Campus Report 2002

山中 里織 to The University of Chicago Booth School of Business(全28回)

MBAホルダーへの道

Vol.22 冬休み&就職活動

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あっというまに2学期目に突入、Winter Quarterの1週目が終わったところです。冬休みは、就職活動も兼ねて日本に約10日滞在したあと、Cubaにバケーションに行ってきました。

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社会主義国を訪れたのは初めてで、噂どおりの非サービス精神(食事が出てくるのに小一時間、飛行機に乗るのに3時間、等々)にカルチャーショックを覚えつつも、街中にあふれるチェ・ゲバラの写 真にソン,サルサといったキューバ音楽を満喫してきました。写真はハバナの革命広場、サンティアゴ・デ・クーバの広場にいた街角ミュージシャンとごくありふれたバーでのバンドの様子です。

今回は、最近あまり触れてこなかった就職活動についてレポートします。

<卒業後の進路>

夏休みは投資銀行の債券本部で企業の資金調達、財務戦略に関わる部署でのインターンを経験したのですが、その後しばらく考えた結果 、Financeの世界で生きていくことではなく、企業の戦略、ビジネスモデル全体を考えることに自分のドライブを感じ、パーマネント(MBA卒業後)の就職活動は心機一転、Corporate StrategyとConsultingで考えることにしました。

場所は、アメリカ、日本、どこでも・・・といっても、長い目で見て自分にとってどこが一番いいのか、自分が一番わくわくするのはなんなのかということを念頭に置きつつ下記のようなポイントを考え、動きました。

1. 行きたいところしか受けない

当たり前かもしれないのですが、意外とそうじゃない人もいるので一応書いてみました。パーマネントなだけに、卒業後すぐ働かなければいけないという縛りもなく、時間をかけてでも納得いく仕事を見つけたいと考え、最初からある程度リサーチをしてここだったら行ってもいい、と感じられるところしか受けませんでした。

今現在幸いにもいくつか内定をもらうことができたので結果オーライなのですが、まったくのキャリア・チェンジなので正直、最初はかなり不安だったことも事実です。 ポイントは、やっぱり自分のやりたいことに対する熱意や愛情?なのかなと思っています。やっぱりそれなりの期間続けていきたい仕事なので、わくわくしながら働くことで努力もするし、自分も成長できると考えています。

2. アメリカではコンサルのみ

周りや自分のスキルを考えた結果、このまま残りたい気持ちはあったものの、下記の理由によりアメリカでの就職活動は、事業会社は見ずに戦略系コンサルティグ、および日系企業向けのビジネスアドバイザリーのみにしました。

・ Non Nativeの壁:
Consultingは純粋に論理的思考の優れているかどうかを見て判断してくれるところがあるが、Corporateでの仕事は多分にUS marketに対する造詣やNationalityを気にする。

・ Industry Expertise:
もともと都市銀行で働いていたため特定の業界に対する経験、知識がなく、Industry Knowledgeなしで事業会社に入るためには、まずバックグラウンドのあるFinance(財務)のポジションに入らなくてはいけない。わたしは企画のポジションにこだわりたいので、Internationalとして事業会社で内定がもらえる可能性は極めて低い。

・ Universal Skill:
起業は将来のキャリアプランの一つであり、やるなら日本でと考えているので、そこに役立つスキルとして場所にこだわらず身に付けられるものはコンサルティングにおけるUniversalなBusiness Skillと経験。もちろん、アメリカで働いているうちにいろいろと視野が広がったり方向性が変わる可能性も考えていたものの、いずれにせよコンサルティングではどんな業界、どんな興味に対してもApplicableなビジネス力をつけることができる。

・ 純粋な興味:
アメリカのマーケットの知識が少ないこともさることながら世界のどこでもやっていける力はほしいもののアメリカのマーケットに特別 の思い入れはなく、したがって事業会社での仕事は気持ち的にきびしい。

3. Challenging

基本的にキャリア・スイッチなのでなにもかもチャレンジングといえばそれまでですが、成長に向けてよりいっそう自分を高めてくれる、(追い詰めてくれる?) アサインメントができるところという点を重視しました。

4. Capability

3と逆の発想でもありますが、事業会社にせよコンサルティングにせよ初めてのStrategyの仕事なだけに、周りの環境や人間関係、社内組織体系なども含め、少しでもたくさんの内部の方とお話をしながら,自分が本当にやっていけそうか、という確信?や感触をつかむようにしています。

<もうひとつのポイント>

わくわく感とWork-lifeバランスのトレード・オフも重要項目のひとつです。たとえば、本当にしんどくてもやりたい仕事、社会へのインパクトは比較的小さくてもやりがいはあるしある程度自分の時間も持てそうだという仕事、だとかなり難しい選択になってきます。

この辺は留学前、とくに都銀勤務時代の自分だったら迷いもなく前者だと思うのですが、その、本当にやりがいがあってChallengingな仕事に私が要求する度合いのバーはかなり高くなってきています。このあたりはアメリカに住んでみて、仕事、人生両方を楽しむためのマネジメントも大事だなと感じたからかもしれません。

あと、前からも気にしていたことですが長く働けばいいというわけではなく短い時間でもしっかりパフォーマンスをあげるということが自分にとっていっそう大事だと考えるようになりました。

ということで、アメリカのコンサルティング、日本の事業会社の企画・戦略部門と戦略コンサルティングファームを中心に受けてきたのですが、手ごたえがあると思ったアメリカでのコンサルティングは結局良い返事をもらえることはなく、ビジネスアドバイザリーのほうも採用凍結ということでしばらく話を進めることができないとのこと、アメリカに残るオプションはなさそうです。

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日本のマーケットに関しては10月後半、11月あたりから動き始め、恒例のボストンキャリアフォーラムに参加したり、週末にNYに面 接に行ったりとそれなりに忙しい日々をすごしてきました。といってもボストンでは久々にあった同級生たちとの大宴会、NYでも友人とショッピング満喫、と実は楽しませてもらいました。写 真はボストンにて久しぶりに会った友人とのものです。

現時点では、大体方向性は見えてきたもののどこに落ち着くかは未定、緩やかながらも就職活動は続いています。このあたりはまた、追ってレポートしたいと思います。

次回は、とても忙しくなりそうな冬学期のスケジュールや履修科目を中心にレポートする予定です。

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