Campus Report 2002

高橋 邦比呂 to Tepper School of Business, Carnegie Mellon University(全46回)

MBAホルダーへの道

Vol.25 インターン体験記!(其の四)

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皆さん、大変(またしても)ご無沙汰してしまいました。2ヶ月ぶりの更新になります。これを書いているのは何と11月30日・・・今年もいよいよ大詰め!ですが、レポートの内容はまだ7月前半になります。すみません・・・。卒業までには追いつきます!今回はインターン体験記の第4回になります。

■ アサイメント(5) 不動産のオフバランス化戦略の立案・実行 (続き)

前回レポートで立案までのプロセスを紹介したが、7月以降、実際のリース、売却等を念頭においた詳細な分析や売却先の選定を行うことになった。この事案を複雑にしていたのは、少々細かい話になるが、ファイナンス面 からは非常に重要な税務上の「欠損金」の利用をどこまでするか、という話であった。

不動産の売却による「益」と、本業の「損」をどうぶつけるか、ということだが、売却のタイミングが本業に与える影響、売却のストラクチャーと会計・税務への影響、そして欠損金の「有効期限」などを絡めて、ひたすらエクセルをまわしまくる(ちなみに連結納税のインパクトも絡んでいた)。専門的な知識の習得のみならず、また一歩エクセルの腕を上げさせていただきました・・。いろいろな意味で勉強になった。

不動産の業務をさせていただいて感じたのは、それが自分の日常に「近い」話が多く、例えば大企業の"キッタ・ハッタ"のM&Aの話よりも現実味があって面 白いという点は以前にも述べたところだが、それ以上に、不動産の専門家としての知識の重要性を痛感した。

ぶっちゃけて言えば、不動産のデータをとってくるとか、キャッシュフローを計算してバリュエーションをするといった、いわゆる「ファイナンス」的な仕事は訓練さえされれば、ある程度はすぐにできるようになるだろう。しかし、土地の所在地を見た瞬間に「坪~万円」と感じれる「肌感覚」、テナントを入れられるか住居にした方がいいかを瞬時に判断できる「土地勘」、こういった不動産のプロがもつ能力は、数ヶ月訓練をうけて完全に身につくようなものではないと思う。

こういったプロのスキルが、先のファイナンスの知見と合わさったときに初めて、より高い不動産アドバイザリーの価値が発揮されるのだと感じた。自分には、あきらかに不動産に関する基礎知識が不足しており、例えばお客さんなどとFace-to-faceで向き合ったときにリアルタイムで計算機をたたきながら議論ができるかと言えば、YESとは到底いえないことを痛感した。不動産はプロの世界だと感じた。

■ 夏の間の就職活動記(1) - レセプション他

さて、インターンで毎日が非常に忙しくなってはいるわけだが、同時に自分が「私費留学生」であることを忘れてはいけない。インターンをやっている企業からオファーをもらえる確約もなければ、卒業後に仕事を獲得できる保障もないのだ。

特に日本で就職する予定の学生は、日本でインターンをやっている間が一番効率よく行動できる。インタビューに呼ばれればすぐに地下鉄でいけるのだ。「インターンのための就活」がやっと終わったと思ったのも束の間、「卒業後の就活」にインターンと同時に専念しなければいけない。

日本にいる間、投資銀行各社は6月から7月頃にかけて東京でレセプションを開催する。去年の就職活動でコンタクトをとったような会社さんからは大体メールなどが送られてくる。私の場合、インターンの関係もあってすべてのレセプションに出席することはできなかったため、昨年特に関心を抱いた会社さんに絞って参加させて頂いた。

レセプションではその会社の担当者の方々のほか、インターンを現在やっているMBA生も「主催者側」として参加している。彼らからは「生の情報」が聞けるのでかなり重宝する。特に個人的な友人がいるときなどは心強い。

自分の場合、さらに戦略系コンサルティングファームと、知り合いのつてで某プライベートエクイティのお話も伺った。戦略系コンサルの方は大体ホームページから申し込みができるようになっているが、PEの方は「積極的に採用しますのでドシドシ応募を・・」という姿勢をとっているところはたぶんほとんどない。

