Campus Report 2003

小川 美弓 to The Wharton School, University of Pennsylvania(全25回)

MBAホルダーへの道

Vol.12 「4ヶ月!もある夏休み(1)~上海へ~」

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既に10月も終わりを迎え、ここフィラデルフィアでは最低気温が10度を下回る日が多くなってきましたが。そんな中、季節外れで大変申し訳ありませんが、今回から数回にわたって、4ヶ月!もあった長い長い夏休みについてレポートさせて頂きます。  

<サブレット事情>

夏の間しばらく見ることができない

フィラデルフィアの景色

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WhartonのHuntsman Hall2階の中庭

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Rittenhouse Square

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自室の窓からの眺め


4月くらいから、夏休み中のアパートの部屋をどうするか?(=サブレットするか? & サブレットする場合、借主をどのように探すか?)ということが、クラスメイトとの話題によく上がっていました。概して、日本人学生はサブレットをしないケースが、その他の学生は何とかサブレットしようと頑張って借手を探すケースが多いようでした。

私は、夏の暑い時期に4ヶ月間も部屋を閉め切っておくのもあまりよくないような & 4か月分もの家賃が少しもったいないような気がしつつ、かといって全く知らない人にサブレットをするのも何だか・・・と、結局サブレットはしないつもりでいたのですが、幸運にも、知り合いの日本人の方お二人が、それぞれ異なる時期(6月と8月)に少し(3週間~1ヶ月くらい)ずつ部屋を借りて下さることとなりました。

友人の一人は、サブレットするために、自分の服や本等の持ち物全てを、別 の友人と私の部屋とに分けて運び込み、部屋を家具だけの状態にして準備万端だったところ、土壇場になって借主から"もっと安い部屋を見つけたからキャンセルしたい"と言われ、ほとんどタダ同然でサブレットすることとなってしまったようです。"こんなことになるならサブレットするんじゃなったな・・・"と、9月になり、私の部屋に運び込んであった大量 の荷物を自室へと運びながらつぶやいていた友人は、何とも可哀想でした。

<Year-End Dinner!!>

この1年間、色々と楽しい時間を一緒に過ごし、かつ、初めて海外で暮らす私を色々と助けてくれた友人達への感謝の気持ちを込めて、5月最初の日曜日に"Year-End Party"を開きました。"Studio"と呼ばれる日本のワンルーム・タイプの私の部屋に、果 たして何人くらいまでなら入るかな???と心配しつつ、15、6名の友人に招待のメールを出したところ、うれしいことにたくさん参加の返事をもらい、私を入れて総勢10名で夕方6時から夜中まで、夏休み間に楽しい時間を共に過ごすことができました。

普段は、授業の予習や課題に追われて心に余裕がなく、なかなかゆっくり料理をすることもない現状(惨状?)なのですが、この日ばかりは、"友人達に日本の食事を楽しんでもらいたい!"と張り切り、朝から一日中キッチンで大奮闘しました。

メニューは、散らし寿司おにぎり・きんぴらごぼう・豚肉の野菜巻き・おでん・お好み焼き等々です。日本に詳しい友人数名から、"たこ焼きが大好物!"いうリクエストをもらっていたのですが、大阪出身の私もさすがにたこ焼き用の鉄板をフィラデルフィアまでは持っておらず、代わりに"お好み焼き"を焼いて、"Japanese Pizzaだ"と紹介しました。いずれも友人の口に合うかどうかがかなり心配だったのですが、"こんな日本食があるの? コレは何? おいしいね。"と楽しんでくれ、特に"きんぴらごぼう"と"豚肉の野菜巻き"が大好評で、うれしい発見でした。

<インターンその1: 上海邁伊茲咨詢有限公司>

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12月に視察で訪れた上海マイツにて社長と視察参加者の皆さんと共に

長期的には日本に限らずアジアで仕事をしたい、依然から中国に関心があり実際の雰囲気を肌で感じてみたい等々の想いから、夏休み最初の4週間は、上海邁伊茲咨詢有限公司(上海マイツ・コンサルティング)でインターンをさせて頂くこととなりました。以前、中国進出日系企業・会計事務所視察で上海のオフィスを訪問させて頂き、お話しをお聞かせ頂いたことのある社長に、直接、無理を承知で4週間インターンとしておいて頂きたい旨をお願いしたところ、とても快く引き受けて下さり、実現した貴重な4週間でした。

マイツは、日本の公認会計士の方が経営されている会社で、東京・大阪・上海・蘇州・天津等、日本に5つ、中国に7つの拠点を持つ会計系のコンサルティング会社です。日本の公認会計士・税理士・社会保険労務士、中国の公認会計士等々、私がおいて頂いていた上海浦西事務所は総勢約100名の大所帯でした。

10年前に、社長自らが上海に赴かれ、黒子に徹して中国進出をする日系企業をサポートすること、及び、公認会計士を初めとする専門家に活躍の場を提供することを目的として、ぐんぐん成長されてきた会社です。

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外灘にて

人数では圧倒的に中国の公認会計士やスタッフの方が多いのですが、中国人の皆さんは英語か日本語を話される方がほとんどで、逆に、日本人の皆さんは中国語を話され(中国で仕事を始めてから、仕事と同時に学ばれる方が多いようです)、毎週の社長朝礼は全て中国語!(従って、私には何をお話しされているのかチンプンカンプンでした)という、Localizationの進んだ日系コンサルティング会社でした。

"会計の知識と経験があって、英語と日本語ができればひとまず大丈夫だよ"、と言って頂いていたものの、商法・税法・会計関係の実務的なルールをインターネットや本で調べるにはやはり中国語が必要で、英語や日本語に訳されている情報では最新・詳細のものを得ることが難しいため、初日にして顔面 蒼白となり、中国で仕事をする際の中国語の重要性を痛感することとなりました。

"オフィスに座って皆が仕事をしている様子を見聞きしているだけでも十分勉強になるから、焦らず少しずつ、学んでいったらいいよ"と励まして頂きつつ、英語と日本語でできる仕事を一部手伝わせて頂いたり、英語と日本語で可能な範囲で、中国の実務について書かれた本を読んだり資料を調べたりさせて頂きました。

また、後半の2週間は、朝会社が始まる前の時間を使って、中国語のプライベート・レッスンを受け始めました。毎朝7時半~8時半の1時間、"最初は何よりもpin-yin(中国語の発音)が大切!"ということで、中国語の発音を、ひたすら先生を真似ては手厳しく直してもらう・・・ということを必死で繰り返しましたが、2週間の付け焼刃ではどうにもならず、"中国語の勉強はフィラデルフィアで続けます!"と宣言して、4週間お世話になった上海マイツを後にしました。

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