についてレポートさせていただきたいと思います。
<クラブ活動>
どこの学校もあまり大差ないのかもしれませんが、GSBには主に下記のようなStudent Groupがあります。
・ 就職活動系・・・(メンバー数の多い順に)Entrepreneurship and Venture Capital Group (EVC), Investment Banking Group (IBG), Management Consulting Group(MCG) 等々
・ 体育会系・・・サッカー部、ゴルフ部、セーリング部、スキー部等々
・ 文科系・・・ワインクラブ、Toastmasters、Net Impact等
・ Ethnic & Regional Group・・・Chicago Asia Pacific(CAP), European Business Club, Belgian Business Club, African American等
・ その他・・・SBCG(Small Business Consulting Group),DSAC(Deanユs Student Admissions Committee),GBC(Graduate Business Counsel), CWIB(Chicago Women in Business), Giving Something Back (ボランティア活動をするクラブ), TNDC (Thursday Night Drinking Club) 等
就職活動系はご存知の方も多いと思いますが、主にアメリカの就職活動情報を常にUPDATEしてくれたりRESUMEを見てくれたりといったPracticalな学生グループです。
その他で、私が入っているのは SBCG、Toastmasters Club、CWIB、DSAC、CAPです。Toastmasters Clubというのは世界的な組織であるToastmasters Internationalのマニュアルおよび規則にしたがって運営されるPublic Speechのスキルを磨くためのクラブであり、日本でも加入していたため引き続き参加することにしました。CWIB、CAPは属性的に受けるメリットが当然ながら大きい上、非常に活発なので参加することにしました。
以下、SBCGとDSACの活動についてもうすこし詳しくレポートしたいと思います。
<Small Business Consulting Group>
就職活動系のクラブと認識されていることもありますが、活動が非常に特殊なため私があえてその他として紹介しています。このクラブは実際にシカゴエリアの小、中規模のビジネスの抱える問題、プロジェクトに対しGSB1年生4,5人のグループがコンサルティングを行うというものです。クラブ活動といいながら、実はほとんど同じような内容のクラスがGSBのコースで用意されており(Small Business Lab)、せこいようですがただで実際のコース(約40万円!)と同じような体験が出来るという点で非常にお勧めです。(そのかわり、当然ながら、単位 もお金もかかっていないため自らをMotivateする必要が大です)
通常GSB2年生一人、コンサルティングファームに勤めるGSB Alumni一人がメンターになってグループの活動状況を随時チェックする仕組みになっています。だいたい10月中旬からProjectが始まり、11月後半にコンサルタント向け中間報告会、1月末にコンサルタントとクライアント向けの最終報告会を行います。
私のグループが取り組んでいるProjectは、全米中高生向けの選択科目であるテクノロジー(日本で言うところの技術の授業?)LABコースの開発、販売を手がける会社の新しいマーケット(科学分野のラボ)の潜在性、製品に必要なFeatureの提案を行うといったものです。始めた当初は会社側とのコンタクトがスムーズに行かず、問題提議自体に非常に時間がかかったのですが、中間報告のあと危機感を覚えたメンバーがお互いを助け合いながらTeamとしてうまく動きはじめるようになりました。会社のことを理解するためのコミュニケーションがスムーズに機能したこともあって、冬休みに入る時点で各自Vacation中にリサーチする内容が具体的に決まり、まさに歯車が動き始めたなというTeam Dynamicsを感じます。
ちなみに、私の冬休みの宿題(?)は、既存および潜在PlayersのCompetitive Analysisです。ほとんどネットで調べるしかないとはいえ、冬休みも遊ぶひまはなさそうです。
個人的にはReal Businessに関わっているほうが、自分のDriveがかかるのを感じるので、このクラブに参加して非常に良かったと思っています。Final Presentationは1月末ということでかなりタイトなスケジュールですが、このプロジェクトを通 して少しでも現場のビジネスにImpactを与えられればいいなと思っています。
<Dean' Students Admissions Committee>
有志の学生がAdmissionプロセスにコミットするための組織です。大きく分けて下記の活動があります。
・ Prospective Studentsのキャンパスビジットのアテンド
・ アプリケーションの一次審査
・ Admit Weekendのアテンド
今学期は就職活動でコミットできる時間が読めなかったためCampus Visitのアテンドは参加しなかったのですが、アプリケーションのFirst Readerとして今年のアプリカントの出願書類を読み、審査のプロセスに関わりました。シカゴのアドミッションプロセスは非常に公平で、どのアプリケーションも必ず3人のReaderの目を通 り、しかも各Readerは他の2人の審査者がどう判定を出したかわからないようになっています。(よってAdmission内の地位 の高い人がある候補者を気に入ったからといって、その人を通してしまう、ということはありえません)また判定はAdmitかDenyしかなく、どうしてそう判定したかを明確に記入しなければいけないことになっています。写 真はDSACのReading RoomでApplicationを読む同級生たちの模様です。
1つのアプリケーションに、最初のほうでは1時間半、慣れても最低3、40分とTime Commitmentは大きいですが、将来のGSB生を受け入れる作業に関わるのは非常に光栄、かつ責任の重い仕事で、やりがいを感じています。
現在はFinalを終えて友人たちとシカゴでのんびりした週末を楽しんだ後、バンクーバーの友人のところに向かう飛行機の中です。宿題、来学期の予習も含めると約3週間の冬休みはきっとあっという間に終わってしまうのだろうな、と感じますが思い切り楽しんで、来学期に備えたいと思っています。 次回は引き続き課外活動(日本人のAdmission Process改善運動やSocializing等)について今学期を終えた感想をレポートしたいと思います。