5月16日にUSCの卒業式がありました。UndergraduateとGraduateの卒業生8,000人とその家族・友人等合計30,000人が参加する一大イベントです。当日は、世界中から呼び寄せられてきた家族(アジア系が多かったです)や花や風船を売る屋台で大学が埋め尽くされます。ちなみに、Marshallの1年生はこの時期PRIMEで海外に行っているため卒業式には出ることが出来ません。
USC全体の卒業式の模様
まず午前9時からUSC全体の卒業式が行われました。会場はUSCのキャンパス内の広場です。屋外でのCeremonyは雨の心配のないロサンゼルスならではでしょう。卒業生はRegalia(普通 は黒のCapとGown)に身を包んで行進します。携帯電話を片手に家族に自分の位 置を知らせようとする姿が今風です。今年のKeynote SpeakerはBrown University学長のSimmonsさん(African-Americanとして初めてIvy Leagueの学長になった女性)でした。全体の卒業式は10時で終わり、その後、各スクール(学部)毎にSatellite Ceremonyが行われます。
Marshall Schoolの場合、Undergraduateは11時から、Graduateは6時からSatellite Ceremonyが行われます。Satellite Ceremony が午後6時と遅いため、Ceremonyの前に卒業生や家族が集まってのReception(立食形式の非常にカジュアルなもの)を行います。Satellite Ceremonyの会場は、かつてはアカデミー賞の授賞式会場であったShrine Auditorium(現在は、エミー賞の授賞式会場になっています)です。
Marshall Schoolの卒業式の模様
Satellite Ceremonyでは今年で退任するWesterfield学部長、生徒代表のLuke、Guest SpeakerのKresaさん(Northrop GrummanのCEO)などが次々に講演して行きます。そしてクライマックスは、卒業生一人一人への卒業証書の授与です(ちなみに、本当の卒業証書は後日郵送となるため、この日もらうのは卒業証書を入れるための額縁です。)。家族の前で緊張している生徒もいれば、ちょっとしたパフォーマンスを行うおちゃめな生徒もいたりします。こうして午後8時には卒業式が終了します。
去年の8月から一緒に授業を受けた2年生たちとはこれでお別れです。Marshallの場合、例年California州内(サンフランシスコなどのベイエリアを含む)で就職する人が半数を超えますが、一部はニューヨーク等の東海岸や海外にも行きます(東京に行くアメリカ人もいます)。Internationalの生徒は母国に戻る場合が多いようですが、アメリカで就職する人も何人かいます。さらに、卒業式の時点でも就職活動を継続している人も結構いるようでした。
次回は先週から始まった夏学期の授業の模様について報告します。