Campus Report 2002

山中 里織 to The University of Chicago Booth School of Business(全28回)

MBAホルダーへの道

Vol.8 課外活動レポート Part 2

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みなさん、こんにちは。シカゴ大の山中です。現在は冬休み中で、スキー(@Whistler)を楽しんだ後、バンクーバーの友人宅でこのレポートを書いています。あっという間に今年が終わろうとしていますが、前回に引き続き課外活動に関してのレポートをお伝えしたいと思います。

<アドミッション改善運動>

今年、シカゴの1年生はたったの5名でした。昨年と比べても合格者、入学者ともに激減しています。いくら経済が停滞しているとはいえ、GDP世界第2位 の日本から来る生徒が全体の1%にも満たないということになります。一年生5人が中心になって学校側と会談をし、本当かどうかはともかく学校側が日本人を意図的に減らしていないということがある程度確認できたので、とにかく今出来ることとしてはアプリカントプールの増強がポイントになると考えました。  

日本人アプリカント減少の原因で一番ネックと思われるのはずばり、日本でのGSBに対するイメージ。現に私が受験時代に抱いていたシカゴのイメージは下記の通 りでした。
(Pros)
1. フレキシブルなカリキュラム
2. 教授レベルの高さ
3. 起業関連(Entrepreneurship)やマーケティングのLabコースの充実

(Cons)
1. 数量的にかたよったアプローチ
2. レクチャー主体
3. Teamwork軽視  

実際来てみての感想は,(Pros)1,3は全くその通りで(Labはまだ取れていませんが)、2に関しても満足していますが他の学校の教授を知らないのでシカゴだけの強みかどうかは現時点で自分では判断できないところです。 (Cons)については以下の通りです。

1. 数量的アプローチを使う授業が多いのは本当。 ただし、定性的なアプローチで非常に人気が高いクラスもあり,自分でコントロールできる。

2. ディスカッションが多いクラス、いやになるくらい(?)Group Studyが多いクラスもあってどれを選ぶかは自分でコントロールできる。レクチャー形式が嫌いならそういったTeamwork重視のクラスばかり取ることも(統計、会計といった基本科目は難しいかもしれないが)可能。個人的にはLECTURE+適度なStudy Groupが自分のスタイルに合っているように思うし、1から10までグループでやるのはTOO MUCHだと考えているので,そういったさじ加減を自由にコントロールできるGSBシステムは非常にうまく機能していると思う。

3. TEAMWORKは非常に大事。Group Studyでこの辺をうまくアピールできないと次のGroup作りで苦労する。コアのLEADの授業もTeamworkを非常に重要視している。

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問題は「こういった実際の姿なり、学生のPerceptionをいかにうまくアプリカントに伝えていくか」ということです。幸い、Admissionに今年アジア系(日系アメリカン)の職員が加わったこともあってか、日本でのアプリカント向けの説明会の改善については非常に前向きに動いてくれています。なお、写 真は私たちがAdmission DirectorのDon Martinと会談している模様です。

今年の成果としては初めて大阪まで出向いて説明会をしたことがあげられると思います。今後も日本人Alumniの更なる協力を仰ぐ、Alumni Interviewのプロセスの向上等、引き続きGSBにおける日本のプレゼンス向上を図るべく活動を続けていく予定です。

<Social Activities>

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学期が始まってしばらくはよりたくさんの友人と会いたいということもあって以前紹介したようなPubでひたすら自己紹介、といった飲み会によく参加していたのですが(いちばん代表的なのはThursday Night Drinking Club・・・毎木曜催される大規模なPubでの飲み会)、就職活動が始まったあたりからは友人が増えてきた上、時間があまりないこともあり、個人的なパーティーに参加したり自分で催したりといったことが増えました。 いろんなオケージョンがありますが、だいたいは

・ 学校側が催す大規模なパーティー(セミフォーマル、前回紹介したGolden Gargoyle等)
・ 適当に友人に声を掛けて食事&飲みに行く
・ クラブ、カラオケ等
・ クラブ以外での草スポーツ(ゴルフ、Ultimate Frisbee、サッカー等)
・ 美術館、交響楽団、ミュージカル鑑賞等
・ ホームパーティー

といったところでしょうか。繰り返しになるのですが、GSBはそのカリキュラムのフレキシビリティーから、遊びたい(よく言えばPrivate Lifeを楽しみたい)人はとことん楽しめますし、ストイックに勉強したければそれもありです。私は元来友人と食事したり飲んだり楽しい時間をすごすのがめっぽう好きなので、毎日のように催されるパーティー、飲み会に頭を悩ませています。さすがに全部参加は無理なので、好みやそのときの状況で決めますが就職活動のときを除いて週2,3回はどこかのSocial Activitiesに行っていたように思います。(だから、Finalで苦しんだんだという話も・・・)  

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クラブ(踊りのほう)も日本に比べて格段に安いし格好やスタイルも自由なため気安く楽しめます。Midtermに差し掛かる前は有名DJをチェックしている友人たちとたびたび出かけてきました。 写真はThanks Givingの友人のパーティーと、最近私の自宅で催した手巻き寿司パーティーの模様です。手巻き寿司はクラスメートに非常に好評でした。今回は大人数だったのですが今後はもう少しシステマチックに日本の文化に興味がある人を少人数ずつ招いて会話や習慣について語りつつおいしいご飯を食べる、といった催しも企画していこうかなと思っています。

以上、今月は課外活動を中心にレポートしてきました。すでにお察しの方も多いかと思いますが、私の自分なりの今学期の評価として勉強の段取りは最低でしたが、クラブ活動・社交活動に関してはかなり有意義に過ごせたと思っています。

1学期を振り返ってみて改めて、シカゴは本当に自由なカリキュラムであり、すべてが学生の自主性に任されているなと感じます。それは逆に、必須科目が相当数きちんと決められていて学校側にきちんとカリキュラムが管理されている他のビジネススクールとは違い、すべてが自分の責任で運営されるということで、学生が自分の短期的な都合に目を奪われていると結果 あまり効率的でなかったり長い目で見てその学生にとって意味のあるカリキュラムではなかった、といった状況が大いにありえるということです。それだけ学校側は学生の自立性、自主性を信じているということであり、ビジネススクールで学ぶものとしての自己管理能力が問われている、と言い換えることが出来ます。

次回は新学期スタートの模様をお伝えすることになると思います。今年夏から始まったレポートを読んでいただいた方々、つたない私のレポートに付き合っていただいてありがとうございました。来年度も引き続きがんばりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。それでは、良いお年を!!!

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