インターンを終えて、すぐに渡米して1週間が過ぎました。経由地点のシカゴでの飛行機トラブルで8時間近く足止めを食らったときには泣けてきましたが、ようやく家族も生活も落ち着いてきました。秋学期の授業も8月25日より開始しており、いよいよ2年目に突入です。9月に入っていますが、レポート内容は6月後半のインターン体験記(その3)になります。
■アサイメント(4) 転換社債発行のアドバイザリー業務
4つ目のアサイメントは、精密機器大手企業に対して社債発行による資金調達をご提案するための資料作成。ブルーンバーグその他のデータベースで可能な限り入手できる情報に基づき、その会社の将来の資金需要を予測し、さらにリサーチアナリストの業界予測(公開されているもの)等に基づくキャッシュフロー分析を経て、特定金額の社債(転換社債等)発行を提案する、という流れである。もうしばらくオンゴーイングで続きそうな業務であるが、実際にクライアントを訪問してディスカッションをする機会を与えられたため、これまでとはまた一味違った経験を積むことができた。
■アサイメント(5) 不動産のオフバランス化戦略の立案・実行
某事業会社が保有する不動産をオフバランス化する業務が5つ目のアサイメントとして渡された。オフバランス化としては、売却やリースバック、証券化等の方法があるが、会計・税務面 の取扱がかなり複雑である。また、売却等に応じては、それぞれの不動産が幾らで売れそうなのか、その見積り額をバリュエーションしなければならない。不動産業務もまったくのド素人である私が、その実務の片鱗を勉強させて頂くのに極めて貴重なアサイメントであった。6月末時点でバリュエーションを開始したところであり、以降のストラクチャリングと実行作業を7月から8月にわたって実施する予定である。