Campus Report 2002

山中 里織 to The University of Chicago Booth School of Business(全28回)

MBAホルダーへの道

Vol.10 Admission Committee

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Winter Formal

こんにちは。すっかりシカゴの寒さが板についた山中です。 冬学期に入って、感じるのは同級生もすっかりGSB生らしくなってきたなあ、ということです。学期が始まってすぐのWinter Formalや、Chinese New Year (旧正月)のパーティーを通し、ずいぶんこの学校になじんできた自分を客観的に感じるときもあります。(写 真ご参照)

この学期には、生徒会役員や各クラブのCo-Chairを選んだり、Admissionで新入生やアプリカントの対応に関する活動が活発になってきたりで2年生はそろそろ引退モード、1年生がいろいろな活動の主軸になっていく時期でもあります。今日、Admissionが開催したFeedbackセッションに参加してきたのでその模様や、現在就職活動真っ只中の友人たちの様子等お伝えしたいと思います。

<本年度Admission概要>

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Asian Club@Chinese New Year

本日(2月13日)、Admission DirectorのDon MartinがDSAC (Dean's Student Admission Committee・・・生徒によるAdmissionサポート組織) 向けに本年度のAdmissionの進捗等についてセッションを行いました。Agendaは主に下記の通 りです。
(1) Reception, Information Session等の活動報告
(2) アプリカント数の趨勢
(3) 生徒によるAdmission Processに対するFeedback(各活動の継続可否、改善点、他トップスクールでやっているPracticeについて等々)

特に気になったポイントは(2)で、今年のApplicationは現時点で昨年に比べて減少した、とのことです。ただ、これはGSBに限らず他のB-schoolすべてに見られる現象だということです。Admission側はこの原因について、経済の停滞が長引くことが予測されていること(=職なしでMBAに行くのはRisky)、テロや戦争に対する懸念が留学生のアプリカント抑制材料になっている、といったことを考えているようです。

感銘を受けたのは、Don Martinはじめ、Admissionのスタッフ・生徒が一丸となってGSBを良い学校にしたいという強い意志を持っているのが感じられたことです。どのようにしてキャンパス訪問に来ているアプリカントを暖かく迎えるか、MBAツアーやGSB独自のInformation Sessionをどう改善していくか・・・などなど、真剣な議論が交わされました。GSBはもはや一昔前に言われていたような、QUANTS Nerds(数字オタク?) の学校、というイメージは全くなく、Communityに対するコミットメントの高い、すばらしいクラスメートに恵まれた学校だと思います。実際にCampus Visitした学生からもそういった内容のFeedbackがたくさん来ているということを聞き、うれしかったです。

日本からGSBを目指している方にとっては、アプリカントが減っているという事実は、朗報なのかもしれません。また、私自身も気にしがちだったのですが、実際はGMATやTOEFLの点数が低いからといって受けるのをあきらめるのは本当にもったいないことだと思います。今年もすごく低い点(びっくりするような点です)であってもキャリアですばらしいものを積み上げていたと認められれば合格している人もたくさんいるようです。ぜひ、たくさんの日本人のアプリカントにチャレンジしてもらいたいと思います。

<Recruiting!>

ついに、同級生たちのRecruitingの季節がやってきました。といっても、新学期が始まってすぐに投資銀行、次に戦略コンサルティング、事業会社・・・というように毎週のようにオン・キャンパスInterviewがあり、つい最近まで学校全体がグレー(それも、チャコールグレー)な雰囲気に包まれていました。今週に入って、だいたいの結果 が出たということもあり吉であれ凶であれ、なんとなくすっきりした感じの生徒が多いような気はします。

自分も前学期に同じことを感じていたので非常に共感するのですが、就職活動があまりに激しいあまり、学校の授業が手につかないということでさらにストレスを感じる、という友人の声をよく聞きます。 今年のざっくりとした各業界の就職状況は以下のような感じです。
(1)投資銀行・・・非常に厳しい。シカゴは特にFinanceで有名な学校でもあり志望者が多いので、(もちろん枠も若干多いかもしれないが)相対的に倍率は他のB-schoolより高いのでは、との話。たとえばかなり大雑把な例で言うと、お隣のKelloggが一社で3人の枠に100人行くとして、シカゴは4人の枠に200人くらいの人が殺到する感じ。

(2)コンサルティング・・・業界自体もともとサマージョブの採用数が少ないこともあって、こちらも厳しそう。ケースインタビューの練習を大量 に、かつ真剣にこなしていた友人は妥当に勝ち進んでいるので、やはりケースは練習が大事なのかな、と感じた。

(3)事業会社・・・投資銀行で思い通りに行かなかった人は事業会社のFinanceのポジションに行くケースが多く、こちらも競争が熾烈。

他に全体として気づいたことは、
・ ヨーロッパやアジアの学生は母国のポジションに行くことが多い。(私もその一人ですが)
・ 投資銀行は、他の会社でどこかオファーをもらったか、などを非常に気にするらしい。コンサルティングは逆に、そういうことは一切なく、非常にFairな印象を受ける。

といった感じでしょうか。
とにかく、仲の良い友人の中にもまだ決まらない人もたくさんいます。彼らは、一般 的にOff-Campus recruitingと呼んでいるのですが、学校のシステムに頼らない独自の職探しを今後することになります。大変だとは思いますが、「まあこれもいい経験になるから」、と軽く流す友人もいますし、この厳しい就職氷河期を経て、通 常の時期には経験できない精神的な成長をしているのでは、と頼もしく感じます。この短期間の間に、客観的にクラスメートの"戦い"、"進化していく"姿をみて、ある意味驚かされる部分もあったりします。  

もちろん、私にとっても全くの人事ではありません。サマーでうまくいかなかった場合は、また一から就職活動をすることになります。ただ、どういう結果 になっても、授業、就職活動、そして課外活動すべてにおいてGSBでの経験はすべて自分の糧になっていくに違いない、と感じています。

現在はMidtermも終わり、(今学期はさすがに無難にこなしています・・・)来週のVenture Challengeの発表を前に、久しぶりにのんびりした週末を過ごせそうです。次回はMBAにおけるNetworkingの醍醐味や、Group Studyについて、等レポートさせていただくことになると思います。それでは。

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