Campus Report 2002

倉本 大亮 to Haas School of Business, UC Berkeley(全42回)

MBAホルダーへの道

Vol.11 2nd Mini-semester クラス

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今回のレポートは、2nd Mini-Semesterの内容です。今期受講したクラスはMarketing, Finance, Financial Accountingの3つでした。印象としては、前半のクラスに比べ、より実践的な感じがしました。この学期に学んだことは大変重要で、来期以降の選択科目の基礎として活かされることになります。基礎ということで一通 り理論を学ぶのですが、なかでも特に何に興味を抱いたかということに焦点を当ててレポートしたいと思います。

<Marketing>

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Marketingのクラスでは、毎回ケース(計15回)をもとにディスカッションを行いました。"Marketing"というと、広告とかプロモーションを思い浮かべる人がいると思いますが、ビジネススクールでのMarketingとは顧客満足という観点から、いかに価値のあるものを創造し、売れる仕組みを作っていくかということなのです。個人的には、Pricingをどう決定していくかということに最も興味を持ちました。簡単にいうと、Ceiling Price(設定可能最高価格)とFloor Price(コスト)をデータ分析からはじき出して、その間でどう戦略的に価格を設定していくかということです。Ceiling PriceはValue Propositionをどう数値化していくかが重要であり、Floor Priceは損益分岐点分析からコストを算定します。

ビジネススクールのマーケティングクラスならどこでもといっていいほど、よく使われるケースがあります。そのTop3がHonda, Southwest Airlines, Fedexと言われています。3社ともそれまでの業界のルールを作り変えたということに共通 点があります。興味のある方はこの3社について、深く調べてみてはいかがでしょうか。

<Finance>

Financeでは、NPV分析、債券評価、配当割引モデル、ポートフォリオ理論、そして企業価値算定に必要な資本資産評価モデル、加重平均資本コストを学びました。なかでも最も興味のもった分野はバリュエーションでした。ここでもケースを用いて、ある会社が他社の買収を検討する際、我々だったらどうバリュエーションして、どうファイナンスすべきか考えます(もちろん、買収しないという選択肢もあります)。

Financeに限らないのですが、ビジネススクールで使用するケースはその会社がどう意思決定をしたかということは書かれていません。その会社のバックグランド、置かれている状況などが詳しく記載されていて、どうアクションをとっていくべきかという問いで終わるのです。ただ、実はケースBといって、その後その会社はどう意思決定して、どのような結果 をもたらしたかということがその別冊によって分かります(全てのケースに用意されてはいないようですが、、)。もちろん、ケースBは授業が終わった後にしか配布されません。自分たちの出した答えがケースBと違っても、それほど関係ありません。それより、結論に向けた思考プロセス、そして定性的&定数的に組み立てていくロジックが問われるのです。

<Financial Accounting>

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財務諸表を中心に、各Bookkeeping(棚卸資産の評価方法、減価償却方法、有価証券の評価、税効果 会計、リース会計など)について学びました。ひたすら仕訳をするということでもなく、BookkeepingのやりくりによってどうROE、ROA、Debt-Equity Ratioなどに影響するかということを考えます。

例えば、(ちょっと極端な言い方ではありますが)あるコストを資産化するか、しないかの方針によって企業の業績を黒字にしたり、赤字にしたりもできるのです。例えば、AOLやComputer Associatesなどが、"Aggressive Accounting"を行っていた企業にあたります。もちろん、Enronもそうですが、Enronの場合は明らかにGAAPに準じないbookkeepingを行っていた部分も大きいのです。

#今回の写真:Haas School構内です。

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