PEで強調されるのは「絶対基準」による採用ということで、一定レベルを超えるCandidateがくればすぐに採用するが、別 に年間採用何名と決められているわけでもないため、門はかなり狭い、という印象を受けた。できれば知り合いなどのつてでインタビューなどにこぎつけられるといいようだ。皆さん、大変(またしても)ご無沙汰してしまいました。2ヶ月ぶりの更新になります。これを書いているのは何と11月30日・・・今年もいよいよ大詰め!ですが、レポートの内容はまだ7月前半になります。すみません・・・。卒業までには追いつきます!今回はインターン体験記の第4回になります。

■ アサイメント(5) 不動産のオフバランス化戦略の立案・実行 (続き)

前回レポートで立案までのプロセスを紹介したが、7月以降、実際のリース、売却等を念頭においた詳細な分析や売却先の選定を行うことになった。この事案を複雑にしていたのは、少々細かい話になるが、ファイナンス面 からは非常に重要な税務上の「欠損金」の利用をどこまでするか、という話であった。

不動産の売却による「益」と、本業の「損」をどうぶつけるか、ということだが、売却のタイミングが本業に与える影響、売却のストラクチャーと会計・税務への影響、そして欠損金の「有効期限」などを絡めて、ひたすらエクセルをまわしまくる(ちなみに連結納税のインパクトも絡んでいた)。専門的な知識の習得のみならず、また一歩エクセルの腕を上げさせていただきました・・。いろいろな意味で勉強になった。

不動産の業務をさせていただいて感じたのは、それが自分の日常に「近い」話が多く、例えば大企業の"キッタ・ハッタ"のM&Aの話よりも現実味があって面 白いという点は以前にも述べたところだが、それ以上に、不動産の専門家としての知識の重要性を痛感した。

ぶっちゃけて言えば、不動産のデータをとってくるとか、キャッシュフローを計算してバリュエーションをするといった、いわゆる「ファイナンス」的な仕事は訓練さえされれば、ある程度はすぐにできるようになるだろう。しかし、土地の所在地を見た瞬間に「坪~万円」と感じれる「肌感覚」、テナントを入れられるか住居にした方がいいかを瞬時に判断できる「土地勘」、こういった不動産のプロがもつ能力は、数ヶ月訓練をうけて完全に身につくようなものではないと思う。

こういったプロのスキルが、先のファイナンスの知見と合わさったときに初めて、より高い不動産アドバイザリーの価値が発揮されるのだと感じた。自分には、あきらかに不動産に関する基礎知識が不足しており、例えばお客さんなどとFace-to-faceで向き合ったときにリアルタイムで計算機をたたきながら議論ができるかと言えば、YESとは到底いえないことを痛感した。不動産はプロの世界だと感じた。

■ 夏の間の就職活動記(1) - レセプション他

さて、インターンで毎日が非常に忙しくなってはいるわけだが、同時に自分が「私費留学生」であることを忘れてはいけない。インターンをやっている企業からオファーをもらえる確約もなければ、卒業後に仕事を獲得できる保障もないのだ。

特に日本で就職する予定の学生は、日本でインターンをやっている間が一番効率よく行動できる。インタビューに呼ばれればすぐに地下鉄でいけるのだ。「インターンのための就活」がやっと終わったと思ったのも束の間、「卒業後の就活」にインターンと同時に専念しなければいけない。

日本にいる間、投資銀行各社は6月から7月頃にかけて東京でレセプションを開催する。去年の就職活動でコンタクトをとったような会社さんからは大体メールなどが送られてくる。私の場合、インターンの関係もあってすべてのレセプションに出席することはできなかったため、昨年特に関心を抱いた会社さんに絞って参加させて頂いた。

レセプションではその会社の担当者の方々のほか、インターンを現在やっているMBA生も「主催者側」として参加している。彼らからは「生の情報」が聞けるのでかなり重宝する。特に個人的な友人がいるときなどは心強い。

自分の場合、さらに戦略系コンサルティングファームと、知り合いのつてで某プライベートエクイティのお話も伺った。戦略系コンサルの方は大体ホームページから申し込みができるようになっているが、PEの方は「積極的に採用しますのでドシドシ応募を・・」という姿勢をとっているところはたぶんほとんどない。

PEで強調されるのは「絶対基準」による採用ということで、一定レベルを超えるCandidateがくればすぐに採用するが、別 に年間採用何名と決められているわけでもないため、門はかなり狭い、という印象を受けた。できれば知り合いなどのつてでインタビューなどにこぎつけられるといいようだ。

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