8/30より本コースがスタートしました。サマースクールでのインターナショナル学生との英語での会話にやっと慣れてきたと感じていたところに、とうとうネイティブ達の登場です。さてさてちゃんとやっていけるのか不安でいっぱいでした。
Fuquaでは1年間を4つに分けるTerm制を採用しています。このTerm制とは6週間を一区切りとして、この間に科目を終了するシステムです。科目ごとに1回2時間15分!(途中15分の休憩あり)の授業を週2回受け、計12回の授業があります。基本的に水曜日、土曜日、日曜日が休みの週休3日制です。今Termの受講クラスは以下です。
【必須コース】
・ ミクロ経済学:Managerial Economics
・ 確率・統計学:Probability and Statistics
・ コンピュータ:Computer Skills
・ 組織論:Managerial Effectiveness
・ミクロ経済学
需要・供給曲線から始まってゲーム理論までをカバーするいわゆるミクロ経済学そのまんまなのですが、6週間で分厚いテキストをほぼ網羅してしまうのでかなりのペースで進みます。クラス準備として2章分(100ページくらい)読んで来いとコースパックに書いています。大学時代に勉強済みの人はWaiveしてもいいと思います。その場合は必須のマクロ経済学を先行して取ることが出来ます。
・確率・統計学
確率から始まって回帰分析までをカバーします。このクラスは12回の授業の内、6つのチームアサイメントが要求されているため、1週間ごとにチームでディスカッションしながら問題を解いています。
・組織論
ハーバード(ごくたまにStanfordとFuqua)のケースを用いて、組織におけるインセンティブ、モチベーション、文化、リーダーシップ等を学ぶ授業です。前半1時間はケースを用いてのクラスディスカッションです。後半1時間でそのケースでのテーマに関するレクチャーがあります。扱っている内容は面 白く、自分がやってきた仕事の場合は・・・、今後仕事をする上で・・・、といろいろ考えをめぐらせる機会を与えてくれるのですが、準備が大変。毎回ケース以外にもそのテーマにそったリーディングもあるので全部やろうとすると5、6時間は準備にかかる感じでしょうか。
所属するセクションによって時間割は異なります。私の場合はこのようになっています。
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
---|---|---|---|---|---|
8:00~10:15 | 確率・統計 | 休み | 確率・統計 | ||
10:30~12:45 | コンピュータ | コンピュータ | |||
13:15~15:30 | ミクロ経済 | ミクロ経済 | |||
15:45~18:00 | 組織論 | 組織 |
これ以外にも毎日のように夕方もしくは水曜日に企業のプレゼンテーション(Special Interest Program:通称SIPS)が入るため、一見楽そうに見えるこの時間割も結構大変なのです。
【キャンプアウト】
ここでは勉強以外でのFuquaの魅力をご紹介したいと思います。Duke大学の男子バスケットは全米優勝の実績もあり、卒業生にはNBAで活躍する選手もいます。私がDukeへ留学すると後輩に話した際、MBAのことは全く知らなかった彼(ものすごくNBA好き)が「先輩、Dukeに行くなんてすごいっすねー!たくさんいい人材(NBA)を輩出してますよー」と言ってくれました。
Duke主催ゲームのシーズンチケットは大変人気が高いため、当然抽選になります。その抽選に参加するために、何と!2泊3日の屋外での泊り込み(キャンプアウト)をする必要があるのです。
金曜日の夕方から日曜日の朝までグループでキャンプアウトして、当たった人の切符を参加者全員で分配するのが一般 的みたいです。この時期にはセクションのメーリングリストでも一緒にキャンプアウトしませんか?というメールが飛び交い、キャンプアウトの話題で持ちきりになります。教授陣もこの前後にはアサイメントを外す様に考慮してくれたり、授業の最後に「それじゃー、キャンプアウト頑張ってね!」とコメントしたりと一般 行事として根付いている感じです。
私も参加したかったのはやまやまだったのですが、さすがにボストンキャリアフォーラムの準備に追われて今年は断念することにしました(へたれレポーターですみません・・・)。しかし日本人の有志達が参加したので、陣中見舞いということで差し入れを持って数時間一緒に戦ってきました。
キャンプアウトではランダムに笛がなって、その度に指定の場所へ行き自分がちゃんと来たということを申告しなくてはなりません。1回のスキップは許されるのですが、2回いかなかった場合は抽選の参加資格剥奪です。この笛は昼夜問わずなるため、ゆっくり寝てもいられないようです。
参加者はキャンピングカーやテントを持参します。この時期にはダーラム近郊のキャンピングカーは全てなくなると言われています。
キャンピングカーの回り
テント村
月曜日にキャンプアウト参加者に会うと、みんなげっそりしているように見えました(笑)。来年こそはこの楽しいイベントに参加したいと思っています。 さて来月のレポートではFinal試験のことについて報告したいと思います。