Campus Report 2002

高橋 邦比呂 to Tepper School of Business, Carnegie Mellon University(全46回)

MBAホルダーへの道

Vol.13 新年! Mini 3へ突入!

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毎度遅いタイミングで申し訳ありません。今回は2003年1月前半の内容になります。

■ さらばニッポン

楽しかった日本の生活ともしばしお別れ。しぶとく最後の夜に食したお寿司の味をかみ締めながら、1月11日、再度ピッツバーグへと旅立った。機内では爆睡・・・するつもりが、どうも「今学期はどうする」、「仕事はどうする」なんてことを考えていて、あまり眠れず。結局猛烈な時差ぼけを残したまま、13日、新学期に突入することになった。

■ 大寒波にも負けず

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雲ひとつない快晴!・・・雪は一切溶けません・・・

久しぶりに踏みしめたピッツバーグの地は・・・猛烈に寒かった。「寒いと言ってもさほどではない」と二年生から聞いていたが、これは洒落にならない。顔が痛い。耳がとれそうだ。聞くと、歴代何位 かの大寒波が東海岸を襲っているとか - マイナス10度、15度、20度とそんな日の連続だ。窓は凍り付いて開かないし、晴れていても雪はまったく解けない。サラサラだ。空気中の蒸気が結晶化しているのか、キラキラしていて綺麗である。が、負けていられない。片道25分の徒歩を毎日テクテク、少しでも日本で増量 した体重を戻す一心である。

■ 2003年 - 年頭所感

昨年、一昨年を振り返ってみると、ビジネス・スクールへの留学は自分なりの葛藤もあったし、だいぶ悩んだことが思い出される。学校調べは相当入念に行ったが、自分の職場でのポジションを捨てて留学 - 「本当にこれでいいのか」という疑問への答えは、結局行ってみないことには分からないと思っての決断でもあった。はっきり言って金も時間もかかる、家族への負担も軽いものではない。そんなモヤモヤしたものが、フッとふっきれたのが年を越えてからだろうか。「自分のやりたいことやる」という単純な欲求が改めて芽生えてきた。CMUに対する信頼感が増してきたこともあるだろう。「残りの1年半、絶対に実のあるものにする」という感覚が、渡米した頃よりも強くなったのを感じた。とにかく走るぞ、という感じである。

ちなみに、昨年は頑張った割には何となく"不完全燃焼"で、「思うようにいかない」という感覚が常につきまとっていた。なぜだと考えていたが、原因は実にシンプルで、要は「英語」にあるようだ。教授(特にインド系)の講義が聞き取れない、発言のタイミングを逃す、思ったような発言展開ができない、議論で相手を説得できない、教科書を読むスピードが遅い、級友に気の利いたジョークが言えない、などなど、学生生活のありとあらゆる場面 で結局「語学」の壁が重く自分の進歩を閉ざしている!と再度感じるようになった。非常にストレスがたまる。「もう一度初心に戻ろう」と決意して、学校への行き帰りで英語の勉強を声を出してやるようになった。マイナス15度の中、「お前は二宮金次郎か」と日本人の級友から言われながらも、下手なりにやるしかないと、とにかく続けている。日によるが、いつしか「英語がそのまま頭に入って理解できる」、「思ったことがそのまま口から出てくる」という風になってきている。すこしだけ進歩である。

■ 今学期の履修科目

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毎度おなじみ今学期の教科書の山

今学期の履修科目は次の5科目である: (1) Production and Operations Management, (2) Probability and Statistics II, (3) Marketing Management, (4) Corporate Finance, (5) Competitive Strategy and the New Economy、である。前学期まで4科目でヘバッていたのに、つい誘惑に負けて5科目も登録してしまった。5科目中、(1) ~ (3) が必修科目、残りの2科目が選択である。どの内容も極めて関心が高い分野ばかりであるから、楽しみだ。詳細は次回以降のレポートで報告する。

■ 友達インタビュー(8):ナワチョン・サクンクー

「家業をProfessionally-managed Businessへ」

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●名 前: Nawachon Sakunkoo、
24歳
●出身国: タイ王国
●出身校: 国立チュラロンコン大学(Chulalongkorn University)、コンピュータ・エンジニアリンング専攻。

●前 職: 大学在学中にサマーインターンをしたきっかけから、ノルウェーのIT企業でIT Development Managerとして1年間勤務。その後タイに帰国し、「Mass Multi-playing」を活用したビジネスを起業。インターネットを経由して、10人から15人のプレーヤーが同時にPCゲーム(シューティングゲーム等)を体験できるというもの。80のステーションと契約し、約5,000人から10,000人を顧客としていた。ビジネスの成功に対して: 「アイデアがタイでは新しいものだったので、運がよかったと思う。ただ、情報インフラが社会的にあまり整備されていないので、そこがネックだった。」

●なぜCMUを選んだ? 「ビジネスがうまくいっていたので留学するのは惜しかったが、自営業を継ぐためMBA取得を決意。家業は不動産業などを政府に対して行っている。タイではインベスト・マネジメントやオペレーション・マネジメント、ITの活用がまだ十分でないから、自分が積んできた経験に米国ビジネス・スクールのスキルを合わせて家業を継ぎたいと思った。自分のバックグラウンドとのフィット感と、選択科目の幅・自由度から、CMUを第一希望として受験した。」

●今のところCMUは? 「非常に満足している。定量分析を中心とした各講義内容は、タイに帰国してから、ビジネスの現場に直接応用できるものが多い。改善点をあげるとすれば、Mini1とMini2が基本的に必修科目のみとなっているが、選択科目の履修も可能にしてほしいこと。」

●卒業後の夢: 「タイでは未開拓のビジネス分野も多いため、何か新しいビジネスをおこして社会的インパクトを生み出したいと思う。また、家業をFamily-managed BusinessからProfessionally-managed Businessに変貌させることも目標の一つ。他にはISPと協力してタイの情報インフラを整備することや、以前にやったMass Multi-playingのモデルを生かして数千人の同時プレイを実現させる、なんてことも考えている。そのためには技術に関する知識とビジネス・スキルが不可欠。」

●ビジネススクール受験を考えている方に一言: 「以前、私にはどのビジネス・スクールもだいたい同じように見えた。しかし、実際にはまったく違う。ブロシュア、Website、キャンパス・ビジットなどを通 してよく学校調査をして、自分のニーズにあった学校を選択されることをお薦めします。」

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