これを執筆している3月後半、いよいよピッツバーグも夏!?というような暖かい日々を迎えています(ときどきその翌日に雪が降ってますが・・)。 桜も満開、いい季節になりました。今回は2003年3月前半の内容をご報告します。
■ Mini 4 所感
いよいよ1年目最後の学期を迎えることになった。入学したての頃、よく2年生が「あっという間だ」と言っていたが、本当にあっという間だった。「うわー大変だー」と言ってる間にここまできてしまった。大して成長してないなーと感じたり、ここはよくなったと感じたり。率直なところ、あまり深く考える余裕もなかったという感じ。苦労した前学期の疲れがとれないまま今学期に突入したという感があるが、とにかく走り抜けるのみ。
■ Management Game (3) - いよいよスタート
今学期の目玉コースはなんと言ってもManagement Gameである。社長としての目標は何かと言われれば、「チームメンバーが互いに面 白く学びあう環境をつくる」こと。成績は二の次、三の次。ワークロードが相当重いし、優秀で個性の強いメンバーがそろっている。切羽詰って緊張感が漂うこともあるだろう。しかし、最後に「いやー苦しかったけど楽しかったな!」と言って飲みあえる仲間をつくりたいと感じる。
先日ご紹介したとおり、Gameではピッツバーグ現地企業のExecutiveや労働組合関係の方々にPresentationやDiscussionをもつ複数機会が与えられる。ビジネス実務そのものや数量 モデリングのみならず、チームワークを中心としたソフトスキルを学ぶこれ以上ない機会である。そして、当たり前だが、これをすべて英語でやらねばならない。だいぶマシになった英語とは言え、議論の仕方一つとっても、日本語レベルでコミュニケーションをとるには到底至っいない。へたくそな英語でどこまで相手を説得できるか、勝負である。
■ Mini 4 の履修科目
今学期のテキスト。いつもより少なく、ほぼ全授業ケース中心
今学期の履修科目は(1) Venture Capital and Private Equity, (2) Investment Analysis, (3) Strategic Corporate Management, (4) Strategic Uses of IT and E-Commerce, (5) Management Game I、の5教科である。どれもこれも興味のある分野で、なかなか楽しみである。
ちなみに、成績さえよければ6教科、7教科履修も可能である。しかし、前学期からの経験上、1学期5教科がほぼ限界。というより、6教科以上になると、単位 はとれても、一科目ごとの深みがどうしても浅くならざるを得ない。たまに「天才」と称されるような一部の学生が7教科をとることがあるが、自分にはなかなか難しい。実は最初の2週間だけ6教科にチャレンジしてみたが、結局不可能と判断。必修科目のManagerial Accounting を免除(Exempt)してもらった。
今学期はほぼ全教科 ケースとグループワーク中心。毎度かなりの量の課題が課されるようだ。毎日数十ページから数百ページもの資料から「何がポイントか、キーメッセージか」をどれだけ早く読み取れるかが、問われる能力になってくる。具体的な授業内容等は次回以降報告する。
■ 生徒会活動 - 3セクションに加入
生徒会がスタートアップした話は以前にご紹介したが、この就職活動が忙しいなか、生徒会は結構頑張って活動している。生徒会Websiteの整備、学生の声を学校管理者に伝える「Student Concern Database」のセットアップ、毎月のDeanとのDiscussion Sessionの開催など、学校と学生の交流を活発化させている。
生徒会は生徒会長と12人のVP(Vice President)から構成されている。私も一肌脱ごうという気持ちから、12のセクションのうち、「Admission」、「Marketing & Communication」、「Alumni Relation」の3セクションのCommittee Memberになった。AdmissionやAlumni Relationなどは日本人学生の間で既に活動していた分野であるため、これらの活動とGSIAの正式な活動をリンクさせたいという思惑もあった。私のほかにさらに2名の日本人学生が生徒会活動をともにしている。