年末年始を学校の仲間とフィリピンで過ごしてきました。同じClass of 2004のフィリピン人の同級生(T君としておきます)を訪ねて、5人の学生が集まり、非常に楽しい旅行となりました。
マニラの豪邸とSubic Bay
今回のホストであるT君の父親はフィリピンでもかなり有力な政治家で、マニラの豪邸に到着するなり、世界各国の要人との記念写 真の多さに度肝を抜かれました。小泉首相と握手している写真もありました。ビジネス・スクールにいると、たまにとんでもなくいい所の子息に出会います。普段は普通 に貧乏学生をしているので分からないのですが・・。
マニラ到着後、西へ車で3時間、Subic Bayという所に連れて行かれました。観光客が殆どいないので、ビーチを一人占めして、ダイビング等に興じていました。ここは元米軍基地で、返還後経済特区として開発が進み、多くの外国企業が進出しています。FedExのアジア・ハブもここにあるようです。現在アジア海上輸送のHUBを目指して、Subicの一層の開発を行うかどうかがフィリピン国内政治の大きな論点となっています。
大晦日のミサとカウントダウン
フィリピンは人口の80%以上がカトリック教徒で、Subicでも12月31日夜にミサが行われました。我々もこの屋外ミサとそのあとの市全体でのカウントダウンに参加させてもらいました。特設のステージを中心に、2- 3000人の市民が踊りながらカウントダウンを迎える様子は日本の年の瀬とは大分雰囲気が異なり、非常に面 白い経験となりました。深夜零時前後には花火も多数上がりましたが、海外で見たものの中では間違いなく最高の花火でした。
フィリピンの結婚式
T君の計らいで友人の結婚式披露宴に出させてもらいました。出席者は350人ほどでしたが、それでも小、中規模とのことでした。大規模とは500人以上を指し、T君の結婚式ともなれば、1000人以上になるに違いないと彼の友達は言っていました。
フィリピンの富裕層
T君やその仲間たちは非常にネットワークが広く、現職大統領の娘や、副大統領選の候補者の娘等に次から次へと紹介されました(フィリピンは今年5月に大統領選があります)。T君の友達は殆ど皆海外留学経験者で非常に魅力的な若者達でした。一方で一部の富裕層が、富を独占し、ネットワークを築き、海外で学ぶ機会も独占している社会の偏重が存在することも感じました。富裕層ほどアメリカへの留学や海外就労経験が豊富で、そのネットワークを生かして対米ビジネスを立ち上げている若者にも多く会いました。
次回は前学期(秋学期)の交換留学から帰ってきた学生の声を拾い、ロンドン・ビジネス・スクールの交換留学プログラムをご紹介したいと思います。