またまた少しアップデートが遅れてしまいましたが、最後の5ヶ月間分、これから急ピッチでアップデートしてゆきたいと思います。今回は2004年1月前半の内容になります。
■年頭所感!- 学業、ゴルフ、家庭とのバランス
いよいよ最後の年を迎えた。まだ5ヶ月を残しているにも関わらず、何かもう終わってしまったような感じさえある。就職も決まって、ある程度自分の将来の方向性も見えてきた。何かさびしい感じがするし、早く働きたい!という思いもある。
残りの2学期はできるだけ仕事に直結しそうな科目、特にファイナンスと戦略論を中心分野に据えたいと思っている。が、CMUに入って痛感したのは、戦略系の科目の弱さだ。ファイナンスはなかなかいいが、戦略は「これ!」と思うような授業が今ひとつ見当たらない。投資銀行では戦略論の理解は必須であるため、授業とは別 に、自分でも戦略論を個人的に勉強しなす必要があると感じる。
また、怠けるという意味ではなく、ゴルフもできるときにやっておきたい。短気な性格の自分には、たぶんゴルフは向いていない。スコアもだいぶ悪い。が、将来、お客さんとゴルフに行くような機会があったときに、場の雰囲気をシラけさせない程度の技術は必要だと思う。これまで税務事務所勤務であった自分にはそういう「接待」の経験がなかったため、ここは放置してきた分野だ。多少は練習しておきたい。
年頭所感として最後に挙げたいのは、家族と学業との両立。娘も4月で1歳を迎え、いよいよ遊びたい盛りになってきているため、家族との時間を大事にしたい。特に夏から仕事が始まった暁には、週末もいれて家族との時間を十分にとるのはなかなか難しくなると思う。残りの半年間、できるだけ家族と有意義に過ごしたいと思う。まとまった休みをとれるのも滅多になくなるだろうから、旅行にもできる限り行きたいと感じる。
■2年目Mini 3 の履修科目 & 教授のご紹介
今学期の履修科目は、(1) Interpersonal Negotiation, (2) Corporate Restructuring, (3) Technology Strategy, (4) Corporate Financial Reporting の4科目。先述のとおり、ファイナンスと戦略、そして交渉術の授業を中心に履修している。特にCorporate Restructuringの授業は投資銀行業務そのものの内容。企業の企画部門、コンサルティング業、事業再生に関心のある人にも興味深い内容のものだ。
たまには教授の紹介もいいかと思い、写真と紹介文を掲載する(写真の著作権はカーネギーメロン大学です)。
Interpersonal NegotiationのWeingart教授。 交渉論の世界では有名な方らしく、カーネギーメロンでも人気が高い。大学生(Undergraduate)にはEntrepreneurshipなども教えている。 |
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Corporate RestructuringのDammon教授。 かつてはDuke大学でベストプロフェッサーに選ばれた。個人的にはカーネギーメロンで最もいい授業をする方だと思っている。実務的観点から自分の意見を明確に述べるため、非常に参考になる。Business Week誌で全米のベストプロフェッサー(Four Star)の一人にも選ばれている。 |
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Corporate Financial ReportingのKoch教授。 以前はテキサス大学で教鞭をとっていた。大手会計事務所の旧Coopersとコンサルティングの実務経験があるため、その視点は常に実務的。会計理論をここまで明解かつ分かりやすく教える教授を私は他に知らない。 |
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Technology StrategyのKyle教授。 MITで博士号をとられてすぐにカーネギーメロンにいらっしゃったホヤホヤの教授。かなりのやる気と早口で授業についていくのは大変。今年で2年目を迎えたところだが、残念ながら来年からDuke大学で教鞭をとることになったとか。 |
■フロリダ旅行・・・病気で散々な目に・・・
年末年始はピッツバーグの学生にとって旅行の季節だ。ピッツの冬はメチャメチャ寒いため、冬休みの間、学生たちは国に帰ったり南部へ旅行にいく。特にフロリダ、カンクン、ドミニカ共和国などにはピッツバーグから直通 便が出ているため、2~3時間で別世界に行ける。我が家も3泊4日のフロリダ旅行を決行した。
フロリダまで飛行機で2~3時間
が、これが先例を見ないほど辛い旅になってしまった。出発では交通事故による渋滞で飛行機に乗り遅れ、1 connectionの経路に変更。ホテル到着まで15時間もかかることに。翌日は何とか観光できたものの、その翌日から娘が風邪になる。子供は誕生から半年を過ぎるころから免疫力が急に落ちるのだ。しかもその風邪が自分たちにも感染、一家そろってグロッキーになってしまった。ようやくピッツに戻るときには、救急病院の常連になっていた。せっかくの遠出だったが、子連れ旅行の楽しさと難しさを思いっきり体験した旅行だった。これはこれでいい経験でした・・・。
以上、今回はこれくらいにして、次回は授業内容のご紹介をしていきたいと思います。