Campus Report 2002

小林 敏朗 to Marshall School of Business(全30回)

MBAホルダーへの道

Vol.12 春学期

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新学期のキャンパス

ロサンゼルスは1月になっても気温が86度(30度)を記録する日もあるなど、暖かい日が続いています。したがって、昼間の学校では冷房が使われています。それでも夜になると多少寒くなるのでアパートでは暖房を使用しています。今のシーズンは一応「雨季」ということになっているのですが、ほとんど雨は降らず快適な気候です。1月13日から春学期が始まりました。春学期は5月13日まで続きます。今回は春学期の登録科目について報告します。

科目登録

春学期の科目登録は11月上旬にありました。科目登録は3段階で行われ、第1段階では2科目、第2段階でさらに2科目登録することができ、最後はフリーとなります。人気のある授業は第1段階でキャンセル待ちとなってしまいます。秋学期のときは科目登録のタイミングが遅れたため人気のある授業はほとんど取れませんでしたが、今回は希望通 りの授業をとることができました。

秋学期と同様、授業開始から最初の3週間はクラスの登録を変更することができます。僕も最初の1週間は計10クラスに出席して、一部のクラスを入れ替えました。科目登録の際には過去数年間の生徒のクラス(教授)に対する評価一覧や評判を参考にしてクラスを決めるのですが、新設されるクラスもあるので最初のクラスに参加してから最終的なクラスを決めることになります。僕は今学期は4科目登録しました。

Strategic Issues for a Global Business (Tue & Thu, 2:00 to 3:20)

別名「Global Strategy」、人気科目の一つです。教授はRajagopalanというインド系の女性です。授業はケースとレクチャーの割合が2対1とケース中心です。授業の内容としては企業が海外進出する際の様々な問題(政治、文化、法律、競争などの環境、現地企業との提携、組織運営など)を取り扱うことになります。先週はIKEA(スウェーデンの家具メーカー。ヨーロッパとアメリカを中心に海外展開。)のケースでしたが、製品(シンプル)、ポジショニング(低価格)、ターゲット・マーケット(若者)、生産(東欧→アジア)、競争(ヨーロッパでは競争相手はいなかったが、アメリカでは競争相手が多い)、組織(スウェーデン中心)、創業者(カリスマ的)など様々な角度から将来の課題を分析しました。人気クラスのため70人ほどの生徒がいるのですが、毎回ほとんどの生徒に対して発言が求められます。

Marketing Channels(Tue & Thu, 3:30 to 4:50)

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新学期になるとお世話になる本屋さん

こちらもGlobal Strategyほどではないですが、人気科目です。教授はFrazierという話し好きのベテラン教授です。授業はケースとレクチャーが1対1といった感じです。授業内容は、マーケティング・チャネルのデザイン・機能、新商品の市場展開、海外市場への参入、サプライ・チェーン・マネジメントなどを取り扱うことになります。先週は大手企業から独立してAt Play Productionsという子供向けビデオ制作会社(社員2人)を設立したケースにおけるディストリビューションに関する課題(独立系の販売会社を使うべきか大手の映画会社系の販売会社を使うべきか)について、それぞれのメリット・デメリット(マーケット・カバー率、販売に対するコントロール、資金面 、生産面、プロモーション、関連商品の可能性など)を分析しました。

Competitive Advantage through People (Tue, 6:30 to 9:30)

この授業は今学期に新設された授業です。教授はAdlerというコンサルティング経験の豊富なベテラン教授です。授業の形式は、前半はケースで毎回1チームがプレゼンテーションを行った後にディスカッションとなります。後半はケースに関連したレクチャーとなります。授業の内容としては、人事に関連した様々な問題(外部環境、合併、採用、評価、教育、報酬、組合など)を分析することになります。先週は、Nikeの海外工場における労働者搾取(Sweat Shop Labor)問題について、マクロ経済的な側面(発展途上国における労働機会の提供)およびマーケティング的な側面 (消費者のボイコット)を踏まえて、Nikeのとるべき対応についてディスカッションしました。このクラスは20人程度と人数が少ないので発言しやすいです。

Marketing Strategy (Wed, 6:30 to 9:30)

この授業はイブニングクラスの割にはキャンセル待ちの出る人気クラスです。教授はParkという韓国人です。授業の形式は、レクチャー中心です。もちろん、レクチャーといっても日本の大学の授業とは違って、随時発言が求められます。そして、この授業の特徴として、Markstratというシミュレーション・ゲームを行います。1チーム3人~4人で架空の企業を運営することになります。授業の内容としては、マーケティングに関する様々な問題(顧客の獲得・維持、競争戦略、シナジー、消費者ニーズの発見、ターゲット・マーケットの選択、マーケティング・ミックス=いわゆる「4P」、CRM=Customer Retention Managementなど)を取り扱うことになります。この授業はリーディングのアサインメントが非常に多く、今のところ一番苦労させられています。

最後に就職関連の情報を少し。倉本さんも書いていましたが、1月になってアメリカ企業のサマー・インターンのインタビューが本格的に始まってきました。キャンパスではスーツ姿の学生が目につきます。フルタイムのジョブもけっこう決まってきているようです。マーケティングのポジションに関しては、それほど不況の影響もないような気がします。ただし、インターナショナルの学生にとってはどの分野でもアメリカ企業は「狭き門」のようです。

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