LBSの2学期は1月上旬から3月下旬までの10週間です。ちょうど2学期の半ばを迎えたところですが、今学期のこれまでを振り返りたいと思います。
厳しいサマーインターン就職事情
昨年から続く厳しい採用事情は悪化の一途を辿っており、大部分の1年生にとって今学期はまさに就職活動地獄の様相を呈しています。投資銀行・コンサルティングのサマーインターン採用活動が一段落した2月中旬時点でも内定を獲得できている生徒は非常に少なく、人気の高い企業からサマーの内定を獲得した学生は他学生の羨望の的です。USトップ校の欧州出身者もロンドン等でのインターン競争を加熱させているようです。非常に厳しいと言われる日本のMBA生就職マーケットでさえ、欧州に比べればまだ良いほうかもしれません。
2学期の授業
一方で授業は淡々と進んでいきます。2学期の科目は以下のとおりです。
Finance(前期からの継続)
Marketing
Decision Risk Analysis
Operation&Technology Management
Ethics
私個人としては非常に興味深い科目が多く、私が最も面白いと感じるDecision Risk Analysis ではExcel の付加機能を駆使して、不確実性下の意思決定モデルやデシジョンツリーの構築等を扱っています。非常に応用範囲の広いかなり実用的な科目です(今学期の科目の内容や感想等は学期末の科目総括に書かせていただきます) 。
Asia ClubとLBSのクラブ活動
今回はLBSのクラブ活動についてご紹介します。LBSには大小80近いクラブが存在し、ほとんどの学生が目的別 に複数のクラブに入っています。大きく分類すると以下の3タイプに分かれます。
(1) Career Interest-Finance, Consulting, Private Equity, Entrepreneur 等、同じ業種・業界に興味を持つ学生が集まるクラブ。主目的はネットワーキング・勉強会の開催・ゲストスピーカーの招聘等です。
(2) Regional-Asia, Japan, North America 等、特定の国や地域出身および興味のある学生が集まるクラブです。その地域でのビジネスに対する理解を深める(ゲストスピーカー招聘やTripの開催)、文化理解(Partyの開催等)が2大目的です。
(3) Sports & Interest-Football, Rugby, Tennis, 囲碁等、スポーツや趣味を楽しむためのクラブです。FootballやRugbyは社会人チームと練習試合も行っているようで、結果 的にネットワーキングの役にも立っているようです。
ただでさえ勉強で忙しい中、多くの学生が自らClubで主導的な立場を取ってコミュニティーに貢献します。Resume対策という側面 もゼロではないかもしれませんが、やはり平均5年以上の社会人経験がある学生の集まりなので、共通 の興味・キャリアビジョン・バックグラウンドを持つ学生+社会人との交流・活動が将来の自分の人的ネットワーク形成上、非常に大きなプラスになることを理解しているのでしょう。
私は複数のClubに参加していますが、積極的に取り組んでいるのはAsia Club, Japan Interest Club, Real Estate Clubの3つです。特にAsia Clubでは中国人女子学生と2人でCo-Chair(共同議長)を務めており、春休みに予定しているJapan Trip・China Trip の幹事もしております。私生活の時間を取られてしまいますが、『コミュニティーに貢献』し、企業コンタクトを通 じて『学外ネットワーク』を築き、企画を通じて得られる『学内ネットワーク・知名度』を得られるのであれば労力を割く価値はあると思っています。
Chinese New Year Party
先日も旧正月を祝うChinese New Year Party をAsia Clubが主催しました。学校のBarを借り切って中国料理を振るまい、獅子舞・花火・カラオケ大会等イベントが盛りだくさんでした。中国人学生を中心にMBAに限らず、MIF(Master in Finance)等、他のプログラムの学生も一体となって準備をしました。日頃一緒に過ごすことの少ないMBA以外のプログラムの学生と交流する機会を提供するのもPartyやClubの大きな役割の一つです。 また日頃学生を支えているパートナー・家族がLBSでの生活を学生本人と同じように楽しむ場を学校全体で提供するという役割も担っています。