Vol.25　サマーレセプション

すでに日本に帰国して1ヶ月経ちました。仕事をしている時間が長いせいか、あまり日本をじっくり楽しむ時間がなかなかとれません。でも、10週間という短い期間なので、その間にできるだけのことを吸収し、職業に対して、自分の適性を見極めるということを考えれば良いことかもしれません。自分にとっては、日本企業から外資企業、そして通 信業界から金融業界ということで環境がかなり変わってしまったので、慣れることに大変な半面 、何もかもが新鮮である体験をしています。

MBAサマーレセプション

平日も夜遅くまで働くため、友達ともなかなか会えないことが多いですが、そのなかなるべく出席しよう（少しでも顔を出そう）としているのがサマーレセプションです。サマーレセプションとは企業が帰国してインターンをしているMBA一年生を対象に行う立食パーティーのことです。企業によっても違いますが、会社説明のスピーチと採用を行っている各部門の社員との懇談会を行うというのが通 常のパターンです。

ここでは、既にボストンの時の面接官やキャンパスリクルーティングで来て頂いた社員の方々と再会しますので、雰囲気もすごく和やかです。社員といっても、人事部の方のことではなく、実際に働いている社員のことです。例えば、投資銀行でいうと、インベストメント　バンキング（アドバイザリーグループ、Ｍ＆Ａグループ、キャピタルマーケットグループ）、エクイティ、フィックスドインカムの各部門の社員が参加してくれています。同じ業界でも、仕事の回し方やカルチャーがなんとなく違ったりするので、インターン生はなるべく多くのレセプションに出て、自分に合う企業を探したりします。

実際には、その会社で働いてみないと分からない部分も多いとは思いますが、こういったレセプションに参加するだけでも各社の色が違うことに気づきます。もちろん企業にとっては、良い学生を他の企業から引き抜く場でもあるのでしょう。

インターン生にとっては、企業の方以外にも他のMBA生と再会できる場でもあります。ここで、インターン同士で各企業の実情やビジネススクール一年目の出来事を話しあったりします。レセプションは通 常7-9PMで行われるのですが、通常タクシーで乗りつけて、仕事の兼ね合いで許容できる範囲参加し、またタクシーで会社に戻って仕事を再開するという感じではないでしょうか。その1,2時間仕事をするのも重要ですが、せっかく日本に来て、これからフルタイム就職活動が控えているので、レセプションなどに参加するのは大変意義があるものだと思います。また、普段の仕事に没頭しているなか、レセプションに出ることによって、また就職活動が始まるんだなという心構えができてきます。