ご迷惑をおかけしますが、急ピッチ更新中です。今回は2003年1月後半の内容になります。
■ 極寒 - 大寒波の米国東部
何でもすぐに凍る
前回に引き続き寒い!!とんでもなく寒い。といっても、北東部やカナダ等よりは多少ましかもしれないが、マイナス15度から20度くらいだろうか。顔が痛い。「さすがに室内で勉強やるしかない」と諦めがつく。 写真は家から学校に持っていった水のペットボトル。学校までの20分間の徒歩で氷が張ってしまう。なかの水もシャーベット状になりかけていた。「今年は異例の寒さ」ということだが、本当にしびれる寒さだ。
■ Mini 3 - 過密スケジュール
とにかく、きつい。「Mini1、Mini2が一番厳しい」と前評判で聞いていたが、年度によってだいぶ違うらしい。どう考えてもMini3が一番きつい。正直、体力的に限界まできている。本当に「朝から朝まで」勉強しかやらない。私の場合、「外国人」&「文系」という二つのファクターが重なっているだけでなく、今学期 MarketingやOperationなど初めての分野があることも原因のようだ。ただ、前学期のように過密なスケジュールに飲まれて体調を崩すのはごめんなので、毎朝の軽い運動と「ネイチャー・メイド」の服用を欠かさず、体調をコントロールする。
とにかく食らいついていくしかない。手を抜いてしまったら、同じ内容を勉強する機会は二度と来ないのだ。 クライアントや顧客がいない学生身分、一見甘いようだ。しかし、強制力がない分、まさに「自分との戦い」といった感がある。ある意味、仕事より厳しい面 があると感じる。
典型的な一日の過ごし方・・・ かなり地味です・・・
■ Management Game 「選挙戦」 - 社長当選?!
来学期はGSIAのプログラムとして有名な Management Game が始まる。Management Gameは、5人一組で一つ企業を担当して、他のグループと「腕時計製造・販売ビジネス」を競うという、オンラインのビジネス・シミュレーション・ゲームである。「所詮、現実とは違う、プログラムにすぎない」と侮るなかれ、かなりよくできたプログラムで、毎四半期ごとに100項目近くの意思決定をすることが要される。プログラムにインプットされた消費者や経済のダイナミズムだけでなく、競合企業の意思決定によってビジネスの結果 は変動しつづける。このGameにはGSIAだけでなく、他の米国ビジネススクール、南米、ヨーロッパ、アジアのビジネススクールの学生も参加し、合計「企業」数は100社にのぼる。日本では、青山学院大学等もこのGameに参加している。
Management Game最初の仕事は、「社長の選出」である。GSIA Full Time Students250名から、約50名の社長が選出されることになる。「ここは」と思い立ち、つい調子にのって立候補してしまった。アジア票を稼ぐことができたのか、幸い当選することができた。特に日本人の同級生に感謝である。ちなみに、日本人からは私を含めて3名の社長が選出され、米国人・インド人につぐ人数となっている。 GSIAの受験を考慮されている受験生皆さんにとっては、Management Gameは最も関心を抱かれているものの一つであると思う。今後、社長の立場から、Gameの内容を適宜報告したいと思う。
■ Website スタートアップ!
リニューアル・オープンした非公式Website
日本人在校生全員で協力して非公式に進めていたGSIA Unofficial Websiteを無事にリニューアル・オープンすることができた。 Websiteの目的は、ずばり「学生の生の声による信憑性のある情報提供」である。まだまだいろいろ改善点はあるが、コンテンツ・操作性等の面 でまあまあ滑り出しを迎えられたように感じる。一個人として執筆させて頂いているこの「MBAレポート」とは多少立場は異なるものの、「ビジネス・スクール(GSIA)の真実の姿を届ける」、という同様の目標を掲げて作業を継続している。
このウェブサイトを作成するにあたっては、学校の正式なMarketing Officeともかなり議論をした。Official Websiteとの関係、内容の差異、目的の差異などを明確にし、また、学校の純粋なマーケティングとは一線を画すために「Unofficial性」を保つことなどを取り決めた。学校側も必要とあらば、フルにサポートしてくれるという協力的な姿勢が印象的であった。