最後のMidterm。。。つまり、あと半セメスターで卒業することとなります。そのようななか、今回は、簡単に各クラスでの学習状況をご報告したいと思います。
Financial Information Analysis
最近は財務比率分析というより、キャッシュフロー予測およびValuationの比重が大きくなったような気がします。投資銀行の実務ですと、DCF、類似企業比較(Comparable Analysis),Transaction Analysisが1セットなのですが、この授業ではそれ以外のValuationの理論を学びました。
具体的には、Residual Income法、Residual ROCE法などです。また、GAAPもしくはPro-Formaの形式で作成された財務諸表を他社と比較分析するために必要となる調整を行うことに時間をかけました。
Global Strategy
松下vsフィリップス、ルノー・日産アライアンス、ディズニーランドの海外戦略などさまざまな会社のグローバル戦略についてケースディスカッションを行いました。しばしば問題となるのが、グローバルスタンダードvsローカライゼーションでしょうか。どの企業もこのバランスのとりかたに苦労しており、各マーケット、各プロダクトについて、さまざまな観点から分析する必要があり、その分析を如何に体系的に行うかということが求められました。
Financial Modeling
損益計算書、貸借対照表、キャッシュフロー計算書のモデリングとその一貫性のチェックを行いました。MBA生が卒業して会社に入ると、実際にモデリングを行うより、自分の部下のモデルが正しく作成されたか精査することが多いことから、バグだらけのスプレッドシートを正しく修正するということも行いました。
中間テストもこのような問題があり、エキセルを使用する上でいかにマウスを使わず、ショートカットキーであらゆる機能をこなし、時間を節約するかというのが重要であったような気がします。
Top-Down Law
このクラスが受講しているなかで一番曲者でした。なんといっても毎回全く異なる分野の法律を学ぶこと、また法律のケース(Hypothetical)の分析に慣れていないことから、かなり苦労しました。幅広い分野のなかで、個人的には、知的所有権(著作権、特許、企業秘密、トレードマーク、技術移転、ライセンシング)について最も興味持ちました。最近において、それ以外には、IPOの際の法律手続きについて学びました。
M&A
最近のプロジェクトでは、ある実在する会社に対しての買収案をまとめるというものがありました。どのような価格でどのような形態(キャッシュ/株式交換/ハイブリッド、もしくは優先株式転換債など)で買収を行うか、EPSにどのような影響があるか、またターゲット会社もしくはホワイトナイトとなりうる他社がどのような反応を示すかなど幅広い分析が求められました。次回のプロジェクトではLBOのファイナンシングについてのケースが渡されています。
あと1ヶ月ぐらいですが、残りも気を緩めずしっかり学んでいきたいと思います